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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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スペインのラジオCadena Serの番組'El Larguero'で、アルベロア、トーレス、ラファの3人がマルセイユの空港を発つ直前にインタビューを受けました。その内容をスペインのファンが英訳していますので、さらに日本語訳してみました。
なお、このインタビューの中でプレゼンターのJose Ramonが繰り返し話している宝くじは、毎年スペインでクリスマス時期に発売される1年で一番大きな宝くじ「El Gordo de Navidad(クリスマスジャンボ)」というものだそうです。
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Jose Ramon:Alcalaはリバプールの選手たちと共に、すでにマルセイユの空港に到着しています。ではAlcala。

Alcala:はい、こちらはもうイングランドに帰る準備が出来ています。間違いなくとても楽しい旅になるでしょう。今、昨夜のあのショーに出演したアルベロアが私の所に来ています。私たちはこの前の会話を思い出していたんですが、彼らに‘El Larguero'からの祈りを送ったんですよね。そして、それは利きましたよ!0-4です・・・完璧な勝利、まさにマルセイユでのフットボールショーでした。ついでながら、彼は次のラウンドはレアル・マドリーを引き当てるだろうと、全く何の疑いもなく確信していますよ・・・
Jose:アルバロ!

アルベロア:はい。

Jose:私はあなたに言いましたよね・・・あなたは出場するだろうって。昨夜はあなたはそれを信じていませんでしたね。私はかなり遅い時間、午前1時近くにあなたに電話して、あなたがプレーするだろうといったんですが、疑ってましたよね・・・それとももう知っていて、言いたくなかったんですか?

アルベロア:いや、でもそうかもしれないとは感じていたよ。僕はかなり頻繁にプレーしているし、理論的に考えればラファは多かれ少なかれ同じチームで行くだろうと思ったからね。

Jose:Alcalaがあなたに幸運を運んでいるとも私は言いました。

アルベロア:うん、たくさんの幸運をね(笑)。

Jose:しかし彼はもう興奮して手のつけられない状態になったんじゃないですか?

アルベロア:だね(笑)。

Jose:私は彼に0-1で十分だと言っていたんですが、彼は熱狂状態でしたよ、4点ですからね!

アルベロア:万一ってことがあるからね!

Jose:彼はあなたに幸運の宝くじをもう渡しましたか?

アルベロア:いや、彼にくれって言ってみるよ。彼は自分でそれを持っているつもりなんじゃないかな。僕にくれるかどうか疑わしいよ。

Jose:彼にくれって言って下さいよ!私は彼に、一枚はあなたに、そして一枚はレイナにって真面目に言ったんですけどね。トーレスとベニテスにはなしです。彼らはたくさん稼いでいて、宝くじの当たりなんか必要ないでしょうから・・・

アルベロア:でもペペだってたくさん稼いでいるよ!

Jose:それはそうですが、彼は父親になったばかりで娘さんを教育しなくてはならないでしょう!

アルベロア:ああ、その通りだね。

Jose:私はこう言ったんですよ。「僕のかわいいアルベロアに少なくとも1枚はくじを渡してくれよ、そしてもしも彼に賞金が100万ユーロくらい当たったら、ほんのちょっとしたいいことだろ?」ってね。

アルベロア:全く悪くないだろうね(笑)。

Jose:そう・・・ファンタスティックですよね?

アルベロア:うん、今は次の僕たちのライバルがどこになるか待つところだし、スペインかイタリアのビッグチームと当たるチャンスみたいだね。

Jose:あなたは誰を希望しますか?あなたはレアル・マドリーと当たりたいだろうと私は言いましたが。

アルベロア:うん、そうなったらいいね。僕たちはそのことを話していたんだけど、トップチームとのすばらしい対戦になるだろうし、そうなれば楽しみだよ。レアル・マドリーを引いたらすばらしいだろう。

Jose:大会で彼らともう少し後で対戦するよりも、どちらかと言えばすぐ当たるほうがいいですか?

