公式HPより、キャプテンが2007/08シーズンを振り返ってのインタビューです。
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Liverpoolfc.tv:2007-08をどのように振り返りますか、スティーブン?
Steven Gerrard:2週間前に既に公に発言したんだけど、タイトル争いから脱落しても、僕は自分のチームメートを誇りに思うと言ったよ。チャンピオンズリーグの最後の4チームまで勝ち上がったことを、僕たちは本当に誇りに思っていい・・・再びヨーロッパでの快進撃だった・・・そして、これだけタフなリーグでトップ4でフィニッシュもしたしね。しかし、まだ改善しなくてはならないところがある。
Liv.tv:私たちは9月にはリーグの首位でした・・・誰もが、私たちは勝ち進んで行くと思っていました。タイトル争いから脱落したのはこの試合、またはこの時点だったとあなたが特定できるところはありますか?
Gerrard:うん、僕たちが倒すべきチームを相手にしての愚かな結果。アウェイのレディング戦、僕たちが3-1で敗れた試合だ。完璧なパフォーマンスをして最大限のポイントを取らなくてはならないチームを相手に、ホームで愚かな引き分けに終った試合も2つあった。トップ3のチームをホームとアウェイで破らなくても、それでもタイトルレースには加われるし優勝だって可能だ。他のチームを相手に完璧なパフォーマンスをすれば、トップ3から最大限のポイントを取る必要はない。でも僕たちはそれができなかった。つまらないポイントを落としてしまったよ。
Liv.tv:終盤の数ヶ月の私たちの調子は、トップ2よりも良いと言っていいぐらいでした・・・ある意味フラストレーションを感じますか?
Gerrard:うん、僕たちが安定した結果を出して、どこでも倒せるだけの力があるとわかっているってことだからね。僕たちはああいうスタートを切り、期待は高かったし選手たちは良い意味で騒ぎ立てていたよ。僕たちは、今年は優勝にはるかに迫れると考えていた。だから今は、ミスから学ぶ必要がある・・・僕たちが言い続けている通りにね。
Liv.tv:今年のアウェイでの調子は称賛すべきものでしたね・・・それはメンタリティの変化によるものでしょうか?
Gerrard:うん、多分ね。しかし、監督が勝者と契約した、優れたメンタリティを持つ選手たちと契約したってこともある。僕たちがウェイで本当に強敵だという証明だ。選手たちは本当にいいパフォーマンスをしたよ。レイバたちやマスチェラーノたちのような選手がね。彼らはアウェイで本当に優れた選手なんだ・・・相手に食らい付き、目立たない多くの仕事をしっかりとこなす。しかし僕たちはホームでも良い結果を期待していて、だからウィガン戦とアストン・ヴィラ戦の結果にはがっかりしているよ。
Liv.tv:今シーズンのあなたの個人的なハイライトは何でしょうか?
Gerrard:個人的なことはあまり振り返らないんだ。もちろん自分のゴールには全部満足しているよ・・・21ゴールというのは、僕自身にとってすばらしい成果だ。でも、自分たちがリーグ何位でフィニッシュしたか、カップ戦でどこまでやれたかの方が僕には関心がある。
Liv.tv:あなたは21ゴールについておっしゃいました・・・あなた自身の目標はそのあたりでしたか?
Gerrard:正直に言えばそうじゃなかったよ。多分5~6年前なら二桁取れればミッドフィールダーとしては良い数字だっただろうけど、ポール・スコールズやフランク・ランパードのような選手たちが、15ゴールプラスというレベルまで押し上げた。で、20ゴール以上と言うのは本当に良い結果だ。僕はできるだけ多くのゴールを決めようとしているし、目標はいつでも二桁だ。20台まで行けたのは、おそらく僕がかなりの試合でもっと前でプレーしたからだろうね。
Liv.tv:私はあなたの最高についてお聞きしました・・・では最低のことは何でしょうか?
Gerrard:勝つべき試合を負けや引き分けに終わり、そしてトップとの差を眺めて、そこから滑り落ちてしまったのを見た時だ。僕のシーズンスタート時点での期待は高かったから、がっかりだよ。僕は、自分たちは3月か4月の時点でタイトルレースに加わっていると考えていたんだけど、運悪くそこから脱落してしまった。
Liv.tv:人々はあなたのスタッツを振り返って、今年は個人としてはあなたのベストシーズンの一つだと言っています。21ゴールを決め、数え切れないほどのアシストをし、400試合出場も果たしました。今年のご自身の出来には満足していますか?
