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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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タイムズ紙より、キャラガーのインタビュー記事2つです。
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キャラガーの心に重くのしかかるリバプール離脱

「その女々しい包帯を取れ。お前は自分のひざを何だと思っているんだ?リバプールのひざだぞ。」リバプールの伝説的監督、ビル・シャンクリーが苦しんでいるトミー・スミスに言った、有名な言葉だ。そういう感情は、もはや政治的には適切ではないかもしれない。しかし、彼らの率直さと強健さは、疑いなくジェイムズ・リー・ダンカン・キャラガーの精神に息づいている。
明日、ポーツマスのフラットン・パークで、キャラガーはリバプール600試合目を記録する。そして同じ日に、彼のクラブはシャンクリーが最初にアンフィールドで指揮を執ってからの50周年を迎える。
時に隔たれて2人が出会うことはなかったが、もし出会っていたとしたら、あの熱狂的なスコットランド人監督が、等しく情熱的なスカウサーに感嘆以外の何かを抱いたと想像するのは困難である。
リバプールへの揺るぎない献身、、そして成功への飽くなき要求に結ばれ、シャンクリーとキャラガーは同じフットボールのDNAを共有している。シャンクリーは言うまでもなく、歴代の最も情熱的な監督だ。それと同じ種類の情熱を持ってこの31歳のディフェンダーが語るのは、何の不思議でもない。

「俺は人生の中で筋肉を傷めたことは一度もないんだ。」最新の記録を達成する前夜、キャラガーはこう力説した。「人はふくらはぎやハムストリングを痛めるが、俺はそういう類の怪我をしたことは一度もない。俺はいつも、そういう選手たちははったりをかけていると思ってるんだよ!」

「子供の頃、俺はいつも親父と一緒にブートルで日曜のリーグ戦を見ていたんだが、怪我をした選手を見たことがなかった。そして今は、プロの選手たちは皆マッサージをしてもらい、ストレッチをし、適切な食事を取り、それでも終始筋肉を傷めている。若かった時の俺には、飲みに出歩くのが好きな人間だという評判があったし、何回か殴り合いに巻き込まれたこともあった。しかし自分の面倒は自分で見られる人間で、しっかり練習もして来た。昨シーズンは一度もトレーニングセッションを休まなかったと思うし、今シーズンも一度しか休んでいないと思う。
怪我から復帰するのが早すぎたんじゃないか、そう思う時もあるさ。自分がいつも100%の状態で入っているとは俺は言わない、どこかが少ししっくりこない、しかしプレーはできるという時もある。あるシーズンはそれで4、5ヶ月間プレーを続けて、腱炎のためにひざの手術が必要になった。
時々我慢できないぐらいひどく痛んで、ある時期は一日に2度抗炎症剤を使って、足をまっすぐに伸ばすこともできなかった。しかし俺をプレーさせ続けたのは、チャンピオンズリーグの2次グループリーグの抽選だった。相手がバルセロナとローマだったから、俺は逃すわけにはいかなかったんだ。」

キャラガーのアンフィールドへの忠誠心は、疑いの余地がない。しかしながら、またひとつ記録を達成する前夜は、9歳の時から力を尽くして来たこのクラブでの彼の未来に、懸念を生じさせている。かつて1974年にビル・シャンクリーが辞任したのと同様に、キャラガーもリバプールを去ることを考えなければならなくなっている・・・しかし、その性格どおり、それが彼自身ではなく彼のクラブのためになるとしたら、彼は去るだろう。

「他のクラブでプレーすることを考えるのは厳しい。しかし、年を取れば力は落ちる、それはわかっている。そうじゃない選手は歴史上誰もいないんだし、俺も最後にはそんな風になるのかと、自分自身に尋ねている。
俺は34か35までリバプールでやって、人に「あいつはもう終わったな」と思われたくはないんだ。だから、まだやれるレベルのうちに出て行って、他のクラブでプレーした方がいいのかどうかと考えるんだよ。リバプールでビッグゲームの中でプレーし、チームに犠牲を払わせるかもしれない、俺はそれが心配なんだ。そして、自分が毎週プレーできないことに耐えられるかどうか、それも考えるんだよ。
来年か再来年のうちには、おそらく俺は決断をしなくてはならないだろう。俺はリバプールにいたい・・・それが俺の願いだ・・・しかしそれと折り合いをつける事に関して、俺にはいくつか考えていることがある。
移籍も悪くないかもしれない、時々俺はそう考える。そうなって欲しくはないがね。しかし、いつでも考えることは一つ、リバプール、リバプール・・・違う考え方、違う道もたくさんある・・・リバプールの道ただ一つではなく。

