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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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スペインのAS紙より、アロンソのインタビューです。チェルシー戦当日、2月1日の試合前に受けたインタビューです。
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AS紙:クラブの内部で、ベニテスとオーナーたちの間に何が起こっているんでしょうか?

アロンソ:何か堂々巡りという感じだね。でも今のところ、ラファはクラブに残るだろうと思うよ。

AS紙:イングランドのプレスは彼が出て行くかもしれないとうわさしていました。そしてあなたのようなスペイン人選手たちはついて行くだろうと。フロレンティーノ(ペレス)はあなたに興味を持っていると言われています。さらにアトレティコも・・・。
アロンソ:それで契約は何の意味も持たないって?僕は3年以上の契約を残しているし、他の選手も多かれ少なかれ同じだよ。ラファがここに来た時、プレスはバレンシアの中盤の半分はついて来るだろうと言っていた。アジャラ、アルベルダ、アイマール・・・そして彼らの誰一人来なかった。モウリーニョもチェルシーの半分をインテルに連れて行きはしなかったよ。クラブはこの議論も踏み越えて前に進み続けるだけだ。人がいろいろとうわさをするのは普通のことだよ。チームはそれに影響されはしない。ベニテスとオーナーたちは、最後には課題を解決するだろう。

AS紙:この議論と時を同じくして、チームはつまずきました。エバートンは2度アンフィールドで引き分けにし、あなたたちはウィガン戦でも引き分けでした。偶然の一致ですか?

アロンソ:明らかに、僕たちは1ヶ月前のチームと同じじゃない。あの時は僕たちはもっとフレッシュで、もっと流動的にプレーしていた。どのシーズンにも浮き沈みがあるのは当たり前のことで、僕たちが以前よりも悪くなったわけじゃない。僕たちはエバートンに押さえられた、それだけだよ。FAカップでの1-1の引き分けで、僕たちは水曜にグディソン・パークで再戦することを強いられている。前回にプレーしたチームのことを気にするなら、僕たちは全力を傾けて試合をこじ開ける努力をしなくてはならないかもしれない。

AS紙:あのカップ戦はクレイジーなんですよね?

アロンソ:その通りだよ。リバプールはアマチュアのチームと対戦する可能性もあるし、スペインで言うとSecond Regional(スペインフットボールの7部)のチームと、分離フェンスもほとんどないフィールドでプレーすることもあるんだ。

AS紙:アンフィールドに来てすでに5年です。どう感じていますか?

アロンソ:もう1年。僕は、このクラブが僕を補充したその目的を確固たるものにするやり方を見て来た。狙いは、長い期間をかけてチームを基礎から築き上げて行くことなんだ。長い重要な歴史はすでに刻まれているけど、最後にタイトルを獲得してからもう長い時が経っている。最初の年に僕たちがチャンピオンズリーグで優勝したのは衝撃だったね。

AS紙:イスタンブールでのミラン戦、予想への逆襲でした。

アロンソ:うん、そうだね。ベニテスがやって来て、でもリバプールは他のビッグチームのレベルには達していなかった。あのタイトルは彼がやろうとしていることへの自信を強固なものにした。あの瞬間から、僕たちは自分たちがこれから進歩を続けるんだと感じたよ。この数年間を要約すると、リバプールはかつての場所に戻って来た。最高のチームに混じって、全てのトロフィーを賭けて戦う場所にね。

AS紙:継続性というのは良いことですね。

アロンソ:もちろん、最適の人物に任せればね。僕たちは何度か苦しい時も経験して来たけど、クラブは常にその立場を再確認して来た。絶え間なく変わるというのは、何かが正しくないということなんだ。

AS紙:ベニテスにとって、試合の面で譲れないところというのは何でしょうか?決勝ラウンドの中で、あなたたちがこれだけは避けたいと思うミスは何ですか?

