ワールドカップグループステージ3戦目、イングランドは2位で勝ち抜けを決めました。ギリシャとセルビアは残念ながら敗退が決定。正念場の試合を終えたのキャプテンのコメント、そしてこれから金曜に正念場のトーレスのコメントです。
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●キャプテン
(SKY SPORTS)「勝たなければならない試合で2点目や3点目のゴールが決められないと、終盤には本当に心配になるだろうね。しかし、僕は今日の仲間たちはすばらしかったと思ったよ。僕たちが求められていた全て、情熱、ファイト、チームスピリット、タフネスと能力があった。完全に勝ち上がるに値したよ。以前にも僕たちはこれをやった。土壇場に追い込まれて人々が僕たちに疑いの目を向けている時、僕たちは腕を捲り上げて結果を出すんだ。
しかし、この大会のこれからのステージでは、いつでもそれをやる必要がある。今は安定性を見出すことが必要だ、特にノックアウトステージではね。アルジェリア戦のようなパフォーマンスをしたら、もうチャンスはないと思う。
大会のこれまでの自分自身の調子については、本当に満足しているよ。もう一度スコアシートにゴールを記録できなかったことにはがっかりしているけどね。前半に一ついいチャンスがあった。
でも、今日は誰か個人を挙げるのはフェアじゃないと思う。試合に先発した選手、そして交代で入った選手、全員がすばらしかったよ。
これまでの2試合で、ウェインはちょっと批判を受けていた。しかし今日の彼はしびれるような仕事をして、彼の能力の片鱗を見せた。もし人々が彼に疑いを抱き続けるのなら、そうすればいいさ。しかし僕は絶対にそんなことはない。彼のゴールがもうすぐそこまで来ていることはわかっているからね。
(次にどこと当たるか気になるか、と聞かれて)いや、そんなことはない。最初の試合からわかるとおり、全ての試合が難しいよ。しかし、これから全ては僕たち次第だと思っている。僕たちの調子が上がって本来のポテンシャルに近づけば、どこが相手でもやれる。」
●トーレス
(Liverpool Echo)「今は90分やれる準備ができていると感じているよ。月曜には70分間プレーしていい感触だったし、回復は順調だと感じている。でも自分がもっと良くなるということはわかっているよ。
ホンジュラス戦で僕たちがもっとゴールを決められなかったことには本当に落胆した、それは本当だ。僕たちにはたくさんのチャンスがあり、おそらくもう2、3点決めているべきだった。
でもそれと同時に、自分たちは上向きだと思っている。ホンジュラス戦に勝ったことで、運命を自分自身で決められる立場になった。僕たちはもっと良くなるよ。
(ジャブラニについて)あのボールは良くないね。選手たちはちょっと不満を感じているよ。蹴った時に伸び続けるのは信じられないくらいだけど、それは言い訳にはならない。僕たちはあのボールを使って練習しているんだ。
僕たちはチリを倒してグループを首位通過する自信を持っている。次のラウンドで最も危険なチームを確実に回避したいと思っているよ。好材料は、運命を自分たちでコントロールできることだ。スイスがミスをした場合のことを頭に入れておく必要があるし、自分たちのやるべきことはわかっている。上手く行けば、僕たちはこれからゴールを量産し始めるだろう。」
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イングランド代表、まずは最低限の仕事はやりました。キャプテンお疲れ。彼は切れていますね~、トーレスが言っていた通り、この大会に賭ける思いはなみなみならぬものがあるんでしょう。ルーニーとのコンビネーションもやっといつもの感じになって来ましたが、彼にゴールが生まれなかったのは残念でした。
スロバキア戦はミルナーが良かったですね。初戦で彼は悔しい交代をしましたが、再び先発で使われてすばらしい活躍をして見せたところに、気持ちの強さを感じました。そしてコーナーでの時間稼ぎをさせたら彼の右に出るものはいないこともわかりました、上手すぎ。チームに良からぬニュースはありましたが、テリーはそれを吹っ飛ばす気合を見せました、彼もものすごく気持ちの強い選手です。試合後に選手たちが輪になったシーンはすごく良かったですね。スペイン代表負けんなよ!