チェルシーを見ると、彼らは監督が何人も変わって大混乱だ。しかしその経験、その教育は選手のためになっているはずだ。世界最高の監督の1人であるモウリーニョが来て、それからワールドカップ優勝監督であるスコラーリ、次がヒディンク、そして今はアンチェロッティだ。
俺の場合は、深く知っている2人の監督としかやっていない。時々、何か違う影響を受けるのもいいもんだろうと考えるよ。

しかし、自分のために移籍することは絶対にない。移籍するのは、俺に十分な力がなくなったか、そういう時だけだ。俺は子供の時はエバートンファンだったが、今はリバプールファンだ。そして俺たちのサポーターを見てみれば、もしも俺たちがトップ4で終われなくても、彼らは試合に来るのをやめたりはしない。ここは彼らのクラブであり、それは俺にとっても同じだ。
俺たちが何位で終わろうと、俺は自分たちがチャンピオンズリーグのフットボールをやれないからという理由で移籍したいとは思わない。リバプールは俺のチームで、俺たちは彼らをトップ4に戻すためにここにいる。それが俺たちのチャレンジだ。」

万が一最終的に道を分かつ時が来たならば、キャラガーは感情のルビコン川を渡らなくてはならないだろう。彼の輝かしいキャリアの中において、彼が他のクラブのことや、他のクラブからアプローチを受けたことを語ったのはこれまで決してなかった。

「ああ、全然なかったね。もちろん俺にも代理人はいるが、彼が俺の電話を鳴らして、他のチームから問い合わせが来ていると言ったことは一度もない。それがいいのか悪いのかはわからないがね。リバプールの外の人間は誰も俺のことを実際優秀だと考えてないんじゃないか、俺はいつもそう思っているんだ。」

「俺がリバプールを、世界最大のクラブの一つをどうして去りたいと考える?」彼はシャンクリーの本物の息子のように語った。

卓越した軌跡

●ジェイミー・キャラガーは、1997年1月8日のリーグカップ、ミドルズブラとのアウェイ戦でサブ出場してリバプールデビューを果たした。

●彼の最初のファーストチームゴールは、同じ月のアンフィールドでのアストンヴィラ戦だった。

●このブートル出身のディフェンダーは、直ぐにアンフィールドでの自分の立場を確立した。そのユーティリティ性で、彼は両サイドバックと中盤の真ん中のポジションでレギュラーに出場するようになった。彼はイングランドU21で27キャップを果たし、それは当時の記録だった。

●彼はケビン・キーガンの元で1999年4月、ウェンブリーでのハンガリー戦でフル代表初キャップを果たしている。その後34キャップを果たし、Euro2004と2年後のドイツワールドカップで代表入りしている。

●イングランド代表チームメートのジョン・テリーは、チャンピオンズリーグでの彼の目ざましい活躍を評して、ヨーロッパ最高のディフェンダーだと語った。

●キャラガーは、チャンピオンズリーグ、UEFAカップ、FAカップ、リーグカップのメダルを獲得している。2005年チャンピオンズリーグ決勝、対ミラン戦での彼の活躍は、大勢の人間にキャリア最高の出来と見なされている。

代表を2度めに拒否した理由

ジェイミー・キャラガーは、ファビオ・カペッロから代表引退について再考するようにとの誘いがあったが、それを断ったとタイムズ紙に語った。リバプールでの600試合目出場を間近にしたこの独占インタビューの中で、キャラガーはアンフィールドでの契約延長を勝ち取りたいという彼の望みについても語った。
しかし、彼は自分の唯一つのクラブから去らなくてはならないかもしれないということに同意し、リバプールは1月の移籍市場に資金を投入すべきで、さもなければ大金を投じているマンチェスター・シティにトップ4の座を奪われる危険があると考えている。

キャラガーはイングランド代表で34キャップを記録し、2007年夏に代表から引退した。しかし、イングランド代表監督カペッロは、彼を再び連れ戻すべくアプローチをし、彼のアシスタントFranco Baldiniを、このセンターバックとの会合に向かわせることさえした。キャラガーはそれを丁寧に断った。
キャラガーは自分の決断に全く後悔はないと力説する。それは自分のクラブキャリアを長くすると、彼は信じている。例え、イングランド代表が南アフリカワールドカップで優勝の有力候補の一つだと、彼が考えていてもである。