アルベロア:うん、強いチームを相手にスタート出来たほうがいい。フェルナンドは彼らと当たりたくてうずうずしていると思うよ。ラファもそうだと思うから、抽選でマドリーになったらすばらしいと思っているよ。

Jose:ではアルバロ、22日土曜日に、私はあなたに宝くじの抽選結果を電話します。それからどうやって当選祝いをするかプランを聞きましょう。

アルベロア:オーケー、君に教えるよ!まずは彼が僕に宝くじをくれるかどうか、確認してみるよ!

Jose:それでは!

アルベロア:じゃあね、お休み!

Alcala:ありがとう、アルバロ・アルベロア。私たちは今、マルセイユの搭乗ゲートに向かっています。さて、ここに試合の夜の主役、すばらしいゴール、試合を0-2にする、そして自身CL3点目となるゴールを上げた男が来ています。笑っている、満面に笑みを浮かべている幸せな男・・・フェルナンド・トーレスです。

Jose:やあフェルナンド!

トーレス:やあ、こんばんわ!

Jose:すごい一撃でしたね。私はあなたのために祈ってたんですよ?

トーレス:うん(笑)。本当の所、物事がうまく進んだね。今日は僕がここに来て以来最も重要な試合だったし、チームは本当に良くそれに応えたよ。

Jose:私はAlcalaに、あなたには宝くじを渡さないように言ったんですよ。1枚はアルベロアに送ったんですが、こう言ったんです。「フェルナンドのはないぞ、彼は金持ちだしそれに、十分にラッキーだからね。もう宝くじなんて当たりたいと思わないだろ?」ってね。でしょう?

トーレス:いや、そうだね、友達と当選を祝うのは全然悪くないと思うよ。

Jose:あなたが祝わなくてはならないのは、あの3つのゴールに対してでしょう!もうこれまでで既に12ゴール上げているし、チャンピオンズリーグでは3ゴールですからね!

トーレス:うん、こういうクラブでそれが出来ているのはすばらしいことだよ。僕は、リバプールでは自分が選手として成長し続けられるとわかっていたし、このチームでは楽な気持ちでフットボールを楽しめると思っていたよ。そんな感じで進んでいるよね?すばらしい能力を持つ選手たち、多くの大会、多くの試合、そして特に今日のような試合、それが僕が移籍を決断しただけの価値のあるものなんだ。

Jose:今夜の得点は美しかったですよ。あのエリアのコーナーで相手に向き合って、3人を抜いてファーポストに入れましたね。ゴージャスでした。

トーレス:うん、チームが良いプレーが出来ていて、自信を持っているからああいうことが出来るんだよ。今日は僕たちはすごく早い時間にジェラードのゴールで先制したから、自信が本当に高まっていてああいうトライが出来たんだ。それが機能して、うまく行けばマンチェスターとの試合にもこの調子を持ち込んで行けると思う。

Jose:あなたたちのチームは、平均ゴール数が最も高いですね。1試合平均3ゴールです。そしてAlvarito(※アルベロア)は私にこう言ってましたよ、「フェルナンドはレアル・マドリーと当たりたいと思っている」ってね。

トーレス:(笑)いや、僕はそんなこと言ってないよ・・・それは彼だよ。いや、僕たちはスペインかイタリアのチームと当たることは知っているし、自分たちが選べるわけじゃないってこともわかっているよ。でもどこのチームが来ても、タフな試合になるだろうね。簡単な対戦相手はどこにもないけど、そうだね、どこが来ても全然悪くないだろうね。

Jose:では、あなたは彼らと対戦してもいいってことですね。アルベロアは私にこう言ってましたよ、「僕は彼らとやりたい。」って。

トーレス:僕たちがドレッシングルームで話していたのは、一番大きなスタジアムで一番大きなクラブとやりたいってことだよ。マドリー、バルセロナ、ミラン・・・あの決勝戦があったから、人々は彼らとの対戦を望むかもしれないけど、どのチームもタフなことには変わりない。セビージャはチャンピオンズリーグで良いプレーをしているしね。マドリーとバルセロナ、インテル全てが優勝候補だから、どのチームが来れば一番いいかは全くわからない。今はプレミアに集中したいと思っているし、次のラウンドが始まる時までには好調でいたいと思っているよ。

Jose:私はあなたがプレミアでディフェンダーたちから受けている虐待についてお聞きしたいと思うんですが、先日のレディング戦では彼らはあなたを足の裏で削ってましたよね?

