トーレスのオフィシャルサイトに、手術後のインタビューが出ています。
※ベナユンのコメントを追加しました。
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今シーズンの最後の最後に、またつまずいてしまいましたね・・・まだこれからワールドカップが待っているから、僕たちはポジティブであり続けなくてはならない。怪我で厳しい1年を過ごして、あまり試合でプレーできず、もっとゴールを決められなかったのはものすごく残念だ。僕たち全員が、全てを完璧に進めようとして頑張ったけど、物事は僕たちの望んでいたようにはならなかった。これから僕たちに残された期待は、南アフリカに向けてフィットするように努力することだけだ。
手術を回避しようと努力しましたか?可能性は3つあった。一つめは、半月板が問題なく、保存療法で良くなることだった。僕たちは1週間それをやった。決断をする前にもうちょっと手探りでやってみるという可能性もあり、そして3つめの可能性は、半月板が損傷していることだった。金曜の夜に膝の検査を受けて、手術が必要かもしれないということがわかった。月曜のバルセロナでははっきりとはしていなかったんだけど、金曜にはかなり確実になっていたんだ。結局は軟骨ではなく外側半月板が損傷していて、それが影響していたんだよ。
ヨーロッパの航空規制のため、あなたは車での移動を強いられました。うん。金曜に半月板がどうやら悪いらしいということがわかり、僕たちは時間との競争になった。もともと予約していたフライトがキャンセルになって、僕たちは30分足らずで旅の予定を立てなければならなかった。旅はすごく長かったけど、バルセロナまでの片道だからね。ユーロトンネルのチケットが取れたのはラッキーだったよ・・・満席でものすごく厳しかったからね。僕たちはパリ近郊で仮眠して、そこで少し休みが取れた。日曜に現地時間の20:30頃にバルセロナにたどり着いた時には、もうへとへとだったよ。ホテルに着いて、かろうじてさっとシャワーを浴びて、それから病院に行ってクガート医師に会った。それからきっかり3時間後には、手術は終わっていたよ。
あなたがクラブよりも国を優先したという声もありますが・・・そんなことはない。最終的な決断を、手術を決める前に、僕たちはあらゆる可能性を探ったんだ。半月板は損傷していて、ドクターたちは全員、右ひざの手術が必要であることに合意したよ。ヨーロッパリーグのホームでのベンフィカ戦で、開始2分で怪我をして、それでも僕は膝を痛めたまま85分間プレーを続けた。もし僕がスペイン代表とワールドカップのことしか考えていなかったら、痛めたすぐその場でボスに交代を求めていたと思う。
トーレスはまたしてもアトレティコ戦を欠場することになります・・・リバプールとの2連戦を。これは偶然の一致ですか?うん、偶然の一致だ。隠れた要因は何もない。
ビセンテ・カルデロンの試合を逃すことに落胆していますか?戻って「アトレティ」と対戦することに、僕はとても興奮していた。あそこに行って皆に挨拶したかったよ。僕にとって愛情のこもった場所だからね。でもこれからまだチャンスはたくさんやってくるよ。
勝ち上がりの本命はどちらだと思いますか?この対戦は完全に拮抗しているから、本命はいないよ。セカンドレグをアンフィールドでやれるというのはリバプールに有利だけど、しかし一方で、どういう試合になるかはファーストレグの結果次第だ。
この試合を見に、ビセンテ・カルデロンへ行くご予定は?膝の回復過程での治療が必要で、試合を見に行けないんだ。一日一日が勝負なんだよ。でも、アトレティコが僕に名誉会員章を贈ってくれたことには感謝している。
これからワールドカップが待っていますね・・・この大会を僕は4年間待ち続けた。そして、もし何もかも順調なら出場できると思う。僕の回復作業は今日が始まりだ。
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●ベナユン
(Liverpool Echo)「勝利はいつでもいいもので、重要な試合の前には自信を与えてくれる。僕たちはマドリーへ良いムードで向かい、そこで勝ちに行くよ。