アロンソ:僕たちは崩すのがとても難しいチームだ。ラファは選手を入れ替えても、チームを手堅くコンパクトなままであることを望んでいる。彼は基本的なセオリーを維持している。最終ラインが堅固なら、多くの試合に勝てるということだ。

AS紙:リバプールは大一番をやったばかりですね。イングランドでははるかに速く、そしてダイレクトにプレーします。

アロンソ:うん。それをチームが出来るかどうかは所属選手たち次第で、僕たちは全てのラインにスピードを持っているよ。スピードがこの競技の鍵なんだ。

AS紙:良いプレーをするということは、10試合中9試合は勝つということですね。

アロンソ:普通はそうだね。いいプレーをすればそれだけ成功に近づける。バルサがそうだ。今の彼らはあらゆることに対して優勝候補だよ。

AS紙:ここに来てすぐにあなたは適応しましたね。

アロンソ:うん、実際それほど苦労したわけじゃないんだ。僕は自分が移るこの国のこと全てを学ぶつもりで、Donostia(サン・セバスチャン)を後にした。このクラブが僕に必要なもの全てを与えてくれたこと、そして僕が英語を話せることもアドバンテージになったね。言葉は基本で、そして重要でもある。スペイン語を話す人間とだけ付き合い続けることにならないからね。

AS紙:しかし、ぺぺ・レイナの家での日本食ディナーは別でしょう。

アロンソ:そうだね(笑)。あれは楽しいよ。僕はイングランドの習慣のいろんなことに適応して来たけど、食べ物だけはだめなんだ。それからスケジュールもだめで、6時に夕食を取るというここの習慣はね。ピンチョス(バスクの食べ物、パンの上に肉を乗せて串で刺した軽食)と魚が懐かしいよ!でもなんとかやっているよ。家族が行き来しているから、僕の食料庫はいつでも一杯なんだ。

AS紙:そしてレイナがいますから、もちろん退屈することは不可能ですね。

アロンソ:彼は異常なぐらい活発だよ!スペイン人なら皆、Euroの後のことは知っているよね。彼の家を訪ねて食べ物を持ってくる友達の数といったら、とてつもないんだ。ぺぺは一人別格だね。

AS紙:それではあなたたちのグループの中で、生真面目な人間というと誰ですか?

アロンソ:フェルナンド・トーレス。笑わなくてはならない時には彼は笑うけど、彼は自分の周りの全てに耳を傾け、受け入れるというタイプの人間なんだ。リエラはまた違った特別のケースだよ。彼は適応することに関していくつか問題を抱えて苦労していたんだ。でも2日後には、彼は全世界と話をしていたよ(笑)。そしてアルベロアは親しみやすい人間だ。

AS紙:あなたの典型的な1日というのはどんな風ですか?

アロンソ:とても静かだよ。練習して、チームと昼食を取って、それから家に帰る。そして今は10ヶ月になる息子のJonがいる。午後にはガールフレンドと息子と一緒に散歩をして、コーヒーを飲む。Donostiaにいた頃の、一つ何かやって、次はこれ、そしてまた次というのとは全く違う。外出したらあまりリラックスはできないんだ。

AS紙:Jonは左利きですか?

アロンソ:彼は右利きになるだろうと思う。ほとんどの人たちと同じようにね。

AS紙:ではおじいちゃんのペリコは何と言っていますか?

アロンソ:彼の初孫だから、まさによだれが垂れているよ。僕の母は、僕たち、彼女の子供たちの時と同じだと言っている。

AS紙:あなたはマドリーへの移籍寸前だった時がありましたね。あの移籍はなぜ実現しなかったんですか?

アロンソ:彼らはマドリーとは話し合っていたけど、両クラブが合意に達しなかったんだ。それからリバプールが来て、短時間のうちに僕たちは合意に達した。僕は彼らの真剣さがわかったし、彼らがすばらしいクラブであることも知った。彼らは選手が望み得る全てと、その環境に大きな魅力を備えている。

AS紙:例えば?

アロンソ:彼らの歴史、彼らのファン、そしてスタジアム。フットボールを愛している人間にとってはリバプールはまさにフットボールそのもの、愛すべきクラブだよ。誰もがその過去、逸話、勝利、敗北を語る。このクラブのことを人が語るその語り口は、とても感情のこもったものだ。ケニー・ダルグリッシュはここでは神だよ。彼がスタジアムに現れた時、彼が受ける尊敬と賞賛は、髪が逆立つような気持ちにさせられる。何年か後に僕がスペインに戻った時は、間違いなく"レッズ"に親密な感情を常に抱き続けるだろうね。僕はここに少なくともあと3年以上はいるだろう。

AS紙:何と言ってもチャンピオンズリーグです。しかし今はリバプールは、19年ぶりのリーグ優勝への思いで熱狂しています。

アロンソ:僕がここに来て以来、今シーズンは最大の時の一つだね。僕たちはいくつかの重要なポイントを稼ぎ、ライバルのユナイテッドとチェルシーを倒した。そして今日の午後再びチェルシーとアンフィールドで対戦する。いいプレーをして勝利することを願っているよ。これはとても重要な3ポイントになるからね。

AS紙:プレミアリーグの、ラ・リーガを上回るアドバンテージは何でしょうか?