トーレス:(笑)うん。それがここでのやり方なんだ。肝心なのは、そういうことを早く学んでああいった当たりを避けることだね。どの試合でもたくさんやられるからね。

Jose:彼らが当たりが厳しい一方で、よりフェアであるというのは本当ですか?

トーレス:うん、僕はそう思うよ。彼らが本当に相手を傷つけようと意図してタックルしてくることははほとんどない。でもこの間の試合のような荒っぽいタックルは日常茶飯事さ。

Jose:そうそう、アトレティコのことは心配ありませんよ。クン(※セルヒオ・アグエロの愛称)がプレーしてますからね。アピールしてイエローカードが一枚取り消されましたよ・・・彼はウエルバ(レクレアティーボ)ではプレーするでしょう。(※12月9日のヘタフェ戦でアグエロはイエロー2枚で退場。両チームとも退場者を二人出すという壮絶な試合だったようです。)

トーレス:僕はあれはフェアな判定だと思うけど、違う?

Jose:そう、そうです、彼は自分でもそう認めてますよ!

トーレス:(笑)うん、そうだね、彼ら(レクレアティーボ)はあのスタジアムで彼がプレーするのを嬉しくは思わないよね。でも彼のような選手は、そういう経験の中で成長して行くよ。

Jose:ウエルバは彼のプレーを見て間違いなく喜びますよ。しかしアトレティのことは心配しないで。今は私たちはCLの出場権が取れる順位にいますし、翌年にはあなたたちと対戦するのを見られますよ。

トーレス:そうなるといいね、そう願っているよ。

Jose:では、安全な旅を!

トーレス:どうもありがとう、Jose Ramon。

Jose:お休みなさい。

トーレス:じゃあね。

Alcala:はい、フェルナンド・トーレスでした。私たちはこれから飛行機に乗り込みますが、ここにいる次の方は、スーツにリバプールレッドの赤いネクタイ、最後の3試合を全て勝たねばならないという崖っぷちに立っていた男です。そしてベジクタシュ戦で8点、ポルト戦で4点、マルセイユで4点を上げてリバプールは突破を果たしました。飛行機に乗り込む最後の一人、ラファ・ベニテスです。

Jose:監督、こんばんわ!

ラファ:やあ、こんばんわ。

Jose:私はあなたにも、Alcalaに宝くじを託しませんでしたよ。あなたとトーレスにはね。あなたはすでに金持ちですし、すごくラッキーですからね。アルベロアにその分を上げますよ。

ラファ:私は言っておくけど、Joserra。幸運はハードワークに打ち込むからこそ得られるんですよ。良く聞く言葉でしょうが、努力すればするだけ幸運は舞い込むんです。ですから懸命に頑張っているトーレスはとてもラッキーで、アルベロアもラッキーだし私もそうです。

Jose:試合開始11分で2-0にリードしたことで、あなたたち皆の予想を上回る楽な展開になりましたね・・・。

ラファ:ええ、私たちは難しい試合になるだろうと認識していましたし、ピッチコンディションはすばらしいとは言えず、非常に風が強く、危険と言えるような深刻なコンディションでした。しかしそうですね、私たちは本当に良い試合の入り方をし、PKのチャンスを得ました。私はあれは間違いなくレッドカードか、少なくともイエローのプレーだったと思います。それからフェルナンドの、私たちを勢いに乗せるすばらしいゴールがありました。私たちは非常に集中していましたし、相手がラインの間で良いプレーをするので、自分たちはコンパクトにしなくてはならないとわかっていました。チームは非常に良く応えてくれました。

Jose:ラファ、ジレットはもう行ってしまいましたか?剃刀の刃を持つ男、今日スタジアムに行くと言っていたオーナーですが・・・

ラファ:彼の息子さんは私たちと一緒にホテルに滞在していましたが、私は彼(ジョージ・ジレット)には会っていません。彼はおそらくちょっと遅れて到着したんでしょう。しかし私は本当に彼に会ってはいないんです。試合の準備やいろいろとやっていましたからね。

Jose:しかし彼らは試合前にドレッシングルームには来ないんですか?

