トップ4の直接対決はリーグの順位にどう影響しているのか?
ガーディアン紙がおもしろい記事を掲載しています。
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「(過去数シーズンにおいて)『ビッグ4』の直接対決でお互いがどう勝利しているかと、彼らのリーグの最終順位の間に関係はあるのか?」Andrew Websterは疑問を呈する。「私には、アウェイでストークやウィガン、フルハムといったチームに勝利する能力の方が、オールド・トラフォードやスタンフォード・ブリッジなどなどで勝つか引き分けるよりも、タイトル奪取に関しては重要なように思える。」
これは今週のFootball Weeklyの中での発言だが、我々はそれに対する答えのヒントを持っていなかった。従って、これは初めてのことではないが、疑問を明らかにするには知識が必要である。
そこで、ビッグ4の時代の幕開けとなった2002-03シーズンからの順意表を(2003年と2005年にそれぞれこのエリートグループの中に割って入ったニューカッスルとエバートンの同意のもとで)見てみよう。
2002/03
PREMIER LEAGUE: Man U 83pts, Arsenal 78, Chelsea 67, Liverpool 64
BIG FOUR LEAGUE: Man U 14pts, Arsenal 7, Liverpool 5, Chelsea 5
2003/04
PREMIER LEAGUE: Arsenal 90pts, Chelsea 79, Man U 75, Liverpool 60
BIG FOUR LEAGUE: Arsenal 14pts, Chelsea 7, Man U 6, Liverpool 6
2004/05
PREMIER LEAGUE: Chelsea 95pts, Arsenal 83, Man U 77, Liverpool 58
BIG FOUR LEAGUE: Chelsea 14pts, Man U 12, Arsenal 5, Liverpool 3
2005/06
PREMIER LEAGUE: Chelsea 91pts, Man U 83, Liverpool 82, Arsenal 67
BIG FOUR LEAGUE: Chelsea 15pts, Man U 11, Liverpool 4, Arsenal 4
2006/07
PREMIER LEAGUE: Man U 89pts, Chelsea 83, Liverpool 68, Arsenal 68
BIG FOUR LEAGUE: Arsenal 14pts, Man U 11, Liverpool 6, Chelsea 5
2007/08
PREMIER LEAGUE: Man U 87pts, Chelsea 85, Arsenal 83, Liverpool 76
BIG FOUR LEAGUE: Man U 13pts, Chelsea 10, Arsenal 6, Liverpool 4
肝心なところを見てみよう。そう、ビッグ4間の試合が重要なのは明らかなようである。過去6シーズン中の3シーズンで、ビッグ4のミニリーグの結果が完全にプレミアリーグの最終順位と一致しており、6シーズン中5シーズンで、このミニリーグの勝者がリーグタイトルを制している。
唯一の例外は2006-07で、アーセナルがミニリーグタイトルでは大勝しながら、本戦では4位でフィニッシュしている。アーセン・ベンゲルのチームのオールド・トラフォードでの成功、そしてリバプールとユナイテッドに対するエミレーツでの勝利は、ウェストハム、ミドルズブラ戦などでポイントを落としたことにより帳消しにされた。
そして、直接対決で2位よりも低い位置でフィニッシュしたチームはどこも、タイトルと勝ち取ってはいない。このテーマに関してはどうやら明白である、つまり・・・ビッグ4の直接対決の勝者がプレミアリーグタイトルの勝者となる。そうなると、今年はリバプールが優勝に向けて見込みがあるようだ。
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いくらなんでも時期尚早すぎ(笑)。しかし気分はいいです。データを見ると、リーグ優勝を果たすためには直接対決で最低でも11ポイントが必要なようです。そうするとホームで全勝、アウェイでも3試合中少なくとも2つの引き分けが必要ということです。3勝2分け1敗、このハードルはかなり高い!しかしそれくらいの結果を出せるチームでなくては、リーグ優勝は望めないということなんでしょう。
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