スペインのラジオ局で、12月23日の夜にシャビ・アロンソのインタビューが放送されたそうで、その英訳が
"RED AND WHITE KOP"のフォーラムに掲載されています。それを日本語に訳してみました。
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Interviewer:シャビ、こんばんは。
XabiAlonso:こんばんは。
Inter:調子はどうです?
Xabi:うん、すごくいいよ。
Inter:今日の午後は2-0でしたね。あなたが得点をあげて、リバプールはリーグ3位です。あのゴールは、ペナルティボックスの外からのファインシュートでしたね・・・。
Xabi:うん、試合の残り5分でペナルティボックスの端でパスを受けた、2点目だったよ。
Inter:今シーズンあなたは何点決めているんでしたっけ?
Xabi:これまで3点・・・
Inter:大会全部ででじゃないですよね?大会全部ならもっとゴールしているでしょう?
Xabi:リーグで・・・(笑)他の大会では得点していないから、全部で3ゴールだよ。
Inter:カップ戦でも得点したでしょう!?
Xabi:いや、リーグのゴールだけ。
Inter:あのピッチの真ん中から決めたゴールは?
Xabi:リーグ戦でだよ。ミッドウィークの試合だったと思う。
Inter:あーーー、わかりました・・・あなたたちは今シーズン悪いスタートを切って、リーグでは非常に不安定だったんでしたね。しかし今は好調を取り戻しているようですが。
Xabi:うん、あんなに悪いスタートをしてしまったのはちょっと恥ずかしいよ、本当に。特にアウェイの試合では、僕たちはスタートからの5試合を落として大きな差を作ってしまった。今の僕たちは本当に調子よく行っているけど、トップチームも本当に強いし、この差を詰めるのは難しいだろうね。
Inter:あなた方は今リーグで3位ですが、トップのマンチェスターとは13ポイントの差と、ちょっと離れてしまいましたね・・・あなたはまだリーグをあきらめてはいない?それとも今の時点でこの差はちょっと大きすぎる?
Xabi:そうだね、今の彼らは本当に強いよ。彼らはすばらしいフットボールをして試合に勝ち続けているから、僕が言ったようにこの差を詰めるのはちょっと難しい。でも僕たちは今前進を続けているし、まだプレーする試合がたくさん残されていることもわかっていて、全ての試合に勝とうとしている。何がどうなるかは最後までわからないよ。でも今の僕たちは良い調子を続けていて、クリスマスシーズンが終ればだいたい何ができるか見えてくるだろう。
僕たちは今日試合をし、これから10日間で4試合がある。こんなに短い期間での多くの試合は、順位表の自分たちの最終位置を決定づけるかもしれない。
Inter:そして、それから2007年には、バルサとのチャンピオンズリーグノックアウトラウンドという非常にエキサイティングな試合が待っているわけですね?
Xabi:うん、皆がその瞬間をすごく楽しみに待っているのは明らかだね。バルサと対戦するということはいつだってすごく特別な機会だし、まだ先のことなのに誰もがそのことを考えて注目をしているのは間違いない。
Inter:過去2回のチャンピオンズリーグ覇者同士が戦うわけですね。さて、クリスマスシーズンというほとんどの人々にとってくつろぐ時期がやってくるわけですが、あなたにとっては仕事が増える季節ですね・・・10日間で4試合もしなきゃならないって言いましたよね!!!
Xabi:うん、今日試合して、次は火曜、それから土曜でその次は月曜。23日、26日、30日、そして元日だよ・・・。
Inter:(笑)
Xabi:そんな具合(ため息)。
Inter:それがクリスマスってわけですね。ありがたいですね。
Xabi:うん・・・自分の周囲で起こっていることを経験する暇はまったくないよ。そんなわけで休む時間もリラックスする時間もなし。
Inter:「ボクシングデイ」について私たちに教えてもらえますか?
