大変ご無沙汰しております！元気です！

みなさまこんにちは！大変ご無沙汰をいたしております。

励ましのコメントをたくさんいただきまして、本当にありがとうございました。大感謝です。先月の中旬に無事退院しまして、GW前には職場にも復帰しました。まだ松葉杖をついているのでヨタヨタしていますが、周りの助けを借りてなんとか仕事しています。すねの骨折がこんなに時間がかかるとは思いませんでした。でも足以外はいたって元気です！

ご心配をおかけした方には、本当に申し訳ありませんでした。入院中に日本が大きな災害に見舞われ、自分に何ができるんだろうかと考えたりしまして、ブログを再開しようか、それともこのまま閉じようか迷い続けていました。今はとにかく日常生活での移動ひとつにも時間がかかっておりまして、現地ニュースをチェックする余裕がなく、ちゃんと再開するにももう少しかかりそうです。でもリバプールの試合はしっかりと見てますよ！ちょうど退院して見られるようになった頃からチームは大量得点を続けていて、うれしい限りです。スアレスの愛くるしさにはやられております。チームは絶好調ですね。しかし今は日程に余裕があるのであのフットボールができていますが、来シーズンの週二回の鬼日程でも同じフットボールを続けられるか。違う戦い方も有効なオプションとして使えるようになるためには、キャロルの来季の存在が重要になるかもしれませんね。

改めて、コメントをいただいたみなさま、本当にありがとうございました。一つ一つ返事を返せず申し訳ありません。そして被災された方にはお見舞いを申し上げ、一日も早く以前のような暮らしに戻れますことをお祈りいたします。

公式HPでは、ケニーとクラークの3年契約がアナウンスされました！待ち望んでいたうれしいニュースですので、彼のインタビューをひっさしぶりに訳してみました。キャプテンとコモリのコメントも。

-----------------------------
キング･ケニーインタビュー（公式HP）

おめでとうございます、ケニー、リバプールフットボールクラブの常任監督になったことを、どのようにお感じですか？

このチャンスを与えられたことに、もちろん喜んでいるよ。1月に私たちが復帰した時には、今後について誰からも何も保証はなかった。つまり私にとっては、自分が入って何ができるかを証明する理想的なチャンスだったんだ。私たちが以前に言ったように、ロイという優秀な人間が職を失うという決して理想的な状況ではなかったが、それは私が決めたことではなかった。彼ら（クラブ）は私に加入して力を貸してくれるかと言い、私にはためらいはなかったよ。私たちが入ってまあまあ上手くやったから、彼らは私に、常任で勤めることを快諾してくれるかと聞いて来た。だから私にとっては、これまでやってきたことのすばらしい成果だよ。私一人ではなく、スティーブ、サミー、選手たち、現場の人々、そしてクラブの中にいる他の人々、オーナーも含めた全員のね。

最初に私たちは、我々が一つにまとまって一体となって仕事に取り組めば、もっと良い結果を出すことはたやすくなると言った。結果が良くなっている一番の理由はそこだと思うよ、人々が一体となっていることがね。多くのポイントを重ねられたのは、その成果だ。

私は本当に楽しんで仕事に取り組んでおり、人々の表情に笑顔をもたらすことを楽しんでいる。しかしそれは私一人の力じゃない。ここまで来るためには、皆が私たちの力となって非常に大きな貢献をしてくれたよ。

この数ヶ月間は、このような短期間にこのクラブをここまで前進させたということで、あなたの予想を超えていたのではありませんか？

いいや、全ての試合に可能な最善を尽くすということ以外に、私たちは決して何の予想も立てていなかったからね。私は目標を設定してはいなかったが、もちろん私たちは改善しなくてはならなかったし、それをやった。まだ今シーズンは終わっておらず、あと2試合を残している。そして同じ理念で取り組むよ。日曜には、最大限のポイントを獲得したい試合が待っている。

