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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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トーレスのオフィシャルサイトより、11月8日にマルカ紙に掲載されたインタビューです。前後半に分かれて掲載されているものをまとめて訳しました。
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<前半>

Marca:より心が痛んだのはどちらでしたか?足を負傷したことか、それともアトレティコとの試合に出場できなかったことですか?

Torres:今の時点では、アトレティコと対戦できなかったことだね。そして、ビセンテ・カルデロンとアンフィールドのあのすばらしい雰囲気を見た後では余計にだよ。僕にとっては、本当に出場したい対戦だった。マドリードに戻ることを楽しみにしていたし、その後のリターンマッチには復帰が間に合うだろうと思っていた。それでも今はずっと気分は良くなったけどね。
Marca:(アトレティコ戦のリバプールの同点弾は)ペナルティキックでしたね?

Torres:あの試合をその場で見ていたんだけど、全てがとても早く起きたよ。接触があったことは間違いない。スティービー・ジェラードはダイブをするような人間じゃないからね。それがレフェリーがペナルティスポットを指すほどの接触だったかどうかは僕にはわからないけど、結局のところ、僕たちにとっては良い判定だった。

Marca:運命は、あなたにかつてのクラブと対面させたくはなかったようです・・・

Torres:うん、そんな感じだったね。最初はビセンテ・カルデロンが使用停止になる可能性があって、それから怪我だ。そういうことは理由があって起こるんだ。最終的には両チームが引き分けて、僕たち両方ともが次のラウンド勝ち抜けに近づいた・・・だから、どちらのチームも満足だよ。

Marca:もしもあなたがアトレティコ・マドリーを相手にゴールを決めていたら、セレブレーションをしたでしょうか?

Torres:いや、僕はセレブレーションはしなかっただろうね。このことは最大の謎の一つでもなんでもないと思うよ。僕はあそこで成長し、あのクラブには大きな恩恵を受けている。僕はアトレティコのファンに大きな敬意を持っているし、あそこでゴールをしてセレブレーションをするなんて馬鹿げたことだ。そんなことをする必要はなかっただろうし、僕はセレブレーションしたい気持ちにもならなかっただろう。でもそれでも、得点し、勝利し、最大限のプレーをすることに全力を尽くしただろうと思う。

Marca:あなたのアトレティコ・マドリーからの旅立ちは、文字通りあなたのキャリアの飛躍と同じくなりました。今はあなたはバロンドールの候補であり、2008年のヨーロッパチャンピオンです・・・アトレティコ・マドリーとフェルナンド・トーレスが一緒に躍進できなかった理由は何でしょうか?

Torres:うん。僕には変化が必要だった。僕は、ピッチの中と外の両方で重過ぎる責任を背負っていた。僕はそこから逃れることを必要としていたんだ。フットボールをやることに集中するために、そして(プレーのあらゆる面において)偉大な選手たちから学ぶためにね。僕はその完璧なチャンスを与えられたんだ。同郷のスペイン人選手たち、全面的に僕を支援してくれるスペイン人監督、(世界最高の一人である)偉大なキャプテンと一緒にプレーできる。リバプールには、僕が選手として成長を続けるのに必要としていた全てがあった。ヨーロッパ最大のクラブはいくつかあり、そういうクラブが最も重要な試合に参加する。そこが一番大きな違いだよ。

Marca:あなたは、アトレティコ・マドリーで引退したいと思っていますか?

Torres:わからないよ。僕はまだいろんなことを経験したいと思っているけど、アトレティコは他とは違う特別なクラブだ。そこで引退するかどうかはわからないけど、いつの日か戻りたいとは本当に思うよ。戻って、あそこにいる間にはできなかったことをやり遂げられたらいいね。僕がクラブを去った時は、あれ以上クラブのために僕ができることは何もなかった。でもそうだね、僕は戻りたいと思うよ。

Marca:スペインでのプレーに戻ることを今まで考えたことは?

Torres:まだないよ。僕は競争の激しいリーグでプレーしている。自分のフットボールを楽しんでいるし、本当に面倒なことがないところでプレーや練習ができているしね。

<後半>

Marca:ご自分にバロンドール獲得のチャンスがあるとは考えていますか?

