ハリー･キューウェルインタビュー Vol.1

公式HPより、12月22日掲載の、ケガで治療中のハリー･キューウェルのインタビューです。長いので二つに分けています。
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Liverpoolfc.tvはハリー･キューウェルの怪我の状態と2007年への抱負を聞くためにメルウッドを訪れた。我々は、オージーが木製の足を持っているというショッキングで全く予想していなかった新事実を得て帰ってきた･･･

Liverpoolfc.tv：あなたはリバプールクリスマスディナーに行ってきたばかりですね。シークレットサンタ（※匿名でプレゼント交換をし合うゲーム）をやっていたと聞きましたが、あなたは何を貰いましたか？

Harry Kewell：いいベルトと、リバプールの靴下を履いた木製の足！良いものも結構あったね。ラファは本を一冊と、レザーコートを貰っていたみたいだ。

Liv.tv：あなたたちの精神状態は今どんな感じですか？

Kewell：彼らは元気だよ。とにかく前進を続けること、楽あれば苦あり、だよ。懸命に努力を続け、それをピッチで見せるだけだ。本当にがっくりすることもあるけど、これは女の子の競技じゃない。僕はフットボールですばらしい時を経験したこともあるけど、今は辛い時を過ごしている。何試合かやって、たぶん身体は僕に休みが必要だと言っていたんだよ。

Liv.tv：どのようにして忙しく過ごしてらっしゃいます？

Kewell：怪我をしている時っていうのは、実際暇が少なくなるんだよ。治療のためにやらなくはならないことがたくさんあるからね。僕は時間の大半をメルウッドで過ごしている。

Liv.tv：今のあなたの日課を教えていただけますか？

Kewell：午前9時から午後2時までトレーニングして、それからちょっと休憩。その後また午後5時から8時までトレーニング。必要な箇所を全てしっかりと安定させるための治療で、同時にエクササイズと心肺機能の強化でもある。

Liv.tv：いくつか手術を受けるためにオーストラリアに帰っていたんですよね？

Kewell：うん、4回の手術を受けるためにね。その間中にずっと何が起こっていたかを、リバプールは正確に把握していた。電話一つの距離だからね。ラファはどう進行しているか確かめるために、僕に何度も電話をくれたよ。僕は、フットボールを抜きにしても、彼は正真正銘のナイスガイだと思う。彼は自分の選手たちを気にかけている。僕は、ピッチに戻って彼に自分の能力を見せるのが待ちきれないよ。

Liv.tv：今まで全ての試合を見る機会がありましたか？

Kewell：うん、彼らの試合はすべて見た。アウェイの試合のいくつかは、僕たちは試合の大部分で相手にプレーをさせていなかったのに、ちょっと運がなかったと思うよ。ただボールがネットを揺らさないだけという時もあった。そういう時期を切り抜けて、今僕たちは前に進んでいると僕は確信している。

Liv.tv：新加入の選手たちを意識していますか？

Kewell：チームに新しい選手たちが来るというのは良いことだ。新顔が回りにいるというのはね。彼らが慣れるまでにはほんのちょっと時間がかかるものだけど、彼ら全員が本当に良くなじんでいるよ。すばらしい選手たちが彼らの周りにいるし、彼ら全員が良く応えている。

Liv.tv：マルク･ゴンザレスが入ってきています。同じ左のウィンガーとして、彼をどう思います？

Kewell：彼はすばらしい選手だよ。そうでなければ監督は彼を買わないだろう。まだプレミアシップ1年目で、それは難しいものだけど、彼にはイングランドの多くのディフェンダーを恐れさせるだけの能力がある。フェアな立場で、僕は彼が持てる才能を発揮することを願っているよ。