1月にあなたは、順位表の本来いるべきではないボトムハーフにいて結果を出すことにもがいているクラブにやって来ました。どうやってこんなに早く流れを好転させたのでしょうか？

皆が一つにまとまったから、私たちは前進したんだよ。一つのユニットとなった時、我々は強力な戦闘集団となる。ピッチの外では、イアン･アイルとダミアン･コモリの就任が、落ち着きと権威をもたらすための力になった。彼ら二人は優れた人物で、それは力となる。クラブのために働いてくれる優れた人物を得られれば、それはいつでも力になるんだ。

このわずか数ヶ月間に成し遂げた成果を見れば、リバプールのこれからにワクワクするのではないですか？

それにワクワクしていなければ、私たちは仕事に就かなかっただろうね。予言をするつもりはないよ。私たちは自分たちがやってきたことが報われているが、ここまで来るために本当に懸命な努力をしたよ。それを今後も続けて行けば、さらに成果を得られるだろう。しかしそれを考えている余裕はない。私たちが力強いフィニッシュをすることが、来季に向けての準備となるからだ。一つの試合を終える時には、自分に見合う結果を得て次の一戦に向かって行く。私たちにとっては同じなんだ。今シーズンの成果が来シーズンに向けての自己満足になることはないし、浮かれるべきじゃない。リバプールが常にそうであったようでなければならない、それは他者への尊敬だ。私たちにやるべきビジネスがあるのなら、密かに、そして出来る限りの力を尽くしてやるよ。

まだ今シーズンの最終盤が残っていますが、来シーズンに向けてのプランは水面下ですでに始まっていますか？

選手たちが練習に復帰するための仕事は、とにかく進んでいるよ。一つだけ違うのは、プランに沿って誰か他の人間が入って来るようなことはないね。

何人か若手の選手たちに、チームでのプレーチャンスを与えていますね･･･彼らのパフォーマンスに関して最も印象深いことは何でしょうか？

若手たちはすばらしく良くやっているよ。何人かがプレーしているし練習にも加わっているが、彼らが自分自身を失望させたことはない。彼らは常にアカデミーの誇りだ。それは本物の成果であり、ロドルフォ、クープス、フランクの努力の賜物なんだ。若手が上がって来るというのはフットボールクラブにとって常に新しい息吹であり、ファーストチームの選手たちは、若手が上がって来て一緒にトレーニングするのを見て喜んでいると思う。そのことは彼らの気持ちを高揚させるんだ。私たちはアカデミーに喜ばされているよ。プレーオフに進出できなかったことには落胆しているが、皆が選手を奪っていたから勝ち進めなかったね。私たちはリザーブマッチのために2人を上げたし、イングランド代表が3人持って行った。だから勝ち進むのは彼らにとって大きな課題だったんだ。日程がもう少し良心的だったら、彼らはもっと良くやれていただろう。しかし私たちはロドルフォとあの子達の気持ちを考えて落胆しているだけで、彼らの能力には落胆していない。とにかく、彼らには全く落胆はしていないよ。

ファンはあなたにすばらしいサポートを見せて来ました･･･誇りにお感じですか？

私だけではないよ。サポーターは私がここで過ごした長年に渡り、ずっとすばらしかった。私がこのクラブにいた時も、ブラックバーンやニューカッスルにいて訪れた時もだった。サポーターから常に歓迎を受けて来たよ。今は彼らの表情に笑顔が浮かんでいることで、私の喜びはさらに増している。以前のチームは結果を出せずに、選手や監督も含めて誰もが落胆していたからね。サポーターは少し誇りを取り戻し、彼らの顔には笑みが浮かんでいる。ピッチの上で選手たちはすばらしいフットボールをしているが、私に言わせれば、自分自身よりもファンへの褒美だよ。

ファンたちへ、このニュースを聞いてゾクゾクしている人達へ、今日何かメッセージはありますか？

私を支えてくれたことに強く感謝している。私たち全員が一つになればどんな成果が得られるか、それが見えている。サポーターたちは選手を支えることでその役割を果たし、選手たちは努力してファンを高揚させることでその役割を果たす。そこに連携して我々には、クラブを前進させ上昇させるために準備万端のオーナーがいる。私たちの未来はバラ色だと思うよ。

