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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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5月17日はFAカップ決勝。腰を手術していたファウラーが、決勝戦にぎりぎり間に合いそうです。FAカップについて、彼のコメントです。
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●ファウラー(FA.com)
「新しいクラブに移籍すればいつであろうと、完璧であることを願うものだ。俺は毎週プレーして多くのゴールを決めることが大好きなんだが、運の悪いことに、俺たちが生きているのは理想世界じゃない。俺はプレーを続けることができず、腰の治療が必要だった。
カーディフ・シティが俺のベストをまだ見ていないのは知っているよ。しかし、それを正せるチャンスを得られることを俺は願っている。

俺はFAカップを愛しているんだ。俺が優勝したいとまず一番に思っていたものだ。選手としてそこに参加できるのはすばらしいの一言だし、優勝した時はサポーターにとってもすばらしい一日になる。
(1992年のリバプール優勝の時)あの時俺はクラブのサポーターの一人で、準決勝を見たよ。あれはポーツマス戦で、すごくタイトな試合だった。リバプールはPK戦で勝利した。決勝では、俺たち全員がクラブと共にいたよ。俺の友人のスティーブ・マクマナマンはあの日すばらしかったし、おそらく彼がリバプールにあのカップをもたらしたね。グレアム・スーネスにとってもすばらしい一日だった。彼は心臓の手術を受けて退院したばかりだった。リバプールを取り巻く全ての人間にとって、良い一日だったよ。

(2001年のリバプール優勝の時)俺たちは1-0でリードされていて、俺が交代で入ってからマイケルが2ゴールを決めたんだ。あれが俺のおかげだとは言わないが、あの年のリバプールの優勝に、俺も自分の役割を果たしたよ。カップを掲げたのはすばらしい気分だったね。

カップ決勝に勝ち進むのがいつであろうと、どのラウンドでプレーしようと、どこのチームでどことプレーしようと、それは特別な一日だ。ノンリーグのチームが、ビッグチームの選手たちに一泡吹かせてやろうと向かって行く。しかし決勝戦は夢の一日で、そして時には夢が現実になるんだよ。

ミラー紙より、1996年のリバプールが敗退した決勝戦について。その時リバプールの選手たちはアルマーニの白いスーツを着用し、「スパイスボーイズ」のニックネームを轟かせたそうです。)俺はまだあの白いスーツを持っているよ。次のクリスマスの仮装パーティーに着ていくかもしれないな(笑)。
人はいまだに、あの白いスーツのことをいつも俺に思い出させるんだよ。まあよくあることさ・・・俺たちがあの試合に勝っていれば誰もそんなことは言わなかったんだろうが、俺たちは敗れ、あれは不名誉になった。

俺たちが白いスーツを着たのはデイビッド・ジェームズの過失だよ。あれは彼のアイディアだった。彼は誰よりもでかかったから、誰も彼に疑問を差し挟めなかったし、あの時彼はアルマーニのモデルをしていたんだ。
あの時の俺はただの若手選手で、言える事はあまりなかったよ・・・そして俺もあのカーディフ・スーツを選んだわけじゃない。ジェームズはあのスーツを選んだのが誰か知っていると思うが、俺は今年の決勝を前にして彼に話はしていないよ。
両チームが決勝進出を決める前には、俺はしょっちゅう彼と話をしていたし、今シーズンの彼はすばらしいプレーをしている。しかし、彼と接触するのは試合後まで待つつもりだ。

ここ何年か、彼が少し叩かれていたのを俺は知っている。しかし俺はいつでも彼を買っていたよ。ちょっとミスはしていたが、誰でもミスはするんだし、俺から見れば、イングランド代表でプレーしていない時でさえ、彼はこの国の最高のキーパーだったよ。

俺は、自分がメジャーな決勝でプレーする日はもうないと思っていた。プレミアリーグを去ってチャンピオンシップのチームに移籍したら、FAカップのメダルなんか自分の心から、はるかに、はるかに遠いものになる。誰も最初から俺たちに希望なんか持っちゃいない。しかし、俺たちは決勝まで到達した。決して幸運だったわけじゃない。俺たちは全てのラウンドで良いプレーをし、決勝まで到達できるだけのことをやったよ。」

●デイビッド・ジェームズ(ミラー紙)
「僕はスパイスボーイズじゃなかった。年を取りすぎていたからね。スパイスボーイズというのは24歳以下が集まったグループで、僕はそのメンバーから除外されていたよ。(※ジェームズはその時25歳)」

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アルマーニの白いスーツに赤いストライプのタイ、ボタンホールには青い花。「スパイスボーイズ」と称されたのもわかりますね(笑)。ジェームズの白いスーツ姿の写真も探してみたんですが、見つけられませんでした。FAカップでは選手たちがスーツ姿でグラウンドを廻るのが恒例になっているそうで、キャプテンが決勝の前に「スーツを採寸するのも恒例のことのひとつ」と言っていた意味がようやくわかりました。FAカップという大会の伝統を感じさせます。
カーディフがもしも優勝したら、まさしく「夢が現実」です。ファウラーはサブでメンバーに入るのではと記事は言っています。彼の決勝ゴールなんていうことになったらすごいですね!しかしポンペイがプレミアの名誉にかけて、ジェームズを筆頭にそれを阻止するかもしれません。
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