ESPNのスペイン特派員Martin Ainsteinが、レイナとアロンソにCLチェルシー戦に向けてのインタビューをしています。
-----------------------------------------
Q:チェルシーはあなたたちにとっておなじみの相手ですね・・・今度の試合の鍵は何か、そして昨年のリベンジをしたいという気持ちはありますか?
Pepe Reina:いつもと変わらず、どういう大会であろうと彼らと戦う時は、それがリーグ戦でもチャンピオンズリーグでも、ほんの小さなことが大きな違いを作り出す。そして今回もまたそんな風になるだろうね。僕たちは勝てる、そして僕たちはいつでもお互いを倒せる、そう感じているよ。僕たちは以前にそれをやり・・・そして昨シーズンはチャンピオンズリーグの準決勝で彼らがそれをやったからね。あれは僕たちにとって痛かったが、今シーズンはリーグ戦で彼らを2度倒している。タフな試合になるだろう。どちらのスタジアムの雰囲気もとても良いものになるだろうと思うし、僕たちは選手としてそれを楽しまなくてはならないね。プレーする最も大きな試合の一つだ。
Xabi Alonso:僕はリベンジという風には考えたくなくて、僕たちが準決勝に勝ち上がらなくてはならない、そのチャンスがまた来たんだと思っているよ。僕たちはとても優れたチームと対戦し、お互いをとても良く知っている。だから秘密はあまりないね。5シーズンでお互い5回も対戦するというのはちょっと変な感じだし、そのためにモチベーションがほんのちょっと増すかもしれない・・・でももちろん、刺激的な対戦になるだろう。
Q:新監督フース・ヒディンクの就任で、チェルシーは何を得ていますか?
Pepe:率直に言って、彼らは今はより安定感を得たと思う。彼らは今はもっと信頼感が増したし、もちろんチェルシーは過去にそうでこれからもそれは続くだろうけど、プレミアリーグとヨーロッパで屈指の選手層を抱えたチームだ。だから誰が監督だろうと関係なく、チェルシーの選手層はとにかく強力だよ。
Xabi:彼はニューフェイスで、新しい手法を持ち込んでいる。でも僕はチーム全体は同じで、選手たちは同じだと考えているよ。だからこれまでと同じようにタフだろうし、彼らはとてもコンパクトでとても強力なチームだ。
Q:チェルシーで最も大きなインパクトを持つ選手は誰でしょうか?
Pepe:正直に言うと、その選手は僕が好きな選手の一人で、誰かが僕に、最も危険なストライカーは誰かとか本当に手を焼かされたのは誰がとか聞いて来たら、僕はいつでもディディエ・ドログバと答えるんだ。ある意味彼はますます強力になっていると思うし、ここ数ヶ月は怪我の問題を抱えていたけど、今はゴールを決めていて、ここ6試合ぐらいで4つか5つは決めている。それに何にせよ、前線にニコラ・アネルカやドログバのような選手がいたら、彼らを止めるのは難しいだろう。
Xabi:今は彼らにはミカエル・エッシェンという強さが加わり、それは彼らにとってとても大きな補強だ。オビ・ミケル、ミヒャエル・バラック、フランク・ランパードが共にプレーし、彼らはフィールドの中盤に強力でパワフルな選手たちを揃えている。でも僕たちは出て行って自分たちの能力を発揮するつもりだし、僕たちは中盤の3人ですばらしいバランスを作っている。上手くいけば僕たちはそこでの戦いに勝てるだろう。
Q:選手としてのフェルナンド・トーレスについて、何と表現しますか?
Pepe:マジック。彼は僕たちのキープレーヤーの一人で、ナンバーワンはともかく最高のストライカーの一人だ・・・世界の中で、そして僕たちにとってね。彼は現時点で本当に重要な選手だよ。
Xabi:フェルナンド、彼はこれまでリバプールのすばらしい獲得になっているね。これだけ多くのゴールを決め、今シーズンは怪我に悩まされたけど、彼がフィットしている限りは僕たちにとってとても重要な存在になっていた。
Q:ではスティーブン・ジェラードはどうですか。彼は世界最高のミッドフィールダーでしょうか?
Pepe:それに疑問はない。今シーズンの彼はすばらしく、彼のキャリアの中で最高のシーズンの一つか、おそらくベストだと思うよ。彼と一緒にやれて僕は本当に誇りに思うし、本当にラッキーだと思う。
Xabi:もちろん、スティービーは偶像であり、彼はキャプテンで、リバプールの偉大な代表であり、世界に向けてのリバプールの偉大な大使だ。彼はリバプールの町を誇りに思うという、そういう伝統的な力をもたらしているんだ。それは、クラブとサポーターにとってもとても重要なものなんだよ。
Q:ここ数週間で何が変わったんでしょうか・・・レアル・マドリーとマンチェスター・ユナイテッドを完膚なきまでに破りましたが、そのほんのわずか前にはあなたたちはタフな時期を過ごしていたように見えました。
Pepe:シーズンをまるごと通して同じレベルでプレーするのは、ほとんど不可能なんだ。おそらくあの時は僕たちは良い時もあったけど、ホームで多くの引き分けをしてしまったのは悪い時だったね。今は僕たちはおそらく、今シーズン最高の勢いを得ている。しかし何かを勝ち取ったわけでは全くなく、たったの3試合だ。僕たちはまだマンチェスター・ユナイテッドを1ポイント下回り、彼らが未消化の試合に勝てばその差は4ポイントになる。一方でチャンピオンズリーグでは、チェルシーのようなトップチームが相手だ。難しい試合になるよ。
Xabi:うん、僕たちは四苦八苦していたね。特に2月には望んでいたような結果が得られなかった。でもチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦が、僕たにとってとても大きなチャレンジだったよ。ああいう風に勝ち上がり、ああいう良いプレーをして、僕たちの自信は高まり、あれからチームに勢いがついて、それはさらに増している。今は僕たちは絶好調だよ。
-------------------------------------
またしてものチェルシー戦までもうすぐ。今朝のリザーブ戦はダービーもスピーリングもメンバー入りしていませんでしたので、彼らのベンチ入りがありそうです。試合はアウェイのブラックバーン戦で1-1のドローでした。
レイナお気に入りのドログバは練習中に足首を痛め、水曜の出場は微妙なようです。ヒディンク監督は「様子を見る」と言っており、さらにインターナショナルブレークのコートジボワールの試合で起こった悲惨な事故についても触れ、ドログバやカルーの精神状態に影響はない、と言っています。スタジアムで亡くなった方々に哀悼の意を表したいと思います。
PR