公式HPより、ラファの新シーズンファーストインタビューです。
-------------------------------------------
Liverpoolfc.tv:新シーズンに向けて、あなたの期待しているものは何でしょうか?
Rafael Benitez:誰もが新シーズンが始まるごとに興奮していると思います。今年は、私たちは再び何人か新しい選手を連れて来ています。この選手団に大きな自信を持っていますし、私の意見では、私たちは毎年進歩しています。うまく行けば今年も同じようにそれができるでしょう。
Liv.tv:リバプールにあなたが来て以来、今年は最高の選手団でシーズンに入れるという自信はお持ちですか?
Rafa:ええ、そう思います。私たちは自分たちの弱点を埋めることの出来る選手を探しており、そのうちの数名は既に見つけたと思っています。うまく行けば、ここ数日か数週間のうちに、さらに見つけることが出来るでしょう。
Liv.tv:ジェイミー・キャラガーは、目標はタイトルに挑戦することであるべきだと言っています・・・まずはそこかそのあたりまで行き、それからさらに上を目指す。その考えは同じですか?
Rafa:はい、バレンシアでやっていた時、私たちにはバルセロナとレアル・マドリーというチップチームが相手におり、タイトルを獲ることは誰も話していませんでした。誰もがトップ4に入ることを言っている中で、私たちは2度タイトルを獲得しました・・・さらにUEFAカップもね。時にはあまり多くを語りすぎることは不要で、ピッチの上で実行あるのみですよ。私たちは競争相手となりたいと思っていますが、他のチームも強化していることはわかっています。自分たちの仕事をやり続けなくてはならない、それだけです。
Liv.tv:昨シーズンはチャンピオンとのポイント差を縮めました・・・同じことを2008-09にも出来るという自信のほどは?
Rafa:願わくはね。先ほど言ったように、バレンシアでは誰もタイトルのことなど言っていませんでした。私たちは同じこと、進歩し、強化することをやろうとしています。それから状況を見ることになるでしょう。それでも自信は持っていますし、努力しますよ。
Liv.tv:それでも、あなたはフットボールファンがどういうものかはご存知ですね。今は、1年でリバプールサポーターがタイトルを夢見る時期です。それは現実的な願いでしょうか?
Rafa:私たちは昨シーズンよりも良くなっています・・・あるいはうまく行けばそうなるでしょう。私たちはまだこれから、選手たちの相互理解を作り出さなくてはなりませんからね。改善を続け、これまでと同じようにハードワークを続けなくてはなりません。私たちがタイトルに挑戦しているという状況を作り出すことが出来れば、それから何かもっと重要なことが出来るかもしれません。しかし、まず第一のことは進歩で、それから毎試合終るごとに状況を確認しますよ。
Liv.tv:プレミアリーグは、今シーズンあなたが最も勝ち取りたいものだと言ってさしつかえないでしょうか?
Rafa:リバプールのようなクラブでは、常に全てのトロフィーが欲しいと思うものです。しかしもしそれに順位をつけろと言われれば、おそらく私は、まずプレミアリーグ、次がチャンピオンズリーグ、その次がFAカップ、それからカーリングカップと答えます。それが順位ですが、かと言って『我々はカーリングカップは勝ちに行かない』とは言いませんよ。プレミアリーグと同じぐらい真剣に獲りに行くつもりです。
Liv.tv:あなたが初めてここに来た4年前と比べて、今はタイトル争いはさらに厳しくなっているでしょうか?
Rafa:私たちがここに来た時、それが難しかったことは明らかです。1年か2年に渡って大金を投じてきたチームがいくつかありましたからね。今も、多かれ少なかれ状況は同じです。私たちの考えは、ビッグネームと、それだけではなくリザーブチームの選手も獲得することで、毎年選手団を強化して行くことです。私たちは、多くの若手選手によって昨シーズンはリザーブリーグ優勝を果たしました。そういう選手たちは、クラブの未来となるでしょう。
Liv.tv:あなたは既に、アンドレア・ドッセーナとフィリップ・デゲンというシニアの選手たちを獲得しました。彼らがどんな力になってくれるか、教えていただけますか?
Rafa:サポーターが私たちはワイドなエリアで改善が必要だと言うのに、私たちは同意できます。そのためには、ウィンガーと攻撃的なサイドバックを探します。デゲンとドッセーナは、前に出られる能力を持った選手です。彼らはストライカーに違うオプションと解答を与えてくれます。サイドバックがワイドな位置で前に出てくれば、ストライカーがチャンスを得るのがより簡単になりますからね。
Liv.tv:彼ら2人とも、すぐにファーストチームに入ると見ていますか?
Rafa:ええ、もちろんです。
Liv.tv:タイトルレースに関してですが、他のチームの移籍市場での動きについては注目していますか?