Torres:いや。はっきりとした有力候補がいるよ。クリスティアーノ・ロナウドが昨シーズンにやったぐらい、この賞に値する選手がいる年というのはめずらしいよ。

Marca:ではイケル・カシージャスのチャンスについてはどうでしょう?

Torres:今年の選択肢ははっきりしていると思う。ロナウドはフットボールで最も厳しい国内リーグタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグで優勝し、決勝でゴールを決め、プレミアリーグとヨーロッパの両方で得点王になった。彼がこのタイトルに最もふさわしい選手だよ。

Marca:あなたは、ご自分もいつかバロンドールを獲得するだろうと思いますか?

Torres:いろんなことが一つに集中する必要があるね。一人の選手がすばらしいシーズンを過ごすことはあっても、その年に何か優勝杯を獲得できずに終れば、このタイトルは最終投票でそれが大きく影響するからね。最も重要なのは、毎年のように候補の中に入ることだ。例えば、スティービー・ジェラードはここ8年間上位6人の中に入っている・・・そしてそのことは、彼という選手を雄弁に語っているよ。

Marca:ワールドカップ優勝についてはどうですか?

Torres:僕はまだ自分が優勝できるとは思えないよ。でもいつかそれを成し遂げたいし、そうなるのを夢見ることは誰の害にもならないしね。僕たち全員、南アフリカワールドカップを楽しみにしている。僕はヨーロピアン・チャンピオンシップですばらしい思い出を作り、そういう全てをもう一度経験するチャンスがすごく欲しいよ。今の年代の選手たちがやっているフットボールを僕たちは楽しまないではいられないし、僕たちが一緒にプレーを続ける限り、どんなことでも可能だ。僕たちはどうなるか見守るだけだね。

Marca:クリスティアーノ・ロナウドとともに、あなたはレアル・マドリーの会長が獲得を熱望している選手の一人です。ご自分がレアル・マドリーのシャツを着る可能性はあると思いますか?

Torres:そのことについては、僕は以前に何度も話しているよ。僕は自分がいつもプレーすることを夢見ていたクラブで育った。僕が身につけていることを誇りに思うシャツの色のクラブでね。今、もしもレアル・マドリーのようなクラブが自分を注目しているなら、その時は他にも獲得を狙っているクラブはきっとあるはずだ。そして僕が選べるなら、おそらくレアル・マドリー以外のどこかでプレーすることを選ぶだろうね。イングランドを離れるという考えや、スペインに戻る、イタリアでプレーする、イングランドの他のクラブでプレーする、そのどの考えも僕の心をよぎったことはない。

Marca:マンチェスター・シティの新オーナーからオファーを受けたことはありましたか?

Torres:イングランドでは、フットボールは多くの伝統的な価値観を保っていて、サポーターたちは一般的にああいうやり方を大歓迎はしないんだ。マンチェスター・シティのオーナーは、彼のチームを作り上げたいと思っているその手法で、プレスから大きな非難を受けている。でもアブラモビッチも似たようなやり方をして、チェルシーではそれが上手く行っているね。もしもマンチェスター・シティが優秀な選手たちをまとめて連れて来てチームを作ったら、彼らは間違いなくトップに挑戦するところまで上がってくるだろう。

Marca:この夏、あなたにはチェルシーとサインするチャンスはありましたか?

Torres:新聞ではその話は随分読んだけど、僕はEuro2008で代表のために戦っていて、自分のやるべき仕事に集中していた。彼らが僕のクラブと話をしていたのか、その件について僕の代理人が話していたのかどうかさえ知らないんだ。そしてたとえそのチャンスがあったとしても、僕がリバプールを棄てることは絶対にないだろう。

Marca:プレミアリーグがリバプールの一番の目標ですか?

Torres:うん。僕がこのクラブに加わった時、誰もがチャンピオンズリーグのトロフィーを掲げることよりも、プレミアリーグ優勝のことを話していたよ。リバプールは18回リーグ優勝をしていて、マンチェスター・ユナイテッドは17回だ。だからもしもマンチェスター・ユナイテッドが今シーズンタイトルを獲得したら、彼らは僕たちの記録と並ぶことになる・・・そして、それはファンが避けたいと思っていることなんだよ。僕たちのサポーターのおよそ90%が、プレミアリーグ優勝の方を望んでいるんだ。

Marca:チャンピオンズリーグの決勝で一番倒したいと思うチームはどこでしょうか?