Liv.tv：プレミアシップのその他の試合もたくさん見ていますか？

Kewell：うん。ほとんどのチャンネルでフットボールをやっているから、そこから逃れられないよ。

Liv.tv： "選手の選ぶ年間最優秀選手"で誰に投票するか、考えていますか？

Kewell：投票はあるけど、まだ1ヶ月か2ヶ月も先のことだからわからないな。3月に入るまでは決めないだろうね。良いプレーをしている選手はたくさんいる。

Liv.tv：投票の時期が来たら、選手たちはそのことを話し合ったりするんでしょうか？

Kewell：いや、これは個人的なことだと思う。操作だって出来るかもしれないんだから、そんなことをしたら楽しみがなくなってしまうよ。

Liv.tv：the Ashes（イングランド対オーストラリアで行われる、2年に1度のクリケット大会）を見る時間はたくさんありますか？

Kewell：それは愚問じゃない？

Liv.tv：あのー、そうですね･･･

Kewell：ばかばかしいくらい何度も投球するんだけどね、パースにいた間はもっとずっと見る機会があった。クリスマスのあたりは、4回戦を見るために起きているつもりだよ。ハイライトはずっと見て楽しんでいる。でもまだ終ってないよ。僕たちオーストラリアは5-0を望んでいるんだ！
（※既に5回戦中オーストラリアが3連勝し、勝利を決めています。）

Liv.tv：他に誰かクリケットに夢中になっている選手は？

Kewell：去年はね！イングランドの選手は全員が去年はクリケットにはまっていたのに、突然誰も好きじゃなくなったみたいだ。彼らのほとんどはただそっぽを向いて、もうそんなことに関わってる暇はないねなんて言うもんだから、彼らをそれでいじめることもできないんだよ！まだはまっている奴のことを、僕はちょっとからかったりしている。ロビーはクリケットのファンで、フィジカルコーチのRob Priceもファンだし、ドクターもクリケットが好きだと思うけど、クリケットの大ファンと言われていた他の全員は、今は存在していないよ。

Liv.tv：Shane WarneとMonty Panesarでは?
（※Shane Warneはオーストラリア、Monty Panesarはイングランドの有名なクリケット選手）

Kewell：その答えはわかっているよね。一人はまだスタートを切ったばかりで、もう一人は歴代記録を破ろうとしているところだ。世界のどこにもWarneに代えられる選手がいるとは思えない。

Liv.tv：ピッチからちょっとの間離れていることで、フットボールの引退後についていろいろと考えたりはしませんか？

Kewell：いや、そんなことはない。全くないよ。人はそういうことを言うけど、全くくだらないことだと思う。集中しているのはたったひとつ、怪我を治すこと。僕が考えているのはそれが全てだ。

Liv.tv：バルセロナ戦に戻ってくるチャンスは？

Kewell：そうだね、この段階では僕はどことでもプレーしたくてたまらない。こんなにずいぶんフットボールから離れてしまい、今は出て行って自分がプレーしたいという気持ちでいっぱいだ。ただプレーしたい、それだけだよ。今はまだボールも蹴れないんだ。

Liv.tv：バルサが引き当てられたときの選手たちの感想はどうでしたか？

Kewell：チームにとってはファンタスティックな試合だけど、選手たちに関する限りは、それはチャンピオンズリーグの次のラウンドというだけだ。みんなは興奮しているけど、事実としては、僕たちはチャンピオンズリーグの次のラウンドにいるというだけだ。誰と対戦するとか、どこでやるかは重要じゃない。選手たちは全員が次の試合に集中しているし、チャンピオンズリーグが再開する時に、僕たちはそのことについて考え始めるだろう。

Liv.tv：メッシがメディアに語ったところによると、バルサはこの抽選結果を歓迎しており、リバプールはタイトルホルダーと戦うのを恐れているだろうとのことですが。

Kewell：彼はまだ若い選手だし、実際彼らはヨーロッパチャンピオンなんだから、それを言うのを許されている。でも僕にとっては、どことやるかは重要じゃない。

ハリー･キューウェルインタビュー Vol.2に続く>>>