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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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El Mundo紙に連載中のラファのコラムの、スペイン代表戦の翌日に掲載されたものを訳しました。スペイン語→英語→日本語です。
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●ラファ(El Mundo)

スペインは準々決勝進出を決めました。終了間際までハラハラさせられましたが、ビジャのゴールがまさにスペインに勝利をもたらしました。昨日のスウェーデン戦は我々は勝利に値し、同時に次のラウンドへの場所を確実にするに値しました。以前のコラムで私は既に、初戦に勝利することの重要性について論じました。その時に、私は敗戦を避けることが全てのチームにとってどれほど重要かを述べましたが、今になってさらに、私たちは最初の2試合に勝つことがどれほど決定的なことかを確認しています。
2試合で既に次のラウンド進出を決めていれば、ポルトガル、クロアチア、オランダ、そして今はスペインもそうですが、それは非常に価値あるアドバンテージとなります。それには二つの大きな理由があります。第一に、選手たちを変更できることです・・・かの有名な言葉「ローテーション」を使いたくはありませんが・・・それは、非常に長いシーズンを戦ってきた選手たち、まずはクラブで、それから代表チームで戦ってきた選手たちを休ませることができます。さらに他の選手たちを試合に参加させることで、マッチフィットネスを上げ、チームで活動できる重要な一員であるという感覚を与えます。そして第二に、結果としてそれはグループの原動力、団結、チームコンセプトを向上させます。そういうものは、これからのトーナメントにおいて鍵となり得るものです。

ルイスとトーレスの間の問題に関しては、私はそれは必要以上に大きくされていると感じていますし、幸運なことに今は、私たちは何のしこりも残していないと言うことができます。フェルナンドは直ちに自分の誤りの可能性を認めましたし、時間を置いてルイスが配慮し、全てが解決しました。トーレスが昨日の試合でスターティングメンバーだった事実が、全てが上手く行っており、私たちがこういう小さな出来事ではなく、ピッチの上での事に集中できるというという何よりの証拠です。

考慮すべき一つの側面は、これからの試合日程です。私は大会開始からこれを気に入ってはいませんでした。チームは二つのグループに分けられ、違うグループとは決勝まで対戦しません。そして理論上、もしもオランダがルーマニアから1ポイントも得ることがなければ、それで彼らは利益を得ることになります。そして私にはそれが正しいこととは思えません。

スウェーデン戦に戻りましょう。「終りよければ全てよし」スペインはこの試合に同じスターティングイレブンで挑み、初戦と同じスタイルで戦いました。私たちはボールポゼッションをキープし、サイドバックはワイドなエリアを使うために攻撃をサポートし、ウィンガーは中盤で数的優位を作るために中に切れ込みました。この考え方で、ほとんどチャンスは作れませんでしたが、私たちは試合をコントロールしていました。フェルナンドのCKからの機に乗じたすばらしいゴールの後は、あれだけのポゼッションをキープしていた結果としては不思議なことですが、2度目の枠内シュートは出ませんでした。それどころか、それはセルヒオからのロングボールと、ビジャの「セカンドボール」を打ったものでした。そこからはスウェーデンがコントロールを取り、彼らが得点を決めたのはその時です。その時間帯には、最後にPKのクレームをつけるまでは、私たちは全く危険を生み出すことがありませんでした。

ハーフタイム後も同じような展開でした。スペインはある時点では65%や70%のポゼッションを取っていました。何度か決定機はありましたが、ポゼッションの優位は生産性を生まず、スペインは2点目を決めるのが非常に厳しいかのように見えました。とは言え、試合終了間際に有効なロングボールがもう一度供給されました。ビジャが再び、彼のゴールスコアラーとしてのすばらしい技術と執念を見せました。結果として、私たちはこう認めなくてはなりません。スペインは多くのタッチを使うショートパスのプレーに依存すべきだというセオリーに、こだわる必要はありません。私たちの代表チームがはっきりとしたプレースタイルを持っているというのはその通りですが、他の代替策も有効であるという、手の中の事実に対してオープンであるべきです。結論として、スペインの今のバランスがポジティブなものに間違いはないということに、私たち全員が同意すべきです。

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リバプールでダイレクトフットボールを展開する、まさにラファならではの発言です。これはスペインでは異端なんでしょうか?しかしアラゴネス監督も割り切って、中盤を支配してゴールに繋げるフットボールとは別の道を選択しているようにも見えますが・・・。スペイン本国の「専門家」たちの意見を聞いてみたいです。
グループCについても面白いことに触れています。このトーナメントの組み方は今までのEUROとは違っていて、おそらくは開催国をより有利にするためだと思うんですが、個人的にもおかしいと思っています。ラファが言っているのは、オランダは準決勝でグループ2位のチームと再び当たる可能性があるので、最終戦にオランダが負けることで、一番組み易いと思われるルーマニアが勝ち残るということです。わざとそんなことはしないと思いますが、オランダがメンバーを落とすのは間違いないですし、ポルトガルがスイスに敗れるんですから、オランダが苦手のルーマニアに敗れたとしても全く不思議はありません。しかしそうなったらイタリアとフランスの世論はきっと火を吹くんでしょう。どっちにしろ、オランダが準決勝でルーマニアと当たることはないと思うんですけどね・・・ありがたいのはスペインかも知れません。
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