エコー紙が、ここのところのオーナーとラファの問題についてアンケートを実施し、その結果を紹介しています。
それによると、ファンの92%がオーナーはクラブをDIC売却すべきと答えており、8%が彼らは留まるべきと答えました。
また、Liverpool Daily Postのアンケート結果も紹介しており、90.5%がアンフィールドは12ヶ月前よりも悪くなったと感じており、94%がラファが監督として残ることを望んでいるそうです。そして、10人のうち9人は、DICに売却するか、もしくはムーア家がそのままオーナーだった方が良かったと答えています。
●Les Lawson(LFCオフィシャルサポーターズクラブ、マージーサイド支部書記)
「(オーナーとDICの)二つのグループの間の交渉は、明らかにとてもデリケートな段階にある。僕たちは距離をおかなくてはならないが、ファンはプレッシャーをかけ続けている。誰もが、今起きていることについてあのアメリカ人たちが約束を守っていないと感じて、フラストレーションを感じている。僕たちはラファが不当に傷つけられていると思っているし、リバプールファンの感情の強さはものすごく大きくなっている。フットボールでは、サポーターの支持を失った監督は仕事を続けられない。そして、クラブのオーナーにとってもそれは同じことだ。」
●Richie Pedder(リバプールFCサポーターズクラブ会長)
「アメリカ人は売却すべきだ。今すぐ何かしなくてはならない。過去において、取締役たちは常に裏に留まっていた。しかしあの二人についてはそうじゃない。クリンスマンに関する暴露、そして保険だとか言うセリフ・・・誰にとっても冗談ごとでは済まない。
ベニテスに監督の仕事を続けさせようじゃないか。僕は彼らに留まって欲しいという人間を見たことがない。彼らに対する僕たちの信頼は壊された。そして、スティーブン・ジェラードがこの前の夜に言ったように、この混乱はピッチの上でのパフォーマンスに影響を及ぼし始めている。」
---------------------------------------------------
エコー紙の別の記事によると、ヒックスとジレットの資金の借り換えは木曜に成立の見通しとのこと。総額£350mの借入のその内訳は、£105mがリバプールフットボールクラブの負債、そして£190mがオーナーの設立した持ち株会社の負債、£55mが銀行に求められたオーナーたちの自己資金だそうです。記事では、全額がクラブの負債とならなかったことはムーアとパリーの部分的な勝利と言えるが、オーナーたちはいつでも彼らを解任して全額をクラブの負債に出来るだろうと書いています。これが本当ならば、結局オーナーたちは株式の買収に£174.1m、クラブの負債に£44.8mを支払って買収し、その1年後にクラブに£105mの新たな負債を負わせたことになりますね。BBCによると「ビジネスでは当たり前の手法」だそうですが、それに納得できるファンは誰もいないのではないかと思います。「グレイザーと我々は違う」と豪語していた就任の時のコメントを考えれば、なおさらでしょう。
(追記)
Liverpool Daily Postによりますと、クラブが新たに負うとみなされている負債£105mの内訳は、新スタジアム建設に係る費用が£60m、選手購入に費やした運転資金が£45mで、これはリバプールFCの運営に関わる費用として完全に正当なやり方と思われるそうです。そうなのか?選手獲得資金も新スタジアムの資金も自前で調達するなら、ムーアのままで良かったような・・・。オーナーは本当は£350m全てをクラブの負債にしたかったようですし。また、借り換えの成立は今日、もしくは金曜か月曜になるのではないかとも言っています。
PR