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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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the League Managers' Association(英国リーグ監督協会)の公式ページに、ラファのインタビュー記事が掲載されています。監督協会が聞くだけあって、普段より踏み込んだ内容のことを語っています。
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Sue McCann(インタビューアー):今シーズンのすばらしいスタートで、リバプールが17年ぶりのタイトル獲得なるのではないかという話が既に盛んに言われています。いったいあなたはそういう予想をどううまく扱っていますか?または扱おうとしていますか?

Rafa Benitez:ええ、立場は二通りあります。一つは、9月か10月に既に6から8、もしくは12ポイントも首位と差をつけられていて、望みやチャンスがなくなっているという、思わしくない状況です。そういう状況ではどう対処するかというと、努力を重ね、日々、一度に次の一試合のことを考えます。それと違う立場というのは、「おい、優勝争いできるぞ」と皆が話している、今の私たちの状況です。これをどう対処しますか?考え方は同じですよ・・・一度に次の一試合のことを考えるんです。誰もが経験していることですよ。「OK、私たちは正しい方向に進んでいて、優勝は近い」と思っても、それから1、2試合連敗すれば、皆が見方を変えてしまう。今は私たちは良い位置におり、この位置をキープして行きたいと思っていますが、考え方は同じです。次の一試合のことを考え、落ち着いて、しっかりと試合に向けての準備をします。
McCann:私が最近話したあるトップクラスの監督は、あなたがチャンピオンズリーグでここ数シーズンの間に一貫して結果を出しているのは驚異的であり、今まさにその一貫性をプレミアリーグに持って来ようとしていると語っていました。あなた自身もそう信じていますか?

Rafa:私は、私たちはそれが出来ると思っています。しかし実際のところ、まだ早すぎるとも思っています。私としては、あと1、2ヶ月後にチームが順位表のトップにいて、なおかつチャンピオンズリーグで戦うオプションがあるかどうかを見守る必要があると考えています。自分の選手の集団を分析するのは重要なことだと思っています。私たちの選手層は充実し、その質も上がっていますが、チームが試合に勝ち続けたいのならば、選手たちのメンタリティが重要な要素です。彼らがどう適応しているか、そして時には、私たちが良いプレーが出来ている最中にも、彼らが必要としているだけの波のないプレーをしているかどうかを見ることもあります。

McCann:あなたはしっかりとシーズンのスタートを切り、勢いを得たところでインターナショナルブレークに入りました。10日間違う監督やコーチに指導されてきた選手たちが戻って来た時に、彼らを直ちにクラブのフットボールの考え方に戻すためには、どの位の努力が必要でしょうか?

Rafa:私は今の我々の日程には非常に落胆しています。ここイングランドでは難しさは格別ですよ。(国際試合の後で)土曜の早い時間のキックオフでは、チームにしっかりとした準備をさせるのは不可能です。選手たちは木曜の午後に戻って来て、彼らの何人かにやらせることが出来るのは、ほんのちょっとランニングをさせてから家に帰すことだけです。金曜の午前に軽いトレーニングをし、今回の場合はそれからポーツマスへ発つことになりますから、チームを準備する時間はありません。通常、国際試合に出てしまう選手たちは優れた選手だから召集されるのであり、毎試合勝つために必要とされる選手たちです。私にしたらチームをしっかりと準備することは不可能ですし、ほんの細かい所を準備するので精一杯です。フィジカル的に、そしてメンタル的に試合に向けてチームを準備するのは難しいですね。

McCann:それでは、インターナショナル・ブレークに続く試合は全て、日曜日に移されるべきだとお考えですか?

Rafa:その通りです。私にとって今現在重要なことの一つは、トップチームのスケジュールを変更する件です。私たちはチャンピオンズリーグでも同様の問題がありました。水曜に試合をし、次は土曜のキックオフで通常アウェイです。私はそれはフェアではないと考えますし、結局はそういう試合に勝つには問題が増えてしまいます。タイトル争いをしている時に、もしも普通のチームにアウェイで2、3試合を落としてしまったら、トップチーム相手にその後試合を落とすかもしれないことを考えれば、タイトルの可能性は非常に難しいものになるでしょう。

McCann:フェルナンド・トーレスは高額の値札を付けてやって来ましたね。彼は非常に早く適応し、人々は彼のことを「ジグソーパズルの足りない最後の1ピース」かもしれないという期待を寄せています。彼のプレミアリーグへの適応ぶり、そして彼が楽しんでプレーしているその姿に、あなたは純粋にゾクゾクしているに違いありませんね。

Rafa:私たちは、彼がとてもすばらしいメンタリティを持っていることを知っていましたし、プレミアリーグで初めから良いプレーをするためには、そういうすばらしいメンタリティが必要です。私は、彼がしっかりと適応できたのは、彼は勝者であり成長を望んでいたからだと思います。彼はここでプレーすることを望んでいました。彼と話をした時、ここに来て成功したいという彼の固い決心を見ることが出来、私にとってはそれが肝心なことです。

McCann:外国人選手の何割かは、他のリーグで彼らがやっていたようなことをプレミアリーグでフルに発揮することができません。フェルナンド・モリエンテスはリバプールではフランスでのようには合わず、彼はスペインに帰りました。アンドリー・シェフチェンコは未だに、彼がセリエAでやっていたプレーを再現できていません。このリーグのフィジカルとスピードに適応するためには、プレミアリーグに選手を連れてくる時は彼らが若いということが重要だと思いますか?