Gerrard:正直言って、プレシーズンを終えた時には、僕はおそらく今までになく最高の状態だと感じていたよ。良い結果を出していたし、ヴィラの試合には飛ぶような気持ちで入ったね。ヴィラ戦とチェルシー戦での僕のパフォーマンスは良かったけど、それからつま先を骨折し、それで4~6週間後戻りしてしまった。その後はずっと一貫したパフォーマンスが出来ていたと思う。
Liv.tv:そして、フェルナンドとの信じられないようなパートナーシップを育てた1年でもありました。人がイアン・ラッシュとケニー・ダルグリッシュを見ているようだと引き合いに出すのを、あなたはどうお感じですか?
Gerrard:それはおだてすぎだよ。彼らはクラブの二人のレジェンドなんだからね。ケニー・ダルグリッシュとイアン・ラッシュ!彼らは僕とフェルナンドが仰ぎ見る二人の人物だよ。彼らと同等に語られるのはお世辞でも嬉しいけど、彼らは長い長い年月に渡ってそれをやったんだ。彼らのパートナーシップは、トロフィーを何度も獲得したという成功も背景にある。そして僕とフェルナンドの狙いはそれだ。
Liv.tv:端から見ると、その関係はもう一人のすばらしいストライカー、マイケル・オーウェンとあなたとの関係に似ているように見えます・・・時にはほとんどテレパシーがあるかのような。そんな風に感じますか?
Gerrard:僕がお膳立てし、彼がゴールする時にね。今も同じ興奮、同じ感覚があるよ。マイケルには僕は良く中盤からお膳立てしていたのに対して、フェルナンドとはピッチのもっとずっと近いところにいるね。だからちょっとだけやりやすい。そして彼の動きと走りはすばらしいしね。僕は彼とのプレーを楽しんでいるよ。彼がここにいるというのはすばらしいことだし、彼は易々とPlayer of the Yearを手にした。上手く行けば、これを来シーズンにも持ち込めるだろう。
Liv.tv:フェルナンドが彼の初シーズンに与えたようなインパクトを、誰か他の外国人選手がやった記憶があなたにはありますか?
Gerrard:いや、ないね。でも、サミ・ヒーピアのような選手のことを見てみれば・・・彼は同じレベルのインパクトを与えていたよ。しかしフェルナンドが拍手喝采を浴びるのは、そのゴールと、彼が僕たちのためにフットボールの試合で勝利をもたらしているという事実からだ。
Liv.tv:リバプールの進化のために、この夏は重要でしょうか?
Gerrard:うん、僕たちは毎年それを言っているけど、ものすごく大きい。他のチームも強化してさらに良いチームを作ってくるだろうから、僕たちも同じ事をするというのが重要なんだ。このリーグには大金がある・・・他のチームも選手層も、夏の間にさらに強化されるだろう。僕たちがそこから脱落せず、最大限の努力をしてついて行くことが重要だ。リーグとヨーロッパで良いプレーを続けるためには、強い選手の集団が必要だ。それに疑問の余地はないよ。
Liv.tv:ラファ・ベニテスの移籍のプランについて、あなたはどれくらいご存知ですか?
Gerrard:あんまり知らないよ。他の選手たちや君たちと同じだ。彼は僕を呼んで名前を教えてくれたりしないからね。でも彼は僕と他の選手たちに、チームを強くする選手が誰か獲得可能なら、彼は出て行ってそういう選手を買うと請け合ったよ。そして、ラファがしっかり支援を受けるということも重要だ。
Liv.tv:私たちがタイトルへ挑戦するためには、どれくらいの補強が必要でしょうか・・・ワールドクラスの選手を一人か二人追加するくらいですか?
Gerrard:ワールドクラスの選手を何人、と言うのは難しいね。ポイント差を見れば、ここ数年間に渡って僕たちがその差を縮めて来たのがわかる。アーセナルやチェルシーとの対戦を見れば、力は接近している。僕たちは彼らと、タイトで小さなことが勝敗を決める良い試合をやっている。あとほんのちょっとチームを強化し、あと少しのオプションと試合を決める選手を得て、ほんのちょっぴりディフェンスを強化したチームを作れば、僕たちはやれる。
Liv.tv:このチームの背骨、ペペ、ジェイミー、ハビエル、あなたとフェルナンド・・・それは世界中のどこにもひけはとりませんね?
