12月1日に公式HPに掲載された、ペペ・レイナのインタビューです。長いので2つに分けています。インタビューの表題は、“
SORRY BOSS, I DIDN'T MEAN IT(すいませんボス、そんなつもりじゃなかったんです)”
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アンフィールドでのはじめてのシーズンで数々の記録を更新し、ペペ・レイナはクラブの偉大なゴールキーパーたちに比較されるほどだった。しかし、プレミアシップでのセカンドシーズンの開幕につれ、スペイン人ストッパーにとって物事は少しゆがみ始めた。マージーサイドダービーで見られたようなミスの連発で、彼は突然標的にされた。一年間のすばらしいプレーは何の意味もないようだった。
しかし、それが歴史あるおもしろいスポーツ、フットボールである。2ヶ月が経過し、8試合で7つのクリーンシートを記録するにつれて、信頼度は再び上昇した。今ペペについての話題で唯一のことは、彼の契約延長についてである。
それでは彼は今何を感じているのだろうか?Liverpoolfc.tvはそれを知るためにメルウッドを訪問した。
Liverpoolfc.tv:まず始めに、今週はラファがあなたとの契約を延長したがっているということについて、ずいぶん話題になっていました。あなたはそれについてどうお感じですか?
Pepe Reina:僕はまだ2年の契約期間が残っているから、今の時点でそのことについて悩んではいない。僕はリバプールにいて満足しているよ。
Liv:今シーズンの初めに物事がうまく行かなかったとき、あなたはちょっと叩かれていましたね。それはハードでしたか?
Pepe:ミスとすばらしいセーブは紙一重だから、ゴールキーパーというものは常に批判にさらされるものなんだ。ゴールキーパーならそういうことにも備えておかないと・・・ミッドフィルダーとは同じじゃない。僕は自分自身を信じていたし、ボスとチームメートたちも僕を信じてくれていることがわかっていたから、冷静でいられたよ。
Liv:あなたは時々ああいう新聞を読みますか?
Pepe:僕は新聞を読むのがあんまり好きじゃないんだ。スペインのものでさえそうだ。プレスが何を言ってもね・・・僕は自分がいいプレーをしたときも悪いプレーをしたときも、自分でわかるよ。
Liv:あなたは夜ベッドに入ってから、自分のミスについて考えたりしますか?
Pepe:うん。僕は、ミスから何を学ぶことが出来るか、そしてそれを再び犯さないためにはどうしたらいいか、考えるようにしている。僕は常に成長し続けていたい。困難な時だったけど、僕の出来は悪かったからね。でも、バルセロナでプレーの機会がなかったときにどう感じていたかに比べれば、どうってことはない。
Liv:イェルジー・デュデクは、シーズンの初めの数ヶ月の間、あなたを助けてくれましたか?
Pepe:うん。イェルジーはどんな時でも僕を助け、サポートしてくれた。彼は、リバプールでの2シーズン目の自分の経験を僕に話してくれたよ。彼の場合も、多かれ少なかれ似ていたと言っていた。僕たちはそういうことについて何度も話をしている。彼は本当にすばらしい人で、とてもいい友人でもあるんだ。
Liv:あなたの次のキーパーであることに彼が我慢できなくても?
Pepe:クラブのゴールキーパー同士の関係っていうのは多くの場合、チームで使われていない選手の人柄による。ベンチに座り続けるというのは難しいものだからね。しかし、イェルジーとは全く問題ない。彼はそういう状況については良いという以上だよ。
Liv:あなたがキャリアの中で最も影響を受けたのは誰ですか?
Pepe:父だね。彼はスペインのトップリーグで17年間ゴールキーパーを務めた。彼はバルセロナとアトレチコでプレーしていたから、僕が彼から学べることはたくさんあった。
Liv:彼はあなたにアドバイスするために、今も電話を掛けてきます?
Pepe:僕たちはいつも話をしているけど、今は二人のゴールキーパーというよりも父と子の会話だね。家族と話すときには、フットボール以外のことの方が重要な時もある。
Liv:彼はもうアンフィールドにいらっしゃいましたか?