Rafa:非常に若い場合にはリスクを伴います。私が非常に若いというのは、23か24歳よりも下の年齢ということです。若い時に来るというのは、(プレミアリーグのフットボールのやり方について)全てを理解し、十分な時間があるという意味では重要なことです。彼ら全員がというわけではなく、彼らの一部において、あまりにも若すぎる時には、家族や周囲の人間が重要になってきます。私にとっては、選手の24から26歳の間というのは良い年齢だと思います。選手たちがより成熟する時期ですし、様々なことを理解し、なおかつ自分のスタイルというものに捕らわれるほどベテランではありません。彼らを管理し、共に働くことが出来ますし、彼らはあらゆることを理解出来ます。そのためには1、2年が必要でしょう。トーレスのような23歳の選手を連れてくれば、彼が25歳になったときには良い時期に良い年齢に達し、彼はプレミアリーグの全てを理解しているでしょう。

McCann:あなたは8月の移籍市場で、クラブの選手を売り買いして収支のバランスを取ったことを印象づけました。選手たちがクラブに適応できない時には、彼らにそれを理解させて素早く良い値段で売り払うコツを、あなたは会得しているようですね…。

Rafa:新オーナーと話し合いを持った時、私は彼らに、自分は「OK、私はこの選手にこれこれの大金を使いたい、それが肝心だ。」と言うようなタイプの監督ではないということを説明しようとしました。選手がうまく適応できなければ、可能な限り早く動かなくてはなりません。この選手はプレミアリーグには十分ではないと思ったならば、出来るだけ早くその選手を出さなければ、彼の価値は下がってしまうからです。私たちはこれをやろうと試み、今年はだいたい2500万ポンド前後を節約したと思います。これは実に、実に良いことでした。オーナーは私に「戻ってくる資金があるならば、その分の資金を使って構わない」と言っていましたからね。私たちはそう努力してチームをさらに強化して充実させ、使った資金と戻ってきた資金のバランスは私にとって適切なものでした。

McCann:あなたは、一人の選手が適応するまでに、自分なりの時間枠というものを持っていますか?例えば3ヶ月間は見守って決断するとか、それとも個人によって異なりますか?

Rafa:それは選手によります。英語が話せない状態でやって来る選手たちもいますし、彼らが学びたいか、進歩したいと望んでいるか、そしてそれが出来るかも判断の材料になります。時には進歩したいと思っていても出来ない場合もあります。そういうことや、彼らの周囲の人々のことも見なくてはなりません。もしも彼らが家族全員でやって来るなら、その選手にはもっと時間が必要でしょう。もしもその選手が自分ひとりでやって来て英語を学ぼうと考えているなら、そういう選手の決意は非常に役立ちます。そういう全てのことを分析するには、時に3ヶ月、時に6ヶ月、時に1年かかります。

McCann:必然的なことですが、チームの中には常に他の選手よりも有名な選手が存在するでしょう。スティーブ・フィナンはおそらく、あなたがローテーションを使っている時でさえほとんどの時間プレーしている、チームで最も波のない選手の一人であり、彼はおそらくそれに値するだけの賞賛を受けていませんね。あなたは世界のフットボールの彼のポジションの中で、彼をどれくらい高くランクしていますか?彼をどれくらい高く評価していますか?

Rafa:あなたに賛成ですよ。誰もがビッグネームの選手のことを語りますが、監督として私が自分の選手の集団、自分のチームを分析してバランスを考える時、同じレベルのパフォーマンスが出来る選手というのは常に必要です。通常、フィナンには悪い試合というのはありません。彼は常に非常にコンスタントなプレーをしてくれます。1-10段階で評価するなら、彼は常に7、8、9、時に10のプレーを見せてくれます。チームのレベルの一貫性、そしてシーズン全体について語る時、そういう類の選手というのは非常に重要な存在です。彼はとても優れた右サイドバックであり、賢く、優れた能力と技術を備えた選手です。

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こういう突っ込んだインタビューの中で、最後にフィナンが出てきたのがとても嬉しくなりました。ひざの怪我は大丈夫なんでしょうか。早く治して、また彼らしいプレーを見せて欲しいですね。
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無題

フニクラさん、長文翻訳乙でした。
最近何かと逆風の多いベニテスですが、上位陣がもたついてる今季は是非とも結果を残して欲しいものです。
フィナン…本当に頼りになる選手になりましたねぇ。移籍当初はフルアム時代のようなパフォーマンスが見られず、ベニテスにもあまり評価されてなかったと思います(以前はアウベス獲得の噂も出ましたし、正直自分も「アウベス獲れ!」と思ってました)。しかし、今では押しも押されぬプレミア、いやヨーロッパを代表する右サイドバックですからね。31歳になりましたが、まだまだリバプールで頑張って欲しいです。あの時は見限ろうとしてゴメンよフィナン…

無題

アウベスもいいですよね~。本人も移籍を望んでいるのに、セビージャの会長が意地でも出さないようで、気の毒です。それでもチェルシーに獲られるよりはいいですけど(笑)。
フィナンはポーツマス戦でもいいオーバーラップからクロスを見せてくれました。守備でちょっと危なっかしい場面もありましたし、右ひざをちょっと気にしているのが気になりましたが、火曜の試合には問題ないようで一安心です。
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