「1年前、俺はFrancoと会って話すことになっていた。直前になって俺はキャンセルしたんだ。会うつもりだったのは、純粋に礼儀からだった。スティービーが俺に2回そう言って、それで会うことにしたんだよ。しかし間際になって、やっぱりそうしたくないと思ったんだ。
リオとジョンが何試合か欠場していたから、俺はこの2年間であと10試合ぐらいはキャップ数を増やしていたかもしれない。しかし、ワールドカップに向かうにあたって、あの2人以上のセンターバックは望めない。」

キャラガーは、イングランドが来年の夏の有力な優勝候補の一つだと予想している。「彼らは大きなチャンスだと思う。もし優勝したとしたら、人は『お前は何て失敗をしたんだ。』と言うだろうな。しかし、カペッロが俺を選ぶだろうと誰が言える?後で振り返るんじゃなく、その時にこれからの自分にとって正しいと思うことをやるしかないんだ。」

キャラガーは、リバプールとの契約をあと18ヶ月残しており、契約延長のオファーはまだ受けていない。しかし、話し合いを強く求めているという報道を彼は否定した。もっと大きな心配事は、リバプールがプレミアリーグのトップ4の位置に復帰することの方である。

「俺がクラブに契約延長を懇願しているという報道は読んだよ。もちろんそんなことはない。」彼はそう語った。

「クラブは俺に何も言って来ていないが、彼らにそうする義務はないんだし、周りにそのことで大騒ぎされて、契約延長に関して俺とクラブの間に溝を作って欲しくはない。俺は9歳の時からここにいて、これまで何の問題もなかった。クラブは、俺なんかよりも解決しなくてはならない問題をピッチ内外に山ほど抱えているんだ。俺にはまだ18ヶ月があり、フットボールでは長い時間だ。だから、その時何が起きるかは神のみぞ知るだ。
俺が抱えている心配事は、以前に俺たちがトップ4で終われなかった時は、それほど重大ではなかったということなんだ。俺たちより順位が上だったクラブは、リーズ、ニューカッスル、エバートンの年もあった・・・彼らに失礼を言うつもりはないんだが、俺たちはいつでも、翌年は巻き返して彼らよりも上で終われると感じていたよ。
しかし今シーズンのマンチェスター・シティは大金をかけていて、もしも彼らが俺たちより上のトップ4でフィニッシュしたら、それは大きな懸念になるだろう・・・彼らがトップ4に入れば、そして彼らの資金があればいずれはそうなるだろうが、交代が起きるだろう。」

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キャラはずっと引退までリバプールにいるものと当然のように思っていたので、「来年か再来年には決断しなくてはならないだろう」という発言はズシンと来ました。しかしこうやって率直に語るところが、本当に彼らしい。彼のレッズのキャリアがまだまだ長く続いてくれることを、心から祈っています。今シーズン中に契約延長が決まってくれるといいですね。
順位に関しても彼は非常にシビアなことを言っていますが、シティがいずれ第2のチェルシーになるのは間違いないと思います。今シーズンはまだトップ4に割り込むだけの力はないと思うんですが、来シーズン、さらにその次、と考えると、状況は今以上に難しくなるかもしれません。まあ先のことをあれこれ考えるよりも、まずは今です。明日のポーツマス戦にはとにかく勝つ!彼の調子は開幕の頃よりもはるかに良くなっているし、メモリアルゲームですばらしいプレーを見せてくれることを期待しましょう。 この試合で彼は、600試合を達成する歴代9人目のリバプールの選手になるそうです。
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無題

キャラらしい実直なインタビューですね、リバプールを愛しているが故に出て行かなければならない、何かハードボイルド映画の台詞みたいな感じです。
「リバプールといえばキャプテン」これは万人周知の事実です、そして今やサッカーに対してさほど興味が無かった女性陣にも大人気の「アイドルNO.9トーレス」、でもやっぱりキャラも居なくちゃですよね。
05シーズンの時キャプテンがチェルシーに行きかけた時キャラがぶん殴りましたよね、あの時キャラが殴ってなかったら移籍していたかもしれない気がします。
もしあの時キャプテンが移籍していたら自分はREDSのファンを止めていたかもしれないなぁとも思います。
私事ですがこの二人を10年近く追っかけてきました、だから今年駄目でも何時かプレミアの優勝でして欲しい、じゃあないんですよあね、何時か取ればいいんじゃなくて、この二人が現役でレギュラーでいる時にプレミアを取って欲しいんです、同様に思っている方は沢山いるでしょうね。
去年届きかけたけどあと一歩でした、だから今年こそは!!って意気込んでいたのですが…この時期に4位狙いを考えなければいけない現実が何とも口惜しい、そして残された時間は少ないと分っているから焦ってしまいます。
1番から11番まで全員キャラの垂れ幕を掲げているKOPの人達はどんな思いでこれを読んだのでしょうね?

