チャンピオンズリーグ準々決勝での対戦相手はアーセナルに決まりました。ファーストレグは4月2日(水)エミレーツ、セカンドレグは4月8日(火)アンフィールドで。両監督のコメントと、BBCよりイングランドのもう2チームの監督コメントもご紹介します。
------------------------------------------------
●ラファ
(公式HP)「トップチームと戦うことを楽しみにしていましたし、アーセナルが選択肢の一つであることはわかっていました。私たちは今良いプレーをしていますので、自信を持って試合に挑めるでしょう。
2試合目をホームでやれるのは、私たちにとって非常にポジティブなことです。アンフィールドでプレーする時は、いつでも私たちにインスピレーションを与えてくれますからね。優れたチームと対戦する時は、ほんの小さなことが試合を変えます。
彼らは非常に優れたチームです。優秀な選手たちがおり、良いプレーをしていますし、現在リーグ首位です。タフな対戦になることはわかっていますよ。
私たちは今、大きな自信を持っています。ゴールを上げていますし、勝利を続け、クリーンシートもキープしていますから、私たちにとってポジティブな要素はたくさんあります。
彼らと一週間に3回対戦すると言うのは、奇妙な状況になるでしょうが、何が起こるか見てみますよ。通常、このように3試合を戦い、選手を代えずに最高のレベルで競い合うのは困難です。選手の状態、それぞれの試合で彼らがフィットしているかによるでしょう。
前回の対戦では、私たちはトーレスとシャビを失うという問題を抱えていたことを覚えています。うまく行けば、今回はもっと起用できる選手が増えるでしょう。」
●ベンゲル監督
(アーセナル公式HP)「興味深い、挑戦しがいのある抽選結果だね。大きな相手だし、我々は彼らと(1週間に)3回対戦する。そしてこの大会では何が起こるかわからない。わかっているのは、それがリバプールであることだけだ。
彼らはチャンピオンズリーグでその調子を上げている。我々は彼らを倒せるとわかっているし、そのためにも決定打となり得るのはその日の調子だ。
イングランドから4つのクラブが準々決勝まで勝ち進めば、どこかの段階では1度か2度は対戦しなくてはならないことになる。決勝まで行きたいのなら、そして決勝で勝ちたいのならば、これは通り抜けなくてはならないことだ。」
●ファーガソン監督
(BBC)「信じられないね。我々はイングランドのチームを引くだろうと強く思っていたんだが。1年間でローマと6度も対戦することになったんだから、驚きだよ。好奇心をそそる対戦だ。我々はローマのことを良く知っているが、彼らも我々のことを良く知っているんだからね。」
●グラント監督(BBC)
「チャンピオンズリーグ準決勝では、全ての試合が簡単な試合ではない。彼らはセビージャを相手に非常に良いプレーをした。私たちは、アーセナルがセビージャに敗れたことを知っている。
簡単な抽選結果ではないが、我々の狙いは変わらない。我々は決勝まで行ったことがないクラブだ。決勝で戦いたいと思っている。これは我々の来年のメインターゲットだが、できることなら早くそれをやりたいと思っているよ。」
●BBCのフットボールエキスパート、アラン・ハンセン(BBC)
「イングランドの4チームが全て別々の対戦になったらすばらしかったんだが、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーにとって喜ぶべき結果になったね。彼らはこの対戦で勝ち抜ける有力候補だ。そしてアーセナルがまだリーグとの2つのタイトルを戦い、リバプールがチャンピオンズリーグに集中できる状況を考えれば、私はレッズが準決勝に勝ち進む方に賭けるね。
国内リーグの実力を判断する唯一の方法は、ヨーロッパの大会での結果だ。そして準決勝の8チームの中に4チームが入ったことで、イングランドは彼らのリーグが他の何者にも劣らないことを証明している。」
-------------------------------------------------
ベスト16では1位抜けのチームにとって「はずれくじ」だった2チーム同士の対戦となりました。抽選結果が出た直後は「うへぇ」だったんですが、今は楽しみでしょうがないです、変ですか(笑)。7日間に3試合!「怖いもの見たさでちょっと見てみたい」とは以前に書きましたが、実際こんな風に、1試合1