今日はアウェイのサンダーランド戦にランチタイムでのキックオフ。両監督の金曜日のコメントです。
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●ラファ
(インディペンデント紙)「私は彼(ロイ・キーン監督)を選手として知っていましたし、彼は良い監督になりましたね。昨シーズンは驚くべきものでした。リーグの下位から昇格までチームを上げて行った、それは本当に良い仕事でした。
ロイ・キーンには時間が必要でしょう。おそらく5年は見る必要があるでしょうが、彼はすでに何か特別なものを持っていますね。今は良い監督ですが、やがてすばらしい監督になれるでしょう。
(先週のチェルシー戦について)相手の引き分けでの喜びようは、皆さんご覧になったでしょう。私たちは2ポイントをふいにし、ビッグチーム相手の勝利というのは大きな意味を持つものです。私たちは3ポイントを獲るに値する試合をしました。前半は非常に良く、試合をコントロールしていました。
総じて言えば、私たちは今週の出来事に落胆するのは当然ですが、今はサンダーランド戦に集中することが重要です。
(Liverpool Echoより、その1)彼ら(ユナイテッド)は、私たちが強くなっていると彼らが考えていることを証明しました。私たちが非常に優れた選手とサインすることを、彼らは望んでいませんでしたからね。今、私たちは彼らが正しいことを証明し、これからさらに強くなるために出来ることを全てやらなくてはなりません。
今週は私たちにとって困難な週でした。ピッチの内外でトラブルがあり、その理由も私たちは知っています。しかし起こったことは変えられませんから、ポジティブな気持ちに前に進んで、フットボールのこと、特にサンダーランド戦への準備、そしてこれからの試合のことを考えなくてはなりません。
こういう1週間があったならば、時に自分たちの目標とする基準を倍にしていかなくてはなりませんし、その半分でも達成すればそれは大きな進歩となるはずです。
スティービーは我々のキープレーヤーですが、代わりを務められる選手たちは大勢います。ここには本当に優秀なミッドフィールダーが大勢います。誰を起用するかは彼らのコンディションを見てからになりますが、彼らにいい仕事をやってくれるだけの力があることはわかっています。
(Liverpool Echoより、その2)私たちにとって最高の1週間とは言えませんでしたね。好ましくない出来事がいろいろとありました。私は常にポジティブであろうとしていますし、人が私たちは言い訳だけをしていると言うかもしれないことはわかっています。しかし、状況を見てみればそれは明白なことです。
昨シーズンの私たちは、ライバルたちと比べて2倍ものランチタイムキックオフがありました。今年はすでに4回です。ユナイテッド、アーセナル、チェルシーのキックオフ時間と試合の数を私たちと比べてみるだけで、はっきりとわかります。私は言い訳を探している人間と見られたくはありません。ただ公平な扱いを望んでいるだけです。
私の懸念は、アウェイのサンダーランド戦のような試合はそれだけで難しいものですが、それがインターナショナルブレークの後の早い時間のキックオフで、準備の時間が無いためにさらに難しいものになるということなんです。タイトルを獲るためには、シーズン全体を通して4つか5つしか負けられないというのは周知の通りです。
私は、こういう試合には必要以上に大きなリスクがあると見ています。今週共にトレーニングできる選手は、わずかに5人しかいませんでしたからね。選手たちは木曜の遅くまで戻って来れませんし、早い時間のキックオフですから今日(金曜)にはサンダーランドへ発たなくてはなりません。
こういう障害は以前から何度も私が話してきたことですから、それが繰り返され続けていることで、人々は私がなぜ嬉しくないかわかるでしょう。
キース・ハケット(プロ審判協会チーフマネージャー)は、私に謝罪しましたよ。2ポイントは戻ってきませんが、私はこういうミスを受け入れます。このケースでは、人は一個人を非難しています。私は、これからもし同じレフェリーが我々の試合で笛を吹くとしても、何の問題もありません。
私が受け入れがたいし理解できないのは、なぜ一部のチームがレフェリーに終始プレッシャーをかけるのを許され、何の注意もされないのかということです。先週のあの試合を分析すれば、レフェリーがプレッシャーをかけられていたのがわかるはずです。
私たちはピッチでの選手たちの振る舞いについて、これまで何度もミーティングをしています。こういうことは起こっていますし、同じチームがそれで利益を得ています。毎週ひとつのチームがいつそれをするか・・・誰もが見ていることです。」
●ロイ・キーン監督
(Sunderland Eho)「私はリバプールを非常に買っているよ。彼らの新加入の選手とクラブの発展の仕方で、今シーズンは今までよりもさらに強くなっている。
どこが今シーズンタイトルを獲得するかを考えたら、確固としたトップ4以外にそこに近いチームがあるとは私には思えない。人はトッテナムがそこに割って入ると言っているが、私はそうは思わないね。
リバプールは、自分たちの選手の戦力を持ってすれば、今シーズンはリーグタイトルを奪取できると信じているだろう。そしてタイトルを狙っているならば、スタジアム・オブ・ライトのような場所に勝つためにやって来るはずだ。
(キャプテンのディーン・ホワイトヘッドと、キーマンのカルロス・エドワーズを怪我で欠くことについて)カギとなるのは信念だ。勝てると信じることだ。
これはプレミアリーグであり、対戦するのは常にトップチームだ。彼らと対戦する時には、ブックメーカーは常に彼らを支持するだろう。それは自然の成り行きだ。しかし、どんな日であろうと彼らを破ることは可能だ。チームが予想外の敗戦を喫したり、またはその逆というのは、しょっちゅう起こっている。私は先週のマンチェスター・ダービーへ行き、まさしくそういうことが起こるのを見たよ。マンチェスター・ユナイテッドは完全にゲームを支配していたが、シティがわずかに打ったシュートはゴールを割り、彼らは試合に勝った。つまり、そういう試合に入っていくときには、今日は自分たちの日で勝てるだろうと信じて挑まなくてはならない。
人はシーズンのオープニングの日に、我々がスパーズを破るチャンスはあまりないといっていたが、我々は死に物狂いに力を尽くしてしっかりと仕事をし、結果をもぎ取った。選手たちはウィガン戦の良くない敗戦の後でこの試合に入っていくが、彼らはすでに自分たちの力を証明しているから、私はそのことを気にかけてはいない。明日のグラウンドには大観衆が訪れ、我々を完全に支えてくれるだろう。そして我々はそこに出て行って、最高の自分たちを見せなくてはならない。
リバプールは非常に優れたチームであり、私は先週彼らのすばらしいフットボールを見た。しかし、どんなチームでも打ち負かすことは可能だ。」
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ラファのコメント、ものすごく長くなってしまいました。言いたいことがいろいろあったんでしょう。今日はすっきりと快勝して、気持ちよく今週を締めくくって欲しいものです。
ロイ・キーン監督の率いるチームと対戦するのは、本当に楽しみです。両チームともキャプテンを欠くことになりそうですが、選手時代のキーンを体現しているようなチームだとしたら、おもしろい試合になるでしょう。コメントも彼らしい闘志あふれるもので、監督になっても変わってないなと思います。ラファの言うとおり、チームに力を注ぎ込む何か特別なものを持っている人ですね。
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