Gerrard:僕の意見では、イエスだ。僕たちのチームの背骨の能力を見てみれば、それはすばらしい。ただし、良い選手たちは他にもいるよ。
Liv.tv:ライアン・バベル、ルーカスやマルティン・シュクルテルのような若手は今、イングランドのフットボールで1年間の経験を得ています・・・それは来シーズンに向けて大きな要素になるでしょうか?彼らからさらに大きなものを期待しますか?
Gerrard:経験というのは確実に力になる。僕は自分が若い子供の時にヨーロッパでプレーし、ミスしたのを覚えているよ・・・あらゆる経験が、さらに優れた選手になるための力になる。ルーカスやライアンのような選手は、今シーズンに彼らが得た数々のフットボールの経験がプラスになるだろうね。
Liv.tv:2008-09シーズンは本気のタイトル挑戦を果たすということについて、自信のほどは?
Gerrard:もちろん、また期待を急に高めすぎないように気をつけなくてはならないけど、僕自身はそれが欲しくて必死だよ。僕はこのチーム、この監督を信じているし、僕たちはやれると信じている。僕たちには助力と新しい選手が必要だし、監督はそういう選手を獲得して僕たちを強化するために、役員会からの助けを必要としている。僕は来シーズンはタイトル争いに加われると期待しているよ。
Liv.tv:チャンピオンズリーグの準決勝にはイングランドのチームが3つ入りました・・・現在、リーグタイトルを勝ち取ることは今までになくタフなものになっているのではありませんか?
Gerrard:タフだね、それは人々が認識する必要のあることだ。僕たちは常にチームを強化し、他のチームと同じように懸命な努力をし、同じだけのシュートをゴールに向かって蹴っている。僕たちと同じように優れたチームが、同じように強化し懸命に努力していることを認識しなくてはならないんだ。彼らも僕たちと同じだけタイトルを欲しがっている。しかし、このクラブがリーグ優勝を果たしてからもう長い時が経っているから、僕たち全員が、おそらく5~10%さらに頑張らなくてはならないだろう。
Liv.tv:私は、あなたが自分のキャリアをここリバプールで終えるつもりだという新聞のコメントについて、お尋ねしたいんですが・・・。
Gerrard:そうだね、僕はここで幸せだよ。自分のフットボールを楽しんでいる。もちろんトロフィーを獲得できなかった今シーズンの終り方には満足していない。僕は勝者であり、そのためにこの競技をプレーしているんだからね。振り返って、トロフィーを獲得したとかカップ戦の決勝に行ったとか、何かを達成してシーズンを終えるのが好きだよ。このクラブで、イスタンブール、カーディフ、スーパーカップ決勝、カーリングカップで僕がして来た経験・・・ものすごく楽しんだし、それをまたこれから経験したいね。
Liv.tv:全てがまた始まる前に、1ヶ月か2ヶ月のオフがありますね。この夏の間中、スティーブン・ジェラードはどうやって自分を忙しくさせておくんでしょうか?
Gerrard:もちろん、しばらくの間はイングランド代表に加わらなくてはならない。でもその後はリラックスして、家族と一緒に休暇に出かけて、次のシーズンに飛び出すための英気を養うよ。毎シーズンが大きなものだけど、いつだって来シーズンは何かの理由でさらに大きなものになる。いつも、夏の最初の2週間はフットボールから離れていい気分なんだけど、その後はフットボールがやりたくてムズムズして来るんだよ。フットボールを見て、プレーして、毎日メルウッドにいることを僕は愛しているんだ。
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キャプテン、お疲れ様でした!来シーズンが彼にとって、クラブにとって、ファンにとって、さらに大きなシーズンになることを心から期待し、信じています!
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無題
言われてた通りコンサ&チバプール勝ちましたね!うちも勝ったし良い週末でした(笑)
無題
セレッソいい位置につけていますね。コンサはまだまだ底辺をさまよっております(泣)。土曜は気合入れてドームに行きますよ!相手は名古屋だけど・・・。