Pepe:いや、でも彼は今月の終わりか1月には多分来るだろう。彼にとっても僕にとっても、特別な経験になるだろうね。僕は彼に、アンフィールドの雰囲気を体験するためにここに来るべきだと言い続けていたんだよ。
Liv:それでは、あなたはパパに影響されてゴールキーパーを目指していたんでしょうか?
Pepe:ほとんどの子供は走り回ってゴールを決めたいと思うよ。僕も同じだったけど、すぐに、自分は身体的にミッドフィールダーやウィンガーや他のどのポジションよりも、ゴールキーパーが適していると気がついた。
Liv:あなたは以前、プレミアシップのフィジカルさに驚いたと言っていましたね。どうやってそれに適応しましたか?
Pepe:どこでやってもフットボールはフットボールだけど、おそらくここの方がわずかにフィジカルだね。とにかく僕は完全にフィジカルだから、チームが僕を必要な時には勇気を持って行くだけだし、考えるよりもやれ、だよ。チームのみんながジムで時間を過ごしている・・・これも重要なことだ。
Liv:あなたにはペナルティを止めるキーパーとしてすばらしい評判があります。その秘訣は何ですか?
Pepe:それは秘密、悪いね!
Liv:あなたは何か縁起かつぎをしますか?
Pepe:たくさんするよ。まず右足から最初にピッチに入る。キックオフの前にポストとクロスバーにも触れる。なぜかは自分でもわからないけど、まあ縁起かつぎだね。
Liv:あなたがプレミアシップでトップ3だと思うゴールキーパーを教えてください。
Pepe:ここにはいいゴールキーパーがたくさんいるから、3人をあげるのは難しいね。イェンス・レーマンはいいキーパーだと思うし、ポール・ロビンソンも、ペトル・ツェフもすばらしい。僕はシェイ・ギブンも好きだ。スコッティ・カーソンも同じようにとても良くやっている。
Liv:私は彼についてお尋ねしようと思っていたんです。彼はどうでしょう?
Pepe:彼はとても若く、これから成長する時間がたくさんある。だから僕たちは彼についてポジティブだよ。彼は本当にすばらしいゴールキーパーになるだろうと思う。
Liv:あなたが1試合でもっとも許したゴールの数はいくつですか?
Pepe:5点だと思う。レクレアティーボ戦で、フローラン・シナマ・ポンゴルがいるチームだよ。あれはまさに悪夢だった。僕たちは試合のほとんどを9人で戦ったんだ。ありえない話だよ。相手はチャンスに次ぐチャンスで、ひどい気分だった。でもまあ、あんなことはおそらくキャリアの中で1度か2度しか起こらないだろう。
Liv:あなたはプレシーズンの親善試合で、ラファが交代選手を使い果たした後に中盤でプレーしましたね。もう一度やりたいと思いますか?
Pepe:あれは確かに経験だったよ!僕は15分でへとへとに疲れて、今はフィールドの選手がどんなにハードかわかる。彼らをもっと尊敬するようになったから、もう選手たちに叫んだりしなくなるかもしれないね!彼らがパスやゴールをミスしたときにどんな気持ちになるかを僕も感じたよ。あれはフレンドリーマッチだったから面白かったけど、僕はこれからはゴールマウスの中に留まると思うよ。
Liv:それでは、あなたは中盤に出ましたが、もし必要になったとしたらどの選手があなたの代わりにポストの間に立つことになると思いますか?
Pepe: シャビ・アロンソだね、間違いなく。彼は時々練習でキーパーをやって、たくさんのセーブをしているよ。彼は僕の後ろにいる4番目のキーパーだと思うよ、イェルジーとデビッド・マーチンとね!彼が最後の数分間のペナルティをセーブできるかどうかは保証できないけど、彼には明らかにキーパーの素質がある。
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ペペ・レイナインタビュー Vol.2へ続くPR