モテモテですが

バナナで釘が打てるほど凍えた昨日の試合からちょっと気分を変えて、FootballFanCastより、リバプールがモテモテですねという記事をご紹介します。
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プレミアリーグは時として、面白く古式ゆかしい場所だ。シティやチェルシーのようなクラブは望めば誰でも獲れるだけの金があるが誰も行きたがらず、一方で選手たちはリバプールとの契約を望んで列をなすが、そのクラブには彼らを買うだけの金がない。この皮肉は、リバプールサポーターたちには通じないはずがない。

数え切れないほどの選手たちが、自分はリバプールをサポートしていると公言したり、このクラブが好きだと発言している。フェルナンド･トーレス、ロビー･キーン、ティエリ･アンリ、クレイグ･ベラミー･･･例を挙げればきりがない。そして先週、1人ではなく2人のヨーロッパ･フットボールの期待の星が、リバプールを理想の目的地だと公言した。ガラタサライのレフトウィンガー、アルダ･トゥランと、シモン･キアルが、ラファエル･ベニテスに「僕を獲りに来い」と懇願したのである。

アルダ･トゥランはこれまでもしばしば、イングランドの最もタイトルを獲得したクラブでプレーしたいと発言して来た。そして彼の最新の爆弾発言は、先週の木曜（2010年3月4日）のUEFA.comでのインタビューの中だった。

「もちろん僕は海外でのプレーを希望しているけど、それは経営陣が決めることだ。いつも言っている通り、リバプールはその伝統で僕を引きつけているよ。ヨーロッパなら僕はリバプールのサポーターだから、もし自分がヨーロッパに行くなら彼らのところでプレーしたい。」

キアルの獲得はベニテスにはやや値段が張り過ぎるかもしれないが、トゥラン、あるいはトルコでの登録名を使えばアルダは、夏の実行可能な選択肢だろう。ベニテスはライアン･バベルに対する忍耐の限界に達して1月にリバプールから移籍間近まで行き、夏にはベニテスは彼を売却して資金を得そうだ。アンドレア･ドッセーナとアンドリー･ボロニンがすでにクラブを去って、ベニテスは特に左サイドの攻撃オプションを強化したいだろう。

アルダはガラタサライのユースシステムから上がって来た選手で、現在はこのトルコのクラブで107試合出場し、26ゴールを決めている。この左ウィンガーは2009/10シーズン開幕からはチームのキャプテンを任され、2005/06シーズンにファーストチームでデビューして以来、イスタンブールの確固とした人気選手だ。今シーズンは、アルダは全大会を通じて7ゴール17アシストを記録している。代表戦では34試合出場5ゴールである。

この選手は、スイスとオーストリアで開催された2年前のヨーロピアン･チャンピオンシップで一気に名を馳せた。アルダは2ゴールを決め、トルコがドイツに準決勝で敗退するまで、大会を通じて代表チームの主役を演じた。スイス戦で92分に決めた決勝点は、対チェコ戦のゴールと共に、特に記憶に残る一撃だった。チェコ戦ではトルコは最終的に2点のビハインドをひっくり返して勝利した。

ゴールスコアラーとチャンスメーカーとしてだけでなく、アルダはそのテクニックとボール扱いの上手さでも有名である。この選手はリバプールにちょうど￡10mあまりとの評価を受けており、クラブとの関係がうわさされて来たダビド･ビジャよりもお値打ちだろう。

アルダは2年続けて（2008年と2009年）トルコの年間最優秀選手に選ばれており、2005/06 と2007/08のトルコ･スーパーリーグを制し、2007/08にはトルコ･スーパーカップも獲得している。

アルダのガラタサライとの契約は2012年までだが、リバプールはこの夏にガラタサライの決断をテストするかもしれない。アルダ自身がいつかこのクラブでプレーしたいと公に宣言しているのだからなおさらだ。リバプールのRBSへの負債はいまだに約￡200mあり、クラブは獲得資金を選手の売却に頼らなければならないだろう。しかも、来シーズンのチャンピオンズリーグの出場権は非常にきわどい状況にある。