僕たちはトロフィーを勝ち取りたい。そこまでは間近だ。セカンドレグに向けて良い状況でここに帰って来られるように、結果を出すためにやれることは全てやらなくてはならない。僕は、僕たちはやれると確信しているよ。
僕たちは彼らに問題を起こすことができる、そう僕は信じている。トーレスがいなくてもね。彼は世界最高のストライカーで、彼がいればはるかにやりやすくなる。残念なことに彼は怪我をしていて、プレーできない。
僕は彼に、彼の元クラブと対戦して欲しかった・・・彼はそれに値するよ・・・彼にとって、特別な瞬間になっただろう。でも僕たちは、彼のためにこの試合に勝ちに行かなければならない。
落胆のこのシーズンを、僕たちはトロフィーで終わらせなければならない。僕たちはそれを、フェルナンドを含めた皆に贈りたいんだ。勝ち取ったトロフィーは何であろうとすばらしいし、僕たちはそれを成し遂げたい。
もう一歩上のプレーをしてもっと力を出す、それは残された僕たちにかかっている。僕たちは、彼のためにプレーしなければならない。彼はここまで僕たちを連れて来てくれた、僕たちに多くの勝利をもたらしてくれた人間だ。
僕たちには、彼がいなくてもやれるだけの能力がある。チームに入る他の人間が、頑張って力を出してれるよ。」
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右ひざの外側半月板というのは、まさに1月に手術をした箇所です。その時はほぼ1ヶ月で復帰していますので、同じ内視鏡手術ならば6月16日のスペイン初戦には間に合いそうです。無理をさせないように、デル・ボスケさんどうぞよろしくお願いします。
(追記)ベナユンのコメントが心に響いたので、追加しました。ヨッシー(泣)。さすが遠征のルームメイトで菓子友です。
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無題
聞く所によるとドログバも手術の可能性らしいですね。BIG4のエースがもれなくWC前に壊れて思わず笑ってしまいました。でもチェルシーってレッズとやる頃ぐらいにAコールも、エッシェンも返って来るんですね。やめてくれ。フニクラさん的には見たいですかね。
Re:無題
ドログバも手術の可能性ですか・・・会場がアフリカだし、彼は万全で臨みたいでしょうね。ACNのつけもあるかもしれませんね。
私としてはドログバもエッシェンもAコールも見たいです!で、彼らをちょちょいとひねってやるところが一番見たい(笑)。
無題
ベナユン・・(涙)ホントに選手みんながいい人にあげるのが分かります・・今回も長旅なので気の利いた物を持っていってチームメイトに配るのを想像しちゃいました~チーム内の看護婦さんかな^^トーレスはまたもやカルデロンで試合も観れないようですね・・1ヶ月フルでリハビリして復帰でギリギリですし仕方ないですね。。次こそはCL決勝Tで両チームが戦えるときに叶えて欲しいです・・。きっとチーム一丸となって勝利を勝ち取ってくれますねっ!
ドログバはヘルニアだったかな・・プレミアはどのFW選手も負担が大き過ぎて怪我を抱えてますねぇ・・敵味方関係なくやっぱりみんなべストの状態で戦っているのが見れるのがいいです^^
Re:無題
T-Loveさんのおっしゃるように、敵味方関係なく怪我はいやですね!彼らが現役で働ける時間は決して長くはありませんから、なるべく元気で、ベストの状態でフットボールを盛り上げてもらいたいと思います。
無題
トーレスはまた半月板ですか・・・。
関係ありませんが私も左、そして右と続けて半月板の手術をした事があります。(私はサッカーとは違うスポーツで痛めたのですが・・・。)私の場合はスポーツができるようになるまで8ヶ月ほどかかりましたので、彼のように1ヶ月で復帰できるなんて信じられません!影にそうとうの努力を積んでいるのでしょうね。まあ、私のような一般人と一流選手を比較してはいけませんね・・・(笑)。
とにかくきっちりと怪我を治して、WCはベストコンディションで臨んでほしい。そして来季にはWCでさらに大きくなったエルニーニョを見せてほしいと思います!!
Re:無題
WCはあまり無理をしないで来シーズンに備えて欲しいというのが本音ですが、「4年待った」と言われると弱いです。スペインにとってはタイトルのチャンスですからなおさらでしょう。心置きなく戦ってもらいたいですね。