Rafa:全てを分析するにはまだ早すぎますね。市場が閉まる8月には、私たちは全チームの状況を確認することになるでしょう。しかし実際、私の最優先事項は、自分のチームを強化することです。先ほど言ったように、ファンはみんな私たちがワイドなエリアで強化が必要であることを知っており、私たちはこれをやろうとしています。その後は、選手たちの相互理解がカギとなるでしょう。
Liv.tv:そうしてサイドバックのエリアは強化されていますが、8月16日にシーズンがスタートするまでに、さらに新加入の選手を連れて来られるという自信はお持ちですか?
Rafa:私たちは本当に懸命に仕事をしています。いくつかの取引については終了間近ですし、ビッグネームと将来成長する選手も獲得し、進歩を目指すつもりです。プランは次のシーズンに向けての選手団を準備することですが、それからさらに数年間に向けて非常に大事なものを作って行くことも、忘れてはいけません。
Liv.tv:ピーター・クラウチは、ポーツマスとサインしてリバプールでの彼のキャリアを終らせるところです。彼が行ってしまうことには落胆していますか?
Rafa:ピーターと契約したその日から私たちが彼をサポートして来たこと、そして私たちが(夏の前に)彼に契約延長をオファーしたことを、人は理解する必要があります。しかし、私は彼が毎週プレーしたいと思っていること、毎試合スタートから出たいと思っていることを理解できます。監督としては、そういう立場を理解しなくてはなりません。また、プレスのほんの一部の人達は、移籍金を£7mだと言っていました・・・それで、私はクラブを守りたいと考え£15mと発言しました。しかし、選手の意向を尊重しなくてはならないことはわかっています。ですから私たちは多少の差こそありますが移籍金で合意し、今は選手側がポーツマスと話し合い、合意するだけです。
Liv.tv:彼を獲得した時は大勢の人間があなたの決断に疑問を呈していましたが、そんな中で彼がここで達成したものに誇りを感じているでしょうね。
Rafa:私は彼のここでの成長を誇りに思っています。私たちが彼をここに連れて来た時は、人々はいろいろと言っていました・・・彼が14試合でノーゴールのような状況だった時は特にでした。しかし、彼は自分の力を証明し、自分が優れた選手であること、すばらしいプロフェッショナルであることを証明しました。彼はすばらしい人物ですよ。彼の抜けた穴が大きいことはわかっていますが、毎週プレーしたいと望む選手を止めることはできません。トーレスとセカンドストライカーにジェラードがおり、昨シーズンの終わりと同じように、これからも自分にとって難しい状況になるということを彼はわかっていました。全ては友好的に進みましたよ。私は彼と、彼の代理人と話し合いました。彼がポーツマスと合意すれば、誰にとっても申し分のない結果となるでしょう。
Liv.tv:彼が移籍するなら、あなたは前線の強化を目指すでしょうね・・・ダビド・ビジャは選択肢の一つですか?
Rafa:私たちにはトーレス、ボロニン、カイト、バベルがおり、セカンドストライカーとしてプレーできるスティーブン・ジェラードもいます。しかし、もう一つのオプションを連れて来ようと努力しています。ビジャについては全て知っていますし、彼は私たちのリストに入っています。しかしおそらく難しいでしょうね。
-------------------------------------------
クラウチの移籍の話については、オニール監督にとっくり聞かせてやりたい(苦笑)。選手が出て行く時もこうでなくては・・・。ラファはよく冷たいとか厳しいとか言われる監督ですが、クラブの最善を考えながら、選手たちの最善を考えている人だと思っています。まだまだハードワークに追われる生活が続きそうですが、よろしくお願いしますよ!
PR
無題
クラウチの件、ファンとしては寂しいけど、選手の希望を尊重してあげてるクラブの姿勢に胸が熱くなっちゃいますねー。
シッソコの時もそうでしたが、リバプールのそうゆう所結構好きです。
ポーツマスもいいチームだし、来シーズン、レドナップの元でプレーするクラウチ見るのも楽しみですね!
無題
こんにちは、読んでいたいてありがとうございます^^。
シソコの時もいろいろありましたが、彼が新天地で活き活きとプレーしてファンに愛されているのを見ると嬉しいです。でもアロンソはやらないよ!とユベファンの友人にきつく言ってありますが(笑)。クラウチもシソコのように、新しい活躍の場所で彼らしいプレーを見せて欲しいですね。ただしレッズ戦以外で。
無題
本当にそう思います。
ゴールしても喜んだ顔を見せないから偏屈な人のように思われがちだけど、それは相手チームへの配慮だと本人が。
長期の怪我をした選手に対しても、辛抱強く待ちますよね。
オリンピックに出たがってる選手に対しても、結局は本人の気持ちを尊重して・・・
それはとても素敵なことだけど、サポとしては複雑な気持ちですね。
でも、いざ始まったら猛烈に応援すると思いますけど。(笑)
無題
相手チームへの配慮なんですか、それは知りませんでした。てっきりいつでもその後のことを考えるのに必死で、喜ぶ余裕がないのかと思っていました(笑)。コメンテーターに「ラファ笑えよ!」なんて言われたりしてますよね。
オリンピックは勝てば勝つほどクラブに帰って来るのが遅くなってしまうんですが、それでも応援してしまうんですよね~きっと。