Re:無題

>何かハードボイルド映画の台詞みたいな感じです。
その通りですね!私はこれを読んでうるっと来てしまいました。彼こそスカウサー、そんな気がします。質実剛健、飾らない人ですね。決して器用なプレーヤーではないですが、それをハートで補うすばらしい選手です。

正副キャプテンが現役でいるうちにプレミアを!それはファンの誰もが願っているでしょう。彼自身が何度となく口にして来たことですが、それだけにこのインタビューでそのことが全く出ていないのを、すごく悔しく感じました。カツさんと同じく私も「今年だ!」と思っていたんですけどね。可能性はごくごくごくわずかになってしまいましたが、今シーズンはまだ終わったわけじゃないですから、まず4位、そして少しずつでも順位を上げて欲しいと思います。そのためにも今週末と来週末は、きっちり勝たないとですね。

無題

カツさんの仰るとおり二人にはプレミアのチャンピオントロフィーを掲げさせてあげたいですね。
本当に家族以外ではフットボールの事、リバプールの事しか考えない人ですね。「もうあいつは終わった」なんて言わないから引退まで居てほしいですが、引退まで毎試合スタメンでっていうのも難しい問題ですよね。これからも若い選手や新加入の選手達に、トレーニングでも試合中でもリバプールとは何たるかを叩き込んでほしいです!こんなインタビューしちゃったら明日のサポーター達はさらに燃えそうです。
本当に1月に資金投入しないとやばいし、しないならさっさと出て行って下さいよと。僕はシティよりもスパーズが怖いです全体にバランスよ補強しているし層も厚く、何よりチームがしっかりまとまっていますよね。

ウィガン戦はイマイチなとも言えますが今までと比べたら大分良くなってきていると思いました。キャプテンの調子がイマイチでしたがアウレリオやベナユンはしっかり効いていたし、マスチェは最近燃える闘魂がギラギラで頼もしいです。ディフェンスも最後の以外は安定していたし、エンゴグは日々成長していますね。アクイラーニはとりあえず入れたって感じで本人も周りもポジションに戸惑っていたように見えました。カイトもトップ下で周りとよく絡んで今はあそこの方がやりやすいのかなと思いました。
明日は
         レイナ
ジョンソン カラガー アッガー インスーア
    アクイラーニ マスチェ
ベナユン    ジェラード   アウレリオ
        トーレス
これでいってほしいです

ELは調子を取り戻せること前提で当たりを引きましたね!これなら若手を使うチャンスもありそう。サン・ホセのってますね♪ビルバオも勝てない相手じゃないと思うので頑張れ!

Re:無題

若手の選手たちのコメントを読むと口を揃えたように、「トレーニングでキャラがすごく良くしてくれる」と言うんですよね~。ガミガミオヤジで、自分で「言い過ぎちゃったと時々思うんだよね。嫌われていないか心配」なんて言ったりしますが、すごく面倒見の良い人なんだと思います。じぇいそんさんのおっしゃるように、若手にリバプール精神を叩き込みつつ、しっかりとフォローもしているんでしょう。「チームの足を引っ張るようなら俺は去るぜ」なんてかっこいいこと言わないで、ずっといてくださいようアニキ、と思います。チームを、チームメートを、キャプテンを、まだまだ支えて欲しいです。

私もじぇいそんさんと同じく、一番怖いのはスパーズですね。開幕戦はしてやられましたが、来月はしっかりホームで叩いておかねばと今から気合入れています。しかし長ーい目で見れば、シティは必ずもっと強くなるでしょう。

ポンペイ戦のスタメン希望は私もじぇいそんさんと全く同じでしたが、アクイラーニがだめっぽいです(泣)。そこにルーカスが入ると守備的になるので、サイドはバベル!がいきなりは無理なら、左にキャプテンの2トップはどうだろう、なんて考えて楽しんでいます。
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