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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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2月8日にスペインのAS紙に掲載された、トーレスのインタビューです。
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AS紙:ジェラードのコンディションはどうですか?

トーレス:彼は3週間の離脱ということだけど、うまく行けばそれだけ長くはかからないだろう。でもハムストリングの怪我というのは決してわからないんだ・・・僕自身の経験から言うとね。僕に希望を与えてくれているのは、彼が怪我をして5分後に交代を申し出たことなんだ。怪我が深刻なものであれば、普通はその直後にわかる。彼が比較的早く戻れることを、僕は願って祈っているよ。
AS紙:ベルナベウの試合に間に合うようにですね。

トーレス:彼は代わりのいない選手なんだ。すばらしいチームには全て、代えのきかない選手がいる。地元出身で、そのクラブでずっとやって来た選手がね。他の選手たちは出入りするけど、彼は常にそこにいる。ここでは、その選手がジェラードなんだ。リバプールは彼ともう10人の選手のチームだ。彼は僕たちにとって全てを意味するんだよ。

AS紙:FAカップのエバートン戦での敗退は、リーグでのチェルシー戦の勝利を台無しにしました。昨日のあなたたちのチームは、ロスタイムにあなたのゴールで勝利しましたね。チームは不安定な期間を過ごしているんでしょうか?

トーレス:僕たちは今シーズン本当に良いスタートをしたけど、今現在は最高の時期とは言えないね。でもお粗末だとは言わない。どちらかと言えば、ここにアウェイの試合にやって来て引き分けならそれで大満足だという下位のチームを相手に、僕たちは苦戦を強いられている。ビッグチームを相手の成績の方がいいし、マドリー戦で僕たちが見せる必要のあるものはそれだね。僕たちには、怪我をして離脱していた選手たちが戻って来ている。僕自身もそうだ。全てはどういう見方をするかだよ。

AS紙:そうですね。

トーレス:悲観的になって僕たちはFAカップで敗退したんだと考えるか、それとも楽観的になって、それは僕がやっていることなんだけど、僕たちはリーグのタイトルレースを戦い、チャンピオンズリーグではベスト16に進出し、過去何年間よりもトータルで良くやっているんだと考えるか。それが僕の見方だよ。

AS紙:では、ベニテスは何と言っていますか?

トーレス:彼はいつもどおり、全てを準備しているよ。一番のことは、彼がチームから100%を引き出すということなんだ。僕たちは速いテンポで、速さと強さを持ってプレーする・・・自分たちがこれが最高なんだとわかっていることをやる。彼は、ここにやってきた時よりもリバプールをはるかに優れたチームと競い合えるようにした。カップ戦では、先日の試合は例外として、彼はチームを水を得た魚のように動かす。リーグ戦はもっと難しいね。もっと資金力のあるチームがあって、それは目に見える違いとなる。でも結局は1対1の対決だ・・・。

AS紙:リバプールサポーターはあなたの歌を作りました。それを聞いてどんな感じがしますか?

トーレス:彼らが僕の名前を歌っている時は、すばらしい気持ちになるよ。僕は、生粋の地元選手であるジェラードでもキャラガーでもない。それであれほどの愛情を、しかもあれほどすぐに受け取ったら、その感動は本当に特別だよ。ものすごい誇りだ。彼らからもらったすばらしいものを、同じだけ返したいという特別なモチベーションを感じるよ。ゴールという形で、そしてタイトルで・・・この間僕は犬と散歩していて、二人の男性とすれ違ったんだ。10メートルも過ぎたところで、彼らは僕の歌を歌い始めたんだ。それはすばらしかったよ・・・

AS紙:チェルシー戦で決めた2ゴールのようにですね。

トーレス:アンフィールドでの僕の今シーズン初の2ゴールだった。昨シーズンは、ここでプレーした18試合中20ゴールを決めたんだよ・・・あの2ゴールも特別だった。僕たちはあの時ポイントで並んでいて、彼らは直接のライバルだし、彼らを倒し損ねていたら大きく落胆しただろう。僕は何ヶ月も離脱していて得点から遠ざかっていた。今回のような試合がどういう試合になるかは二つに一つ、落ち込むか気持ちを盛り上げるか、どちらかだ。

AS紙:そしてマドリー戦もですね?

トーレス:チャンピオンズリーグの中で最もすごい対戦だよ。ヨーロッパで最も歴史あるチームと、イングランドで最も重みを持つチームとの対戦だ。そして勝ち進むのは一つだけ。僕にとってはただの一試合以上の意味を持つ。それは僕のアトレティコでの過去があるからじゃない・・・誰にとっても、ヨーロッパの大会でマドリーと対戦するというのは特別なモチベーションになるんだ。僕はベルナベウでこれまで一度も勝ったことがない。それでも今度は彼らも僕たちに対して同じように感じていて、僕はあそこに行って彼らと対等に向き合えることを切望している。どちらが優勢ということはないし、たぶんお互いホームチームが優勢になるだろうね。セカンドレグをアンフィールドで戦うのはアドバンテージになるだろう・・・でもいつでもそうなるとは限らない。

AS紙:彼らの試合は見ていますよね?

