ジェスチャーのことで話題になっているのが2つ。どちらもスルーしようと思っていたんですが、ちょっとカチンと来たのでできなくなり、取り上げてみました。
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===ラファのジェスチャーについて===
●アラダイス監督
(SKY SPORTS)「(リバプール戦について)二つの理由から容認できない。一つは、チームのパフォーマンスについての落胆だ。あの日に負傷者が多かったのはわかっているが、私は敵地で自分たちがもっと上手くやるべきだったと感じている。
そして二つ目、それはラファ・ベニテスの2点目の後の残念なジェスチャーだ。それは、私とブラックバーンチーム全体に対してかなり軽蔑的に見えたと思う。それは無礼であり、かなり屈辱的だと私は思う。
試合後、私はラファ・ベニテスから彼の部屋で一言聞きたいと思ったが、残念なことに彼は現れなかった。私はあのジェスチャーにはひどく失望した。今週それを見直して自分は正しいと思うし、私が文句を言っている理由は誰もがわかると思う。
(ラファはもう試合は決まったと感じていたのかと聞かれて)あのジェスチャーからはそう感じられた。腕を広げて交差させたのは、あたかもそのようだった。
監督仲間がああいった相手を傷つけるようなジェスチャーをしなくても、この競技は十分に厳しいんだがね。」
●ファーガソン監督
(テレグラフ紙)「私はあれを見て、他の誰もそのことを取り上げないのに驚いているよ。ラファのああいいったことを私は今まで見たことがない・・・彼は今までそんなことをしたことはなかった・・・そんな機会はなかった。
私は、監督は尊敬されるべきだと思う。ああいうことを私はされたことはない。されることもないだろう。誰でも謙虚さを持っていなくてはならない。
(FAカップで対戦するエバートンについて)ラファ・ベニテスが何を言おうと、エバートンはビッグクラブだよ。彼はエバートンを小さなクラブだと発言したが、それは彼の傲慢さの現われだ。デイビッド・モイーズは、これから成長して行く若いチームでビッククラブを築き上げつつある。彼はあそこにすばらしい多様性を持たせており、私は彼が良い仕事をしていると思う。
ラファは(リバプールで)自分を強い立場に置こうとして来た。彼は移籍を全て支配したがっている・・・どんな理由でか私は知らないが。それは私が望める最後のものだがね。びっくりだよ。
彼が空いた時間に何をしているのか知らないが、正しい方法で使っていないことは間違いない。」
●テレグラフの記事より
同業者の間で、とりわけ苦労してトップへの梯子を登って来た監督たちにとって、ファーガソンは「ゴッドファーザー」として見られている。彼は命令し、確固たる忠誠心を受け取る。そしてそれはしばしば、奇妙な選手のローンや、士気を高める電話で報いられる。
そういうわけで、ベニテスへの最新の攻撃、スペイン人が軽蔑を見せたという非難が、サム・アラダイスとデイビッド・モイーズという、ファーガソンと最も親密な監督の二人によって口火を切られたのは驚くにあたらない。ゴッドファーザーは「ファミリー」の面倒を見るが、ファーガソンの方にも自己の利益の不足はないというわけだ。
===イタンジュのジェスチャーについて===
●リバプール広報
(Liverpool Echo)「シャルル・イタンジュは現在、私たちがヒルズボロの追悼式中の彼の行為について調査している間、クラブによって14日間の練習停止となっています。」
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アラダイスは試合後のインタビューではラファのジェスチャーについては何も言わず、むしろレッズが優勝可能だと賞賛のコメントまでしていました。それが何で今頃こんなことを言い出したんだろうと不思議に思っていたんですが、テレグラフ紙が示唆するようにそれがファーガソン監督のさしがねなんだとしたら、さすがにね・・・。単なるマインドゲームの域を超えているような気がします。それでカチンと来て、取り上げてしまいました(苦笑)。
記事の言うようにファーガソン監督がプレミアの「ゴッドファーザー」のような力があるんだとしたら、それはラファも苦労でしょう。彼がこの発言にどう反応をするかわかりませんが、コドモの私とは違ってさらっとスルーして欲しいです。
しかしあのオヤジ、残り試合の中で一番の強敵のアーセナル戦の前を狙ってこういうことを仕掛けてくるあたり、上手いというかずる賢いというか・・・。リバプールが勝てばそれはそれ、万一ポイントを落とすようなことがあればまた「ファギーのマインドゲームの勝利!」と言われるわけです。チクショー、ラファ、負けんなよ!
ちなみにそのラファのジェスチャーですが、この発言が出るまで全く問題にはなっていませんでしたし、プレスの論調もそれが軽蔑的であるとは見ていないようです。そもそもこのジェスチャーは選手に対して出しているもので、現地のフォーラムでは、おそらくFKを蹴ったアロンソに対してラファは事前に何か指示を出し、結果としてゴールが決まったのでそれが「どうでも良かったね」という意味じゃないかと言っています。
この動作です。「試合が終わった」という風には見えないんですが、どうでしょう?
もう一つの話題になっているジェスチャーは、ヒルズボロの追悼式でのイタンジュの行動です。セレモニーで歌が歌われている最中、スタンドに座る彼がリズムを取るように体を揺らして、隣のプレシに笑いながらちょっかいをかけている様子が、一瞬映し出されました。高校生が退屈な集会の時によくやるようなそのしぐさが、フォーラムで「不謹慎だ!」と話題になり、プレスに取り上げられるまで広がってしまいました。
これです。ほんの一瞬なんですけどね・・・プレシはすごく迷惑そうに何か言っていて、彼の方が大人のようです。
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無題
フニクラさんが仰るとおり、アラーダイスは件の試合後、リバプールをリスペクトする発言をしていましたよね。
今回のこの、ファーガソンの発言とのタイミングっていうのはまた……さすがにうんざりですね。
リンクからラファのジェスチャーを見させていただきましたが、これは相手チームへの挑発というより、自チームに対するなんらかの苦笑のようなものに見えるような。じーちゃんモーロクしたのか(笑)。
チームはこの挑発を受けて、正しい方向にファイトを燃やしてくれるといいですね!
Re:無題
無題
どう見ても、自分の選手に向けてだしたもので、決して相手を侮辱するようなものじゃないのにーよくもそんなとってつけたようなこと’恥ずかしくないのか?!ていうかんじです。。
最後まで見守るだけ・・と思っていましたが、どうしても優勝したくなってきましたよ~~
Re:無題
無題
そりゃそうでしょう。
逆にあの程度のことを誰が記事に取り上げるのか是非お伺いしたいところですね。
そもそもどの辺りにいちゃもんつけられてるのかすら全くわからない。
まぁこんな言いがかりにも等しい行為をしてくること自体、ファギーの並々ならぬ焦りをうかがわせますけどね。
こうなったら何が何でもファギーの泣きっ面を拝みたくなってきましたよ。
Re:無題