Torres:僕たちのファンは、マンチェスター・ユナイテッドを倒すことを望むだろうね。この2チームの間のライバル意識は、レアル・マドリー対バルセロナの激しさと同じか、それどころか・・・もしかしたらそれ以上かもしれない。そのライバル意識はひしひしと感じられるよ。特に二つのチームは国内的に似たような成功を経験しているからね。レッズファンにとって最高にすばらしい経験というのは、マンチェスター・ユナイテッドを決勝で倒すことだろう。

Marca:あなたの驚くべき進歩の背景には、どんな理由があるんでしょうか。ラファ・ベニテス?チームメート?それともイングランドのプレースタイルでしょうか?

Torres:実際、ちょっとずつその全てだね。ボスは僕たち全員に対して、決して学ぶのを止めないことを望んでいるんだ。彼は選手たちが今できるベストの力を発揮するだけでは満足せず、さらに多くのものを期待し、僕たちが成長し、チームのプレーのやり方に自分のスタイルを適応させることを望んでいる。ラファ・ベニテスは、ほんの細かいこと、僕がピッチの上に出ていて考えもしなかったようなことでさえ熟知しているんだ。例えば、オフザボールで特定の動きをすることで余分な数ヤードを獲得し、それがゴールに繋がるというようなことをね。これは、僕が今まで他の監督には決して教えられることはなかった、この競技の要素だよ。

Marca:彼は、あなたがこれまで一緒に練習を積んできた中で最高の監督だと言ってもいいですか?

Torres:間違いなくね。彼は昼も夜もフットボールのことを考えているよ。彼とはどんなことも話せるけど、会話は普通フットボールのことで終るね!彼は若く、学びたいと思っていて、バレンシアとリバプールの両方のクラブで尊敬を勝ち取った経験を持っている。彼は選手が学べる監督であり、フットボーラーなら誰でも一緒に働きたいと思う人物だよ。ラファは人からそのベストを引き出せるからね。

Marca:プレミアリーグとラ・リーガの一番の違いは何でしょうか?

Torres:この二つのリーグは、完全に違うやり方でプレーされている。プレミアリーグは遥かに速く、プレーが止まることが少なく、エンドからエンドまでボールが動き、ボールは相手のペナルティボックスまで遥かに早く到達するし、その間に選手たちがボールに触れる回数はずっと少ない。スペインでアウェイでプレーする時には、順位表の半分より下に位置するチームは、普通芝を長くしておいて、少しでも有利になるためにルールが許す限りの策略を使って来る。ここでは決してそんなことはない。策略も時間稼ぎもないんだ。全てがとても正直で、それはレフェリーの仕事をずっとやりやすくしているよ。ここでのフットボールはハードでアグレッシブに見えるかもしれないけど、現実は全然違うんだ。

Marca:スペイン代表のEuro2008での成功の秘密は何だったんでしょうか?

Torres:実際のところ、僕にもわからないよ。ルイス(アラゴネス監督)は、予選ラウンドが僕たちにとってどれほど厳しいものだったかを思い出させるというすばらしい仕事をした。イタリア戦でファブレガスがペナルティスポットからゴールを決めて僕たちを勝ち上がらせた時、、僕たちは自分たちが優勝できるだろうとわかったよ。あの日、人々は決勝戦の勝利よりも喜んでいたと思う・・・

Marca:決勝戦で唯一のゴールを決めたことは、あなたにとってどんな意味がありましたか?

Torres:これまで僕に起きた中で最高のことだね。あのゴールは僕の中に永遠に残るだろう。

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さて、10月5日以来1か月ぶりに、エースがいよいよ復帰しました!長かった・・・。彼にとってはちょうど辛い時期に怪我をしてしまいましたが、これからそのうっぷんをピッチの上で思う存分に晴らしてもらいましょう!CLではアトレティコと一緒にトーナメントに勝ち上がれそうですが、再び対戦することはあるでしょうか?
彼のインタビューを読むたびに感じるんですが、彼はラファとキャプテンに心酔していますね。

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