トーレス:うん、そしてチャンピオンズリーグでは彼らがとても危険な存在になるだろうということを知っているよ。いつも通りにね・・・

AS紙:彼らの中で、あなたにとって最も特別な選手は誰ですか?

トーレス:ラウル。彼はいつでも期待に応える、ヨーロッパでは特別の存在だ。信じられないスタッツだよ!ディ・ステファノの記録も破っているんだ!今は他の選手たちのことを言うのが当たり前で、それは彼らが常に最高の選手たちを獲得しているから異存はないけど、最終的には彼はいつでも他の選手たちの影を薄くする。ロッベンのプレーを見ているのは楽しいけど、僕にとってはラウルが鍵なんだ。

AS紙:あなたは以前、企業経営の勉強を中断したことを後悔していると私に話したことがありましたね。

トーレス:うん、いつかまた続けたいと思っているよ。それか何か違うことを勉強したい。心理学、社会学・・・僕は大学の雰囲気が本当に好きなんだ。年を取っているし僕はいつでも家にいる方が好きな人間だから、もしかしたら通信教育コースを取るかもしれないね。でもフットボールをやっている間は何かと難しいよ。

AS紙:家にいるのが好きで、そしてガールフレンドはずっと同じ、オラーラですね。あなたたちは17歳の時からずっと一緒です。

トーレス:僕はいつも、彼女が住んでいたサンチャゴ・デ・コンポステラに会いに行っていたよ。僕は運転免許を持っていなかったから、飛行機での往復しかできなかった。アトレティのファーストチームに昇格してからは、もっと難しくなった・・・でも今は僕たちはここにいる。

AS紙:あなたの初めての、そして唯一のガールフレンドですね。フットボーラーとしては非常にめずらしいですよね?

トーレス:いろんな人間がいるんだよ。子供の頃からの友人や、同じガールフレンドとずっと付き合い続けている人を僕は大勢知っているよ。子供の頃から行っていた店や同じパブに通い続ける人もね。それぞれがライフスタイルが違うんだ。僕は大騒ぎするのは好きじゃないし、オラーラや親しい人たちといるのが幸せなんだよ。彼らがみんないつも僕のそばにいてくれたら嬉しいだろうね。僕がFuenlabradaでフットボールを始めた時からの、そしてアトレティコのユースチーム時代からずっと付き合っている友達・・・信頼できる、誠実な人たち。僕に会いに来てくれる人たち、ありがたいことに彼らの大勢がそうしてくれるよ。2、3週間会話を交わしていなくても、何かあれば力になってくれるとわかっている、そういう友人なんだ。そして僕も彼らの力になる。僕はこう言うよ、僕の人生のこれからもこういう人たちに忠実であり続けること、それよりも僕を幸せにするものはないってね。

AS紙:リバプールで、クラブの組織やその他についてどんなことを学んでいますか?アトレティコで実行できそうなものはありますか?企業経営者トーレスが、Manzanaresで思い切って試してみたいと思うようなことは?

トーレス:外国に行って他のビッグクラブの仕組みを知るというのは、経験になるね。アトレティはある部分は良くやっているけど、他の部分はそうでもない。リバプールが優れたクラブの仕組みを持っているというのはその通りだけど、文化の違いというのを考慮に入れなくてはならないからね。例を挙げると、ここでは僕はほとんどの日は9時から3時までをクラブで過ごす。トレーニングセッションの10分前にはここに着いて、終わったらすぐに家に帰る。"コルチョネロ(※アトレティコサポーターの愛称)"サポーターは、クラブが偉大なんだということを基本にしていて、これからもずっとそうであり続けると考えている。一つのチームを築き上げようとか、プレースタイルを見つけようとか、物事を急ぎすぎないとか、そういうことについてじっくりと考える忍耐がないんだ。これを人に説明して、それを受け入れてもらうのは難しいよ。僕たちが偉大なクラブなら、なぜ待つべきなのか?そう、僕たちは待ち、デポル、セビージャ、そしてマドリーとバルセロナを押さえてタイトルを獲得したベニテスのバレンシアのような、そういう例のことを考えなくてはならない。アトレティコでは渇望があまりにも強すぎて、それが物事を何度も繰り返し面倒なものにしているよ。

AS紙:話を移しましょう。ナダル、ガソル、アロンソ(※F1レーサーの方)、セルヒオ・ガルシア、そしてあなたのように、誇れるスペイン人スポーツ選手、新しいスペインの一翼を担う選手が種目を問わず出てきていますね。そういう選手がみんな、多くの時間を国外で過ごしていると言うことが影響しているんでしょうか?