アロンソ:機構、そして世界に試合を売るその方法だね。スペインでテレビ局が放映で作り出す混乱はここでは考えられない。試合は問題なくライブで放送されているよ!彼らは入念に気を配ってスケジュールを立てる。プレミアリーグは問題なくアジア全域で見られるけど、ここでは夜10時試合開始というのはないね。イングランドフットボールは本当にうまく機能しているよ。

AS紙:あなたを驚かせた選手は誰ですか?

アロンソ:バトリック・ビエラがアーセナルに来た時は、とても強い印象を残したね。彼の存在感と、フィールドの中盤での責任を果たす能力に僕は感銘したよ。そしてポール・スコールズはいつでも印象的だ。彼がインタビューを受けているのは見たことがないし、TVにも出ない。このことが彼をどちらかと言えばもっと公に知られた存在にはしていないんだけど、彼はあらゆることが出来る選手だ。

AS紙:では、シャビ・アロンソは?

アロンソ:(笑)僕たちはみんなそれぞれのプレースタイルを持っているんだ。僕の場合はチームに安定感をもたらす。だから他の選手たちは僕を隣に置いて、僕はペースをコントロールすることができる。

AS紙:マドリーとの試合はどうなるでしょうね?

アロンソ:とても興味をそそる試合だ。ベルナベウもアンフィールドも、もちろんとてもすばらしい雰囲気になるだろう。そしてマドリーはとてもいい試合をするだろう、疑いなくね。勝ち抜け候補はいないけど、鍵になることはある。僕たちが敵地で得点できるかというようなことがね。僕たちは2年前に、カンプ・ノウでの1-2を足がかりにしてバルサを退けた。そして今回の試合も、この2チームがノックアウトラウンドの初戦で初めて対戦するという、さらなる魅力がある。僕たちのファンはとても喜んでいるし、マドリーのファンも間違いなく同じだと思う。

AS紙:マドリーのどの選手に注目しますか?

アロンソ:僕はセルヒオ・ラモスが本当に好きなんだ。彼は、ほとんどどの選手にもないすばらしいポテンシャルと能力を持っている。

AS紙:カシージャス対レイナ。キーパー対決でもありますね。

アロンソ:彼らは代表チームの二人のキーパーで、それが全てを物語っているよ。イケルはイケル、さらにぺぺがいるというのは贅沢だね。彼はとても強く、それほどやることがない時でも試合をとても良く読めるんだ。リバプールで彼はさらに成長している、それは間違いない。そして、他の僕たちと全く同じように、彼はマドリーを相手にプレーできることにゾクゾクしているよ。思い返せば、チャンピオンズリーグで優勝した翌年、僕たちはベンフィカにベスト8をかけた対戦でノックアウトされた。インテルでも、アーセナルでもなくね。すばらしい試合にするために全力を尽くすよ。

AS紙:何にも増して、ベルナベウはあなたを怖がらせはしないですね?

アロンソ:一度、レアル・ソシエダで、僕たちは1-4で勝利した。あの後で彼ら(ソシエダ)が立ち上がれるかどうか、見てみよう!僕は彼らが昇格に近づけられることを願っている。レアルとギプスコア(バスクの県)にとって、チームが1部に復帰すると言うことはものすごく重要なんだ。

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このインタビューが、例のSUNの報道「ラファとオーナーの権力闘争」の元になった記事です。「全然ニュアンス違うだろ」と、現地ファンが英語訳してくれたものを日本語訳しました。
このインタビューアーは先日のトーレスへのインタビューと同じ人なんですが、聞いている内容は全く違うのが面白いですね。トーレスには主に個人的なことを、アロンソにはもっとチーム全体のことを聞いています。彼はそれだけリバプールが長く、クラブの中で重要な存在で、いろいろなことがわかっているからなんでしょう。
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