ラファ:そうですね、彼らはいつもはアメリカにいますからね。息子さんは今ここにいますが、彼は入ってきません。名誉会長は時々入ってきますが、そうですね、前会長は今でも名誉会長ですので、彼はリック・パリーと共に大体ほとんど入って来て私たちと共に時間を過ごし、それから自分たちの席へ上がって行きます。

Jose:で、試合後にもあなたは彼に会っていないんですか?彼は違う飛行機で飛ぶんですか?

ラファ:彼に会っていないのでわかりませんよ。私たちはもう飛行機に乗り込むところですから、わかりません。彼は自家用機で行くんじゃないかと思います。

Jose:ああ、なるほど、億万長者のことはあなたの方がご存知ですね!彼らはあなたの携帯におめでとうの電話も入れて来てないんですか?

ラファ:わからないですよ。私の携帯は鞄の中ですから、すぐチェックしてみます。チームが勝利して良くやったんですから、彼らも他の皆と同様に喜んでいるはずだと思います。そして今は、私たちはテーブルについて自分たちの将来をどう進めていくか確認しなくてはならない、そうですね?

Jose:あなたを本当に幸福にしているのには、2つのことがあるはずです。ひとつはもちろん勝利ですね。しかしもうひとつは、ファンのサポートと、選手たちのサポートです。彼らはあなたを守るために虎のように出て行きましたね?

ラファ:ええ、チームは、彼らは一体であり、物事がうまく解決すると信じていることを見せたと思います。そしてサポーターたちはファンタスティックです。私は今まで、監督をサポートするためのああいうデモや、インターネットの署名運動、試合中響き続けるチャントを見たことがありません。普通はファンは選手たちなどはサポートをしますが、監督に対してはクラブを去れと罵ることが普通ですからね(笑)。しかし今回の件については、私はここにいてこれ以上ないほど幸福ですよ。

Jose:今までイングランド代表監督についてアプローチされたことは?打診もありませんか?

ラファ:誰も私に言って来ていません。あれはうわさで、誰も私にそんな話はしていませんよ。何はさておき、私はまだリバプールの監督なんですからね。

Jose:イングランド代表監督を引き受ける勇気はあったでしょうか?

ラファ:怖がる理由がどこにあります?

Jose:いやいや、怖がるって意味じゃないですよ!あなたのような愛国者がって意味です!少なくとも彼らにこう言うんじゃないかと、「そうだね、ジブラルタルを返してくれるなら考えよう。」とかそういうことをね。

ラファ:(笑)いや、いいですか、スペイン代表監督はどんな監督にとっても目標のひとつでしょうし、私たちの誰もが同じように考えると思いますよ。将来的にはね。今はエネルギーと勝利への飢えでいっぱいで、毎日のことに追われていますが、これからの将来のことを考えれば、代表監督ということも考えるかもしれません。スペイン代表、イングランド代表、そしてその他の優れた代表チームのことをです。今回私たちが話しているのは、二つの優れたチームのことですからね。

Jose:クリスマスはどのように過ごしますか?

ラファ:家族と過ごします。数家族がこちらにやって来て、典型的なクリスマスイブディナーのようなものをやりますよ。試合のことを考えていない限りですけどね。こちらではそんな風ですよ。今年の場合は26日に試合があって、その後2日にもありますから、なんとかスケジュールをやりくりするつもりです。

Jose:では、クリスマスはあなたに会えないかもしれませんので、メリー・クリスマス。

ラファ:あなたもね。

Jose:友人としてあなたの活躍をお祈りします。

ラファ:ありがとう、ではまた。

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なんだか選手や監督よりもインタビューアの方が興奮しているかのような(笑)。このJose Ramon(Joserra)とAlcalaは何度かリバプールのスペイン人選手たちと番組をやっており、個人的にも親しい間柄のようで、いつもこういう楽しい雰囲気のインタビューになっています。Jose Ramonは熱烈なアトレティコファンのようです。
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