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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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公式HPより、キャプテンについてのティエリ・アンリの独占インタビューです。
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ティエリ・アンリが1999年8月に初めてアンフィールドを訪れた時、彼はまだイングランドに来て1ヶ月足らずだった。ロビー・ファウラーの見事なゴールもあってリバプールはその日2-0で勝利したが、アーセナルの新ストライカーの目を引いたのは、もう一人のスカウサーのパフォーマンスだった。Toxteth生まれではなく、Huyton生まれの選手。

Dermot Gallagherが試合終了の笛を吹き、両チームがトンネルを降りて行きながら、アンリはチームメートのパトリック・ビエラの肩を叩いてこう聞いた。「中盤にいたあのガキは誰だ?」
「スティーブン・ジェラード」彼と同国の男はそう答えた。「彼はものすごい選手になるぞ。」

それから数年がたち、アンリとジェラードは、プレミアリーグの中にその名を書き記すと同時に、お互いのことをずっと良く知るようになった。お互いの尊敬が電話番号の交換を促すまでそう長くはかからず、そこから友情は発展して行った。アンリがアーセナルを去ってカンプノウに行く前には、ジェラードが彼にマージーサイドに来いと懇願しているという噂さえ流れた。

さて、Liverpoolfc.tvの独占インタビューの中で、このフランスのエースはその会話の全てを明らかにし、歴史が彼の友をどう判断するかを見極める・・・

Liverpoolfc.tv:あなたはスティーブンと何度も対戦しましたね。特にこれという時がありますか?

Thierry Henry:すごくたくさんあるよ。リバプールでプレーする時はいつであろうと、彼に自分のプレーをさせないようにしなくてはならない。そうでなければおしまいだ。彼はミッドフィールダーで、彼がこれまで決めてきた重要なゴールを全部見てみたら・・・そう、あれだけ多くの重要なゴールを決めてきた選手は、世界中のストライカーでも見つからないね。ましてやミッドフィールダーには決していない。いったい彼がどれだけ何度も、試合の終了間際にゴールを決めただろう?それをやったストライカーを思い出そうとしてるけど・・・いないね。そういうことを考えてみてくれよ。

Liv.tv:あなたたちの友情について教えてください。どれぐらい親しくなっているんでしょうか?

Henry:うん、本当に親しいよ。僕はリバプールとスティービーGと何度も対戦して、一人の選手をあれだけ高く評価して毎試合顔を合わせていれば、会話を交わすようになる。僕はいつも自分が彼をどれほど賞賛しているかを彼に話したし、彼も同じことを僕に言ったよ。僕たちは電話番号を交換して、それ以来連絡を取り続けたんだ。

Liv.tv:それでは、あなたたちはバルセロナにいる今も話をしていますか?

Henry:ちょっとしばらくは話してないね。最後に話したのは、今シーズンの初めごろだったと思う。彼にメールを送るよ。きっと間髪いれず返事が来るだろうね。

Liv.tv:あなたがアーセナルを去る時に、リバプールに来ることについて二人の間で話したというのは本当ですか?

Henry:そうだね、そう言われたね。でも僕にとっては、アーセナルからプレミアリーグのほかのクラブに移籍すると言うのは難しいことだった。僕たちはそのことを話したけど、それに現実的な意味合いはなかったよ。僕たちの願いを話しただけさ。

Liv.tv:もしかしたら、あなたはいずれプレミアリーグに戻るかもしれません・・・

Henry:いや、僕は実際そうは思わない。人生には絶対はないけどね。でも今現在は、僕は本当にそうは思わないよ。

Liv.tv:彼と一緒にプレーすることは好きでしたか?

Henry:ああ、すごく、すごくね。当たり前さ・・・他にも一緒にプレーしたいと思う選手はいるけど、彼はインスピレーションそのものだ。彼はあんまり口数が多くない、それは僕にパトリック・ビエラを連想させる。彼はやるべきことをやるんだ。言葉ではなく行動でリバプールを鼓舞する。あのイスタンブールの試合があって彼が2005年のヨーロッパ最優秀選手に選ばれなかったことを、僕は恥だと思う。僕にとっては、彼は歴代最高の一人だ。

Liv.tv:彼らをどう比較しますか・・・スティーブンとパトリックを?

Henry:彼らは違うタイプの選手だ。パトリックは中盤の底の選手で、前に出てゴールを決める能力も持っている。スティービーGはボールを持ってプレーする選手だね。彼は毎試合スコアシートにその名を刻む。二人を比較するのは難しいよ。ポール・スコールズとロイ・キーンを比べるようなものだ。彼ら二人ともすばらしい選手だけど、ピッチの上でやるのは同じことじゃない。

Liv.tv:あなたの意見では、世界のフットボールの中でスティーブンはどこにランクされますか?

Henry:僕に言わせれば、僕はいつもこう言っているんだけど、彼がそのキャリアを終えた時には最も偉大なミッドフィールダーの一人と評価されるだろうね。疑問の余地はない。オーケー、彼は派手なプレーはしない。それは問題じゃない。彼は常に仕事を果たし、常に得点し、自分のチームが勝利するためにやるべきことをやる。それがフットボールの全てなんだ。彼はリバプールに火をつけるやつだよ。

Liv.tv:あなたにとって、彼の特性の中で最もすばらしいものは何でしょうか?

Henry:ええと、どこから始めようか?たぶん、果たすべき必要がある時、彼はそれをやるということだね。イスタンブールの試合を見てくれよ。彼は右サイドバックでプレーする必要があり、それをやった。そしてそれを良くやったよ。彼はぎりぎりのところに身をさらし、他の選手たちなら行かないような場所へ行く。スティービーGを一言で言い表す言葉は僕にはわからないね。たとえ彼がベストのプレーではなくても、それでも頼れる男だということは皆が知っている。

Liv.tv:自分のホームタウンのクラブで10年間プレーしている選手を、あなたはそう大勢は知らないでしょうね?

Henry:そうだね、他の国に比べればイングランドではそういう選手が多い。イングランドでは、人は自分のホームタウンのクラブでプレーして地元のヒーローになりたい思うんだ・・・彼らがいつも尊敬していたような人間になりたいとね。でも、スティービーが成し遂げ、今もやっていることは驚異だよ。この間ずっと、彼がリラックスしていたようには見えないね。彼は10年間、あらゆることをやって来た。仕事を果たし、ゴールを決め、パスをして、クラブのために忠誠を尽くす。彼のリバプールへの忠誠を疑問視できる人間は誰もいない。僕にとっては、彼こそリバプールそのものだ。

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今週は公式HPはキャプテンクラブファーストチーム在籍10周年の特集をしています。それならアンリのインタビューは欠かせません!キャプテンとアンリはとても面白い関係で、お互い本当に尊敬しあっていて仲が良く、しかし時には激しく戦って煮え湯を飲まされている関係でもあります。どうもゴール前で妙にパスのタイミングが合ってしまうのも、その相性の良さがなせる技か(笑)?そういえばキャプテンは強敵ベスト5の中に番外編としてバルセロナのチームを加えていましたが、アンリのことが頭にあるのかもしれません。CLでは当たりたくないですねえ・・・。
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