Xabi:うん、ボクシングデイっていうのは伝統的な日で、毎年12月26日かその次の平日になる。みんな大体家族と一緒に出かけて、いろんなアクティビティやスポーツを楽しむんだ。僕たちの場合はそれがフットボールってわけで、ここイングランドでは常に尊重されている習慣だよ。
Inter:じゃあその日はたくさんの子供たちが試合に来る・・・?
Xabi:うん、普通は家族全員で来るね。彼らは一緒にクリスマスを過ごして、ああ、25日にね。彼らはクリスマスイブを僕たちみたいには祝わないんだ。25日は一日中お祝いをして、26日がボクシングデイってわけ。
Inter:待って、ちょっとずつ・・・リバプールに来て数年ですよね・・・
Xabi:うん、今回が僕のリバプールでの3度目のクリスマスだね・・・地域の習慣のことをだんだん知るようになって、イングランドの文化にもっと深く関わって、ここになじんで来るんだよ、ちょっとずつね。
Inter:では、あなたはあらゆる種類の祝日を経験しているんですね。いったい時間はあるの?
Xabi:まあ、なんとかね。24日には、何人かの仲間同士で多分クリスマスイブを祝ってディナーに出かけるだろう。その後の31日には、ちょっと残念だけどおそらく時間は取れないだろうね。1日には昼食前の試合(Morning Game)があるからホテルに泊まることになるし、ブドウを食べたり集まって何か祝うような時間はないよ。
(※スペインでは、大晦日に深夜12時の鐘の音に合わせて12粒のブドウを食べる習慣があるそうです。)
Inter:彼らは、私たちがここでやっているような新年のお祝いはしないんですか・・・?
Xabi:うん、そうだよ。
Inter:ブドウも何もなし?
Xabi:いやいや違うよ、ブドウは食べないけどお祝いはちゃんとする。
Inter:幸運を願って新年に赤いものを着たりなどは?
Xabi:(笑)そんなの聞いたことないし、わからないよ。
Inter:なるほど、あなたは年中赤い服を着ているから、わざわざこの時期にそんなことをする必要はないと・・・
Xabi:そう、そして僕たちは昼食前の試合をするから、元日にそれをすることになるね・・・
Inter:昼食前の試合!
Xabi:うん、12:45キックオフ。
Inter:うわあ・・・。話を変えて、レアル・ソシエダについてはどうですか・・・
Xabi:新しい年には良いスタートを切れることを祈ろうよ。最近は僕たちはよくなってきているみたいだし・・・新しい年が来て新しい運が来て、僕たちにとって困難な出来事を取り除いて、うまくいけばちょっと状況が好転するかも・・・
Inter:私がこれから言うことはちょっとあなたには奇妙に聞こえるかもしれないんですが、私には一人友人がおりまして、彼はいろんなことをそりゃあもう知っているんですよ。で、彼がここにいて私にいろんなことを話し、もう1ヶ月も言い続けていることによりますと、来年あなたは赤白のシャツを着ることになるそうで、それはビルバオカラーではないそうなんです・・・そして私は彼に、「そりゃあ君の切なる願望だろう」と答えたんですが・・・
Xabi:(笑)わからないけど、彼は僕よりいろんなことを知っているのかもね・・・
Inter:(笑)ではノーチャンスですか・・・
Xabi:いやいや・・・彼が実際に何を話したのか僕は知らないし(笑)。
Inter:(笑)その友人というのが誰で、誰がそんなことを話したのかあなたに後で教えてあげますよ。シャビ、ご活躍をお祈りします、どうもありがとう、そして私たちから「Urte berri on!」と申し上げます。
Xabi:オーケー、Urte berri on!そしてみなさんいい休日を。
(※「Urte berri on」はバスク語でハッピーニューイヤー。インタビューアーの友人というのは、おそらく以前の
スペイン人選手たちとラファのラジオインタビューにも出ていた、熱烈なアトレティコファンではないかと思います。)
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