次のインテル戦でヨーロッパ100試合出場を達成するキャラガーのコメントが、各紙に取り上げられています。
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●キャラガー
(インディペンデント紙)「リバプールのヨーロッパでの伝統を考えれば、俺にとっては嬉しいことだよ。リバプールはこういうビッグクラブで、新たな歴史を作ったり、これまでに誰もやっていない記録を打ち立てるのは難しいからね。イスタンブールが特別なのはそういう理由でだ。人はこれから50年間はあのことを語るだろう。そういう風に振り返った時にはじめて、自分たちが何を成し遂げたかを知るんだよ。そしてその頃までには、それは過去のものになっている。
これから俺が何をやろうと、イスタンブールは常にそこにあるだろう。偏った見方ではなく、きっとそうだろうと俺は思う。史上もっともすばらしい試合の一つだ・・・レアル・マドリー対アイントラハト・フランクフルトや、1970年のブラジルワールドカップ決勝に匹敵するようなね。誰もが思い返すような試合は歴史上4つか5つはあるだろうが、俺たちはその一つをやったんだ。
俺はあの時ミランというチームに勝利した・・・カフー、マルディーニ、カカ、シェフチェンコ・・・彼らを破るのがどんな偉業だったかに気づいたよ。どんな形にせよね。もしも俺たちが3-0からの逆転劇ではなく1-0で勝利していたとしても、それでも信じられなかっただろう。俺はリーグ優勝がしたくてたまらないが、俺にとってはヨーロピアンカップの方が大きいんだよ、本当に。ヨーロピアンカップで優勝したら、それは知ってのとおり信じられないようなシーズンになるんだ。
監督は、一回限りのノックアウトゲームに向けて俺たちを準備させる戦術にかけてはすばらしいよ。そして正直言って、俺たちは多分ヨーロッパのフットボールの方が向いているんだろう。
プレミアリーグの方が、パワーと速さについては上だと俺は思う。そして俺たちはチームの中に物凄い速さというのがない。それは俺たちが改善して行けることだ。俺たちが持っているのは、チームの中に考える力のある選手たちが大勢いることだ。フットボールってものを良く知っている選手たちがね。そしてヨーロッパの戦いの方がちょっとペースが遅いことが、俺たちには合っている。ヨーロピアンカップを獲りたいならしっかりした最終ラインでなくてはならないし、監督は俺たちにそれを毎日叩き込んでいるよ。守備で15分か20分も悪い時があって2失点でもしたら、それでアウトだ。
(インテル戦について)俺は、ファーストレグで彼らが悪いプレーをしたとは思わなかったよ。俺たちが得点を決めるまで、彼らはすばらしい守りをしていた。俺たちは、彼らを崩して多くのチャンスを作ることは全くできなかったよ。だからもしも彼らが自分たちはお粗末だったと考えたんなら、来週彼らがどんなプレーをして来るかは、神のみぞ知るだな。
(
タイムズ紙より、KOPで彼を応援してくれる人々について)俺の父さんと二人の兄弟、それからリバプールのファンだけじゃなく、ホームでもアウェイでもどこでも20人位の奴が来てくれるよ。
俺の最初の海外での試合は16歳の時で、イングランドユースの試合だった。俺たちはイタリアとオランダとプレーし、俺の父さんと仲間全員が見に来たよ・・・だから、俺の初めての海外遠征はアムステルダムだった。彼らのことを考えると、これ以上のことは望めないぐらいだろう?
俺がいつも言っていることが一つあるんだが、もしも俺がヨーロッパ戦でのプレーを止めるようなことがあったら寂しいだろうと思うよ。俺の家族や友人はそれを楽しんでいるからね。俺だけじゃなく、そこに関わっている全員がだ。彼らはインテル戦にも行くよ。あの抽選が決まった時は、俺はよしと思ったね。他の奴らはこんな感じさ、『ええ、インテルかよ』。しかし俺は本当に嬉しかった。今までサンシーロでプレーしたことがなかったし、これは俺のその最後のチャンスになるかもしれないしな。
もしも俺がもうフットボールに関わっていなかったとしたら、きっと試合を見に行っていたよ。そうしなきゃならないだろう。ただ仲間と一緒に行くだけじゃなく、ファーストクラスからも出て行ってね。そうなんだよ、ファンは俺たちのやっていることがやりたいんだ。ワールドカップに行った時はああいう風に上手く行かなくて、俺は彼らと一緒にいる方がまだましだと思ったね。
チェルシーとは強いライバル意識があったし、それは今も変わっていない。俺たちが負けたくないチームが一つあるとしたら、それは彼らだ。あの時(2004/05シーズンにCL準決勝で対戦した時)彼らは俺たちよりもはるかに良くやっていて、リーグでは37ポイントも俺たちを上回っていた。残り数分でグジョンセンが蹴ったシュートを俺は覚えているよ。あのボールに関しては自分がどこにいたかもわからなかったし、ただ自分のネットに入れられるのを恐れていた。俺はただ脚を出して、かろうじて先に当てたんだ。もしもあれが入っていて彼らがセレブレーションしているところなんか、想像できるかい?
(将来監督業をやることについて)俺はこの競技を愛しているが、しょっちゅう気持ちが変わるんだよな。コーチのバッジを取るためにアカデミーに通っているんだが、時々、負けた後の選手の気持ちはいやなもんだが、監督ならその10倍も気分が悪いはずだと思うんだよ。ウェストハム戦では俺は相手にPKを与えて引き分けの代わりに負けてしまったんだが、次の試合までろくに寝られなかったよ。それでこう思うわけだ、『本当にこんなことがしたいのか?』ってね。俺はフットボールをものすごく愛しているからそれは馬鹿な考えなんだが、時には自分のキャリアを終えて、もうこんな浮き沈みをこれ以上味わわなくていいのが待ちきれなくなるんだよ。」
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例えいつか引退したとしても、キャラがフットボールから離れられるわけがありません。自分でも「ちょっと問題ありだと思う」と言うくらいのフットボールおたくですからね(笑)。浮き沈みのない生活には多分3日で飽き飽きして、現場に飛び込んで行くでしょう。コーチングライセンスの取得を始めているようで、本当に嬉しいです。いつかレッズを率いる彼が見たいですねえ。ホームの大観衆の歓声の中でも、彼のピッチサイドでの叫び声はマイクがびしびし拾ってくれそうです。
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無題
フニクラさんのコメントも笑えました。
この前、生観戦した時(FAカップ敗退の時の ^^;)、前から3列目の席だったので、キャラの生叫び声が聞こえました。
「グェアーーッ!」って、何かの動物みたいでした。(笑)
無題
想像しただけで笑いが止まらない(笑)。いいなー。試合は残念な結果でしたけど、トップチームがことごとく敗退した今となっては、FAカップなくなって良かったかなあと思ったり。
今日もきっとキャラは大いに叫んでくれるでしょうね、期待しましょう。