リバプールがこの夏に、彼らのチームに大きな補強ができるかどうかは疑問だ。しかし差し当たっては、リバプールはプレミアリーグの究極のパラドックスとも言える彼らの地位を維持するだろう。マンチェスター･ユナイテッドを除き、彼らはイングランドで最も有名でサポートされているクラブだ。しかしながら、彼らのファンベースの大きさ、そして世界のトッププレーヤーたちを大勢擁しているにも関わらず、彼らの財布のサイズは他と比較するとあきれるほどに小さい。その問題が正されないうちは、アルダやキアルのような選手たちは待たなくてはならないだろう･･･。

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この記事の締めはあまり気分転換にならなかったでしょうか。まあ、根本的な問題が解決しないことには、アルダの恋もキアルの恋もなかなか実りそうにはありません。そしてCLの出場権を逃すようなことがあれば、資金繰りは非常に困難になり、彼らとの障壁はますます高くなってしまうでしょう。絶対にそんなことはないと信じて応援しますけどね！！！
レッズがこれだけ有望な若手たちに恋をされるクラブであるのは、今までクラブで闘って来てくれた選手やスタッフ、そしてファンたちが築き上げ残してくれた、偉大な財産に他なりません。それを食いつぶしている罰当たりなヤカラが2人トップにいるというのは、断腸の思いです。しかしそれはそれとして、「金はないけど色男」なのはいいですが、「いつも一生懸命立ち向かって行く姿が好きなの」と言われるような闘うチームであって欲しいと思います。それがいつでもレッズの一番の魅力ですからね。

もう一つ気分転換になりそうな記事を。ラウリ･ダッラ･バッレがU-18を卒業して活躍の場所を本格的にリザーブへシフトするようですが、彼が2月28日にポーランドのサポーターサイトに語ったインタビューを、英国のファンサイトが英訳してくれました。
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Piotr：昨年の夏、フルハムが￡3.5mであなたにオファーを出しました。あなたがリバプールで満足していないというゴシップ記事がいくつかありましたね。これは事実ですか？

Lauri：僕はここで本当に幸せだよ。いつかファーストチームでプレーしたいと思っている。

U-18チームからリザーブへ移りましたね。どんな感じですか？

トレーニング自体はそれほど違いはない。もちろん選手たちの年齢が上だし経験があるから、ちょっと難しくはなったね。でも上手くやっているよ。

ケニー･ダルグリッシュが今アカデミーで仕事をしていますが、彼には会いましたか？

うん、前にケニーと話をした。彼はとても良い人で、名誉なことだった。

リバプールに加入する前に、あなたは数ヶ月間インテルで練習をしています。あそこに残らなかった理由は何です？

僕はまだ子供で、言葉も満足に話せなかった。イングランドはあそこよりずっとフィンランドに似ているし、僕はこの国を愛しているんだ！イタリアは全然違ったよ。

ちょっと要約しましょう。あなたはインテルで練習し、チェルシーがあなたの獲得を望み、アヤックス、ACミラン、バルセロナからも追いかけられ、そしてあなたはリバプールでプレーしています。18歳の選手としてはかなり印象的です！
アンフィールドであなたは、サミ･ヒーピアと同じような偉業を達成したいと思っていますか？

うん！サミ･ヒーピアは僕が尊敬している人の1人なんだ。彼はディフェンダーだけど、クラブ全体をあれだけ鼓舞できる選手で、ファーストチームでたくさんの試合でプレーした。僕も同じことをやりたいよ。

リバプールのスカウトIan Barriganは以前に、あなたのことを「リバプールのアカデミーの歴史上最も生まれついてのフィニッシャー」と発言しました。これから2、3年のうちに、複数の最大のクラブが再びあなたの獲得に戦うような感じですが？

すばらしいチームが僕に興味を持ってくれるとしたら、それは驚くべきことだよ。僕は懸命に努力しているし、フットボールをプレーすることを愛している。でも今は、リバプールでだけプレーしたい。

人々は、あなたのフットボールスタイルがフェルナンド･トーレスやウェイン･ルーニーに似ていると言いますが･･･

前にフェルナンド･トーレスと比較されたのは知っているけど、ウェイン･ルーニーのことは初めて聞いたよ。彼らは2人ともすばらしい才能の持ち主で、彼らと比べられるというのはすごいことだね。彼らのことはテレビで見ているし、いつか彼らのように成功したい。

リバプールは北欧の国々でとても人気がありますね。あなたは子供の頃はどこのサポーターでしたか？

小さい時は、リバプールの試合をたくさん見た。彼らはフィンランドで本当に有名なんだ。リバプールはずっと僕のイングランドのお気に入りのチームで、だから僕はこのアカデミーに入ることを決めたんだよ。

あなたのお父さんはイタリア人ですから、まだ自分がプレーする代表チームを選べるんですよね。

まだ決断はしてないんだけど、たぶん僕はフィンランド代表でプレーすると思う。

ラファはあなたに獲得するなら誰を推薦するかと聞いてはこないでしょうが、1人選ぶとしたらどの選手か教えてください。誰がいいです？

ダビド・ビジャ！僕は彼がフェルナンド･トーレスと一緒にプレーするのを見て来ているけど、彼らはものすごくいいよ。高望みだってことはわかっているけど、彼とトーレスは前線ですごく魅力的なコンビになるだろう。代表チームで彼らはすばらしい仕事をしているし、リバプールで2人が一緒になったら、見ていてすごいだろうと思う。

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2つの記事で奇しくも同じ、ビジャの名前が。彼がレッズに加入することは、リバプールが明日インドの大富豪に100%所有されることでもない限り、あり得ない気がします。しかしもし彼が来たとしたら、LDVにとっては大きなライバルというかファーストチームへの壁になると思うんですが、彼は意外と欲がないですね。個人的には、彼の言うようなコンビをトーレスと彼自身や、トーレスとパチェコで作ってもらいたいです。今日はリザーブマッチのトランメア戦がありますから、ようやく彼にもリザーブで暴れるチャンスが来そうですね。その頃パチェコの方はフランス入りしているか。

それから公式HPで、そのフランス行きのメンバーに関してラファのコメントが出ています。

●ラファ（公式HP）
「アッガーについて私たちはちょっと問題を抱えていました。彼は病気で体重を減らしてしまいました。彼に注意が必要でしたが、今はトレーニングをしており、上手く行けば（フランス行きは）OKでしょう。
ベナユンにも足首に問題があります。経過を見てみなければなりません･･･あと1日あります。彼は今日（火曜）はトレーニングをしませんでしたから、私たちは決断をしなければなりません。
（ジョンソンの復帰は）唯一のポジティブなことでした。もう1人復帰して、もう1人選手が増えました。彼は残りシーズン、私たちにとって重要な選手となり得ます。明らかにまだマッチフィットネスに達していませんが、少なくとも能力は見せてくれました。彼は良く前に上がっていましたし、チームの異なるオプションとなってくれます。」

シュクルテル、アクイラーニと来たウィルスがアッガーにもうつったんでしょうか。月曜はそれでもベンチ入りしていたんですが、スタメンは無理だったのかもしれませんね。ベナユンの足首も心配ですが、それほど深刻なものではなさそうです。彼とマキシが出られないとなると、バベルの出番か、それともリエラが久しぶりに姿を現してくれるでしょうか。

そして最後に、リバプールにあまり関係ない話題を。6月のワールドカップに向けてペプシのCMです。ブログにYOUTUBEの動画を入れているのを見かけていいなあと思っていたんですが、このブログでもできるらしいということにやっと気づき、トライしてみました。

これにトーレスは出てませんが


こちらには2分あたりから登場。


これは最初のCMのメイキングの様子です。


トーレスはスケジュールか怪我で参加できなかったのかもしれませんが、メッシの役をぜひやって欲しかったなあ。こういうビデオを見ると、ワールドカップが楽しみで待ち遠しくなりますね。しかし選手は今からそれに気を取られてはいかんですよ！