トーレス:離れているからこそ、その価値がわかるんだよ。そして昨年のスポーツ界はすばらしかったね。彼ら全員を誇りに思うよ。全豪オープンのファイナルを、僕たちはチームが集合している時に見たんだ。1ポイント1ポイントがまるでマッチポイントのように叫んでいたよ!ラファ、行けラファ!ってね。(※ナダルの方のラファです)。彼は僕たちの一員だからね。コンタドール、サストレ、パウ(ガソル)・・・そう、僕たちは今までになく一体感を感じている。そいう傾向を続けて行きたいね。イングランドの人々がスペインのスポーツ選手をどれほど誉めるか、わからないだろうね。

AS紙:あなたのライフスタイルについてはどうですか?

トーレス:僕のライフスタイルは、スペインにいた時とそれほど変わらないよ。同じ時間に食事して、真夜中過ぎにベッドに入る・・・そして空いた時間は、それほど頻繁にではないけど旅行に行くのが好きなんだ。ウェールズ、ダブリン、マンチェスターを訪ねたよ・・・。

AS紙:気に入っている場所はありますか?

トーレス:ロンドン。その人が誰かとか何を着ているかといったことで違った目で見ない、そういう国際都市の面が好きなんだ。有名人がたくさんいるから、誰にも気がつかれずに歩き回れるんだよ。

AS紙:フロレンティーノ(ペレス)は最近何回あなたに電話をして来ましたか?

トーレス:ハハハ、一回も!彼の周囲に起きるうわさの数と言ったら、驚きだね。彼はまだレアル・マドリーの選挙に立候補さえ表明していないのにだよ。

AS紙:英語の上達に関してはどうです?

トーレス:進歩しているよ。でも周りにこれだけ大勢スペイン語を話す人間がいては、ちょっと大変だね。トレーニングでスペイン語しか話さない日もあるんだよ!

AS紙:ルイス(アラゴネス)とは再び話をしましたか?電話が鳴って、彼の声を聞いたら驚くでしょうね。

トーレス:うん、驚くだろうね。彼と電話で話をしたことはほとんどないんだ。向かい合わせではたくさんあるけどね。それに彼の仕事は見守っているよ。最初は苦労していたけど、今はトルコで安定して来ているのがうれしいよ。

AS紙:Euroのあなたの決勝ゴールは何回ぐらいビデオで見ましたか?

トーレス:イングランドに帰ってきてからはあまり見てないね。写真では何度も見たよ。人が僕のところにサインをと持ってくるからね。あれはフットボーラーとしての僕に起きた最大の出来事だ。チームホテルの良い雰囲気で始まった時から、何もかもを思い出すのが好きだよ。最高のことはまだこれからやって来るといいね。それはワールドカップだ。でもそうだね・・・僕たちは自分たちが経験できるとは確信していなかったことを経験したよ!

AS紙:私たちのウエスカ(※スペイン2部のチーム)についてはどうです?

トーレス:とても良くやっているよね?あそこには僕の友人たち(その一人は義理の兄Rodri)がいる。うまくいけば彼らは2部に定着できるだろう。昇格したチームにとっては、それが一番難しいことだ。

AS紙:それでは、25日にお会いしましょう。

トーレス:お見逃しなく!

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彼の言うように、キャプテンが早くチームに復帰してベルナベウの試合に間に合ってくれるといいですね~。ラファも3週間よりも早いかもしれない、と言っていましたし、怪我は思ったより軽いのかもしれません。
オラーラは彼の初めてにして唯一の恋人ですか。これはもうとっとと身を固めるしかないでしょう!
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無題

こんにちは~!
トーレスのインタビューはいつも興味深いですね。
キャプテン、25日に間に合うでしょうか。トーレスはキャプテンとベルナベウのピッチに立ちたいんでしょうね。
なにせキャプテンがいなければ「その他の者」しかいないって事のようですから(苦笑)私はこの表現はあまり好きじゃないですが。

彼女さんの件はオメデタ&結婚はどうも事実のような感じですね!
トーレスはリバプールに来てから運気が上がってるような気がします。それに今年は200「9」年ですし、ベビー誕生もこのタイミングからすると9月に生まれる可能性もありますよ(笑)
まあこれでリーグ優勝も現実になればトーレスは幸せ過ぎて怖いくらいじゃないでしょうか(笑)

でもちなみにワールドカップはキャプテンに獲らせてあげたいです(爆)私の悲願の一つでもあります(涙)



Re:無題

なるほど「9」の年ですか!toshiさんの予言は当たりますからね、期待してますよ(笑)。
ワールドカップをキャプテンに獲らせてあげたい、それは私も願っています。そして彼が活躍してバロンドールも!しかし今日の試合を見る限り、タレントは文句なしながらどうもかみ合わない、という問題は解決していないように見えますね。ベストメンバーじゃないし親善試合でガツガツ行けなかったし敵地だし、しかも相手は今ノリノリだし、ということはありますが、それでももうちょっとやって欲しかったなあ。試合はほとんど相手に支配されてしまいました。
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