来週キャプテンの自叙伝のペーパーバック版が出るそうですが、新しいエディションには昨年のハードカバー版から少し追加がされているそうです。
テレグラフ紙がその内容の一部を紹介していまして、ざっと見てみると・・・
--- CLアウェイのバルセロナ戦について「ラファのゲームプランは、バルセロナにショックを与えた。バルセロナはリバプールが引いてくると思っていたが、ラファは正反対のことをやった。」ラファの指令はシンプルだった。「相手の急所を突け。」
--- ポルトガルの合宿について「僕たちはすごく頑張って、午前と午後のダブルセッションをこなしていた。ある日、ラファは僕たちを集めてこう言った。『君たちはとても頑張った。外出して食事をし、楽しんで来なさい。』
監督はチームスピリットを重視し、一晩遊びに出るのも僕たちにとっていいことだと考えた。『しかし、午前0時までには全員帰ってきて欲しい。』彼はこう付け加えた。僕はすぐに、これはラファのためにはちょっと間違いなんじゃないかと感じた。もし監督が特に門限を設けなければ、選手たちは分別のある時間までに帰ってきたと思う。僕たちはずいぶん遅い時間に出かけたから、ラファの門限を守るためにはかなりの努力が必要だった。彼は僕たちにもっと余裕を与えるべきだった。あの決定は、結果として彼を傷つけた。
カラオケが始まった時にはみんなが酔っ払っていた。僕にも一部責任がある。リーセとベラミーの間にちょっとした諍いがあったのに僕は気づいていて、それは後でベラミーがリーセをゴルフクラブで殴るという大騒ぎになってしまった。
ラファの対応はすばらしかった。監督の状況を裁くやり方は的を射ていた。」
--- CL準決勝チェルシー戦前、ラファが珍しくモウリーニョ監督を非難したことについて(※この辺参照)「ストレートにバシンと言ったね。これでも食らえ、ジョゼ、ってね。彼はジョゼの町に出向いていった。リバプールのファンはまさに特別な存在だと会見で言った、ラファは本当に賢かったよ。
(アンフィールドで)チェルシーは音の壁の中に歩いて行った。そして最高の(アッガーの)一刺し。ラファはチェルシー戦で彼の課題をしっかりとやった。彼らのビデオを見て、僕たちはワイドなエリアでのセットプレーの守りの時、彼らが後ろに下がることに気がついた。ペナルティボックスの中にたくさん人間が入っていけば、ジョン・テリー、リカルド・カルバーリョ、ミカエル・エッシェンが引き付けられて下がって行く。監督は来る日も来る日も、セットプレーの状況を僕たちに叩き込んだ。」
--- CL決勝ミラン戦について「ラファはしっかりとゲームプランをたててアテネに乗り込んだ。後半には、僕は誰か交代を入れることを期待していた。僕はラファを信頼している。監督はもちろんピッチにいる選手たちを信頼していたんだろうが、僕はクラウチーが早い時間に入ってこなかったのには驚かされた。クラウチだけでなく、他の交代もなかった。僕たちには何か変化が必要だった。」
--- アカデミー監督スティーブ・ハイウェイの交代について「スティーブは替え難い人だ。8歳から18歳の子供たちと、あれだけうまくやれる人は他にはいない。」
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こういう追加があると、ハードカバーを買ったファンもまた欲しくなるんでしょうね。商売上手だ(笑)。
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