アカデミーには非常に将来有望な子供たちがいるが、それと同時に、私たちは浮かれ上がってはいない。周囲は来シーズンはどうなるかと予想を続けているが、我々にとって最も大事なのは、来シーズンは良いショーを演じるという決意と努力を見せることだ。その時には起こるべきことが起こるだろう。

そして日曜に勝利して来シーズンのヨーロッパ出場権を確実にすれば、すばらしい1週間の最後を飾れますね･･･

勝利できればすばらしいね。私はこう思うよ、別に勝てないというつもりはないが、次の2試合の結果がどうであろうと関係なく、もし選手たちが彼らがここまでやってきたことに対しての賞賛をもらえなかったら、それは間違いだと思う。彼らはとてつもなく良くやっており、おそらく皆の予想を超えているだろう。だから大きな賞賛に値する。残り2試合、私たちは良い結果をもぎ取るために全力を尽くすつもりだ。

--------------------------
●キャプテン（Liverpool Echo）
「すばらしいニュースだね。クラブに関わる全員が待ち望んでいたニュースだ。ケニーはこの場所を、サポーターと選手たち、このクラブに関わる全員を高揚させて来た。今は僕たち皆が、輝く未来を楽しみにすることができるよ。
最後のホームゲーム前という、完璧なタイミングだと思う。日曜の試合（アンフィールドでのトッテナム戦）で反応が見られるのが、今は本当に楽しみだ。

彼が来る前は、結果が上手く出ていなくて困難な時だと誰もが認識していた。しかし、何より変化が必要な時というのがある。この6ヶ月間は、はるかにポジティブだった。
彼は選手たちにすごく人気があるんだ。一般的に人気者だと思うよ。彼の知識、彼の経験、そして彼がこの競技で何を成し遂げたか、それを皆が知っている。ケニーがサインし、さらに何人かがサインして、間違いなく期待は屋根を突き抜けるほど高まるだろうね。でも僕たちはとにかく、この6ヶ月間にやって来たことを続けて行かなくちゃならない。」

●コモリ（SKY SPORTS）
「非常に早い段階で、ケニーが適切な人物であると私たちは認識していましたし、ケニーの周囲には支援する適切なコーチ陣がいると認識していました。1月に私たちはマネージメントとプレースタイル、攻撃的なフットボールのことも話題にしましたが、今の私たちが見ているのはまさにそれです。

このクラブのアイデンティティを語るのにケニーよりもふさわしい人物がいるとは思いませんし、私たちは、我々が見るだろうと考えていたまさにそのものを見て来ました。ですから私たちは他のどこにも目を向けず、誰とも話し合いはしませんでしたよ。

実際、この仕事（来季監督）についてヨーロッパや世界中の誰の名前も出ず、あなたたちプレスからのうわさが全くといっていいほどなかったことに、私は非常に驚きました。その理由は、誰にとっても考えるまでもなかったからですね。」

--------------------------
思えばほんの一年前はクラブは先の見えない暗闇に包まれており、真っ黒な雲が重く垂れ込めた、夜が明けない空を見上げているような気持ちでした。それが一年で良くぞここまで変わりました。ケニーは「全員が一つになって」という言葉を就任当時からずっと使っています。クラブを信じて揺るがず支え続けたサポーター、クラブを深く愛する監督、彼のもとで努力を続けた選手たち、それを全力でささえるスタッフ、クラブを上昇させる強い方向性を示すことのできるオーナー、その実践部隊となる有能な役員たち、皆が同じ方を向いて一つになれたからこその、今が、そしてこれからがあるんじゃないかと思います。
日本も同じことができるでしょうか。できるかではなく、自分たちがそうしなくてはならないんですよね。そんなことを考えたりしています。