アメリカが土俵際の打っちゃりを見せたおかげでイングランドは2位抜けになり、こちらの山にはドイツ、アルゼンチン、スペインが入りそうな勢いです。これは面白くなって来ました。キャプテンの言うとおりノックアウトステージに入ったら楽な相手なんかいないですから、気合の入る強い相手と当たる方がイングランドにとってはいいのでは?と思います。ルーニーがメラメラ燃えそうだし。
キルギアコスとヨバノビッチは敗退が決まってしまいました。セルビアには特に期待していたので、すごく残念です。前半の押していた時間に1つでもシュートが決まっていればなあ。前線にガツンと前を向ける強いフォワードが欲しかったですね。
ヨバノビッチに関してはリバプール行きが危ういような報道がされていますが、心配してはいません。その数日前の「ラファがいなくてもリバプールへ行く」報道を含めて、元ネタはおそらく10日前の、
ベルギー紙のこの報道ではないかと思います。内容は下記の通りです。
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イタリアの新聞レプブリカは、監督交代がミラン・ヨバノビッチのリバプール行きに影響を及ぼす恐れがあると報じている。リバプールにヨバを欲しがったラファを追って、彼がインテル・ミランに行く可能性だ。しかし、フリートランスファーとなるスタンダールのストライカーは、新聞にこう語った。「聞いてくれ、僕は1ヶ月前にすでにサインをしている。ベニテスが出て行ったからと言って、その契約を破るつもりはない。もしもリバプールの執行部が新監督は僕を戦力と見ていないと言って、僕たちが合意したら、その時は僕は考えるだろう。しかし僕は信じている。ベニテスは僕を欲しがったが、それは執行部も同じだと思う。僕は自由意志で決断したんだ。」
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クラブ内部がファンでもトホホと思うぐらい混乱しているにも関わらず、彼の意思は一貫して揺らいでいません。さすが闘うセルビアン・スネーク、漢です。ワールドカップ期間に入って、個人的には彼への好意がうなぎのぼりです。マイケル・ジョンソンみたいなフォームでさかさか走るところも、頑張る守備も、軽やかに溝に飛び込んでファンに頭をぐりぐりされるところも、もの寂しい頭髪も全部いい(ほめ過ぎか)。「リバプールのヨバノビッチに対する立場は変わっていない。彼はレッズと正式契約すると予想される。彼はそれを明言しており、クラブ側には問題はないと思われる。もちろんフットボールでは何が起きるかはわからないが、彼は来シーズンをアンフィールドでスタートするだろう」というのは、エコー紙のドミニク・キング記者の談です。ワークパーミットが無事に下りて、スタンダールとの契約が切れる7月1日には公式発表があることを期待しましょう。
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無題
昨日のイングランド戦、そしてアメリカ戦を見ていて、ワールドカップの決勝トーナメントに進むということがどれだけ大変な事か、そしてどれだけ素晴らしい事かという事を改めて感じました。そんな素晴らしい事に、我が日本代表が挑戦している!これは本当に素敵な事ですよね!
選手達には悔いの無い試合をしてもらいたいです!そして是非とも決勝トーナメントへの切符を手に入れて欲しい!
ガンバレ、日本!
・・・でも・・・アッガーもがんばれ・・・。
Re:無題
アッガーも頑張っていましたね~。良い選手なのは十分わかってましたが、ここまでできるんだ・・・とちょっと感動です。彼もこれを成長の糧にしてくれるでしょう。まだまだワールドカップはあと2大会はやれます!
無題
Re:無題
無題
今の代表にとっては、不調を吹き飛ばすような目の覚めるゴールラッシュで勝つよりも、今回の方が気持ちの面で良い状態で決勝Tに挑めるのではないでしょうか?
これからがとても楽しみです。
Re:無題
無題
険しい山に入りましたが~楽な相手に気を緩まなくていいですよね。
それと、日本勝ちましたね^^2日続けて感動しちゃいました・・寝不足万歳(泣)アッガーはもっと観たかったですが、やっぱり嬉しいです。あとはスペインが勝つことを祈ります。上手くいけば日本とスペインが当たる可能性もまだありますよね~・・密かに楽しみにしてます。イングランドとスペインは当たるまで勝ち進んで欲しいです!
Re:無題
スペインが2位抜けするにはどうなったらいいのかな、と考えたんですが、かなーり条件厳しそうですね。スペイン対イングランドの決勝の夢はついえるか・・・でも準決勝でもいいですから、T-Loveさんと同じくぜひ当たって欲しいです!ただし決勝を前に燃え尽きるなんてことがないように、それだけはお願いしたいです。
無題
こりゃ凄いわ。マジで。アッガー頑張ってましたよね。一人だけ絶対あきらめてない感じでしたよ。イライラを余り出してなかったし。さすが、RED=MEN.まあ、あのPKはダイブだけどね。(笑)
この守備的4-3-3みたいなのも面白いですよね。僕昔から、なんで優秀な日本人プレーヤーって、みんなMFなのに、二人もFW使うんだろ?って、10数年前からの疑問だったんですよね。まあ大久保はFWだけど、MFっぽかったし。
かなり、画期的な結果だと、僕には見えました。
バルサ教が常に正しいわけではないと、今回の
w杯で、みんな思えばいいのにね。ざまあ。
セルビアンスネークもどっかしら、キャプテンシーを感じさせる選手でしたね。フニクラさんから、ラファのキャプテンコレクターというあだ名があるって聞いて、なるほどって思いました。
だから、好きなんだろうな俺。早くうう、誰になんだよー。。
Re:無題
本当にそうでした、彼のプレーに心を打たれました。でもあれはダイブ、その通りです(笑)。
岡田監督は良く思いきって、このシステムに変えましたよね。プレマッチが上手く行っていればこのフォーメーションにはしなかった気がするので、怪我の功名ってやつでしょうか?おっしゃるようにすごく画期的で面白いと思います。密かに大久保が効いてるんですよね~。彼の頑張りはすごい。ただし、カード貰わないかと時々ハラハラします。
>セルビアンスネークもどっかしら、キャプテンシーを感じさせる選手でした
私も同じことを感じていました!そして今日のアッガーにもキャプテンシーを感じました。2人ともプレーに賢さが見えると思います。セルビアの試合では、真ん中がトーレスだったらなー、なんて妄想しながら見ていました。