プレーオフ･システム

プレミアリーグで、チャンピオンズリーグ出場権をかけて4位以下でのプレーオフシステム導入案が出ています。第一報を報じたガーディアン紙によると、この案は2月4日のクラブミーティングでリーグから提示され、4～7位のクラブでプレーオフを戦うというものです。シードをするか、ホーム＆アウェイのノックアウトシステムにするかなど、実用性を調査して4月に更なる詳細案が提示されるとのこと。記事では、いわゆるトップ4を除くクラブはこの提案を支持していると言っています。

BBCによると、ルール変更のためには少なくとも20クラブ中14クラブの賛成が必要とのこと。そして、すでにTV放映権の取引が締結されている3年間は変更されないだろうとしています。BBCでは、エバートンのモイーズ監督のコメントを紹介しています。

●モイーズ監督（BBC）
「リーグ順位というのは全ての試合で決まるもので、そこで終わった場所が順位だと私は常に思っているよ。だから、一つのチームに順位表の場所の可能性を3つか4つ与えるというのは、若干不公平だろう。とは言え、プレミアリーグ昇格を賭けたチャンピオンシップのプレーオフは、非常に上手く行っている。だから考慮すべき価値はあるかもしれない。しかし、チームがシーズンが終わった後にさらに3、4、あるいは5試合戦うことに猛烈な興味を持っているのかどうか、私はわからないよ。悪いアイディアではないと思う。
下手にいじくり回し過ぎてはいけない。あっという間に、7位や8位で終わることが大成功とみなされるようになりはしないだろうか？そうなるべきではない･･･イングランドで4位になって、十分成功と言っていいとみなされるべきだ。私はある意味賛成、ある意味反対だ。」

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記事によっては「リバプール救済？」なんていう書き方をしているところもあります。個人的にはプレーオフシステムというもの自体が嫌いなので、この案は以前の39試合めの提案以上に「？」です。リーグで1シーズンきっちり戦って順位が決まるんですから、その一戦一戦を尊重すべきでしょう。そもそもプレーオフのシステムを導入するなんていうのは、人気が低迷して何とかてこ入れしたいとか、余分に試合して収入が欲しいとか、そういうビジネス面から出て来る発想だと思うんですが･･･。リーグで38試合を戦って4位にも入れないようなチームが、チャンピオンズリーグに行く資格はありません。それはもちろん今季にも言えることです。エールディビジのようにちょっとやって止めてしまうようなことのないよう、しっかりと精査して欲しいですね。

レッズの4位フィニッシュの鍵を握るのはこの男でしょうか？ラファがマスチェラーノの復調についてコメントをしています。
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●ラファ（Liverpool Echo）
「ハビエルはピッチ上で、彼がなぜアルゼンチン代表キャプテンであるかを証明しています。彼は非常に優れた精神力の持ち主です。非常にポジティブで、自分の周りを鼓舞することのできる選手です。彼はチームの他の選手たちの手本となっています。私は彼ら全員の現時点でのプレーぶりに本当に満足していますが、ハビエル･マスチェラーノは、私たちのために本当に良くやっている選手です。
ダービーを振り返ってください。彼は本来ではないポジション（右サイドバック）でプレーしましたが、それでも非常に大きなインパクトを与えました。今の彼のプレーが大きく変わっていることは、誰もがわかるでしょう。シーズン開幕当初は、彼にとって非常に困難な時期でした。しかし今は物事が落ち着き、彼はチームのために懸命なハードワークをしています。彼は私たちが獲得した頃のハビエル･マスチェラーノに戻っています。このクラブへの彼のコミットメントは100%です。

アルベルト（リエラ）は左サイドのオプションです。各ポジションで競争があるというのは重要なことです。彼はこれから良くなるでしょう。何週間かずっとトレーニングが必要でしたが、先月復帰し、彼は再びトレーニングで調子を取り戻しています。」

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ラファのコメントからすると、リエラは負傷から戻って来て調子がいまひとつ上がっていなかったか、また問題があったんでしょうか。負傷者については、ベナユンはすでにフルトレーニングに復帰、トーレスは先週の火曜からランニングを開始、同じくジョンソンも先週からようやくランニングが出来るようになりました。ベナユンについてDaily Postは、ウニレア戦での復帰はなさそうだが、シティ戦でのチーム入りはあるかもと言っています。密かに木曜のベンチ入りに希望を持っているんですが･･･。
ウニレアは月曜に5部のノースウィッチ・ヴィクトリアと親善試合をヴィクトリアのホームで行い、1-0で勝利しています。ルーマニアは12月から今週末までウィンターブレークで、ELに向けてブレーク明けの調整試合でしょう。早くから英国入りして調整をしているのは、その真剣度の表れですね。彼らもグループでレンジャーズを抑えて3位に入ったんですから、あなどれない相手･･･と言いつつも、ケリーやパチェコの先発起用を期待しています。特にパチェコに関しては、ラファが「先発近し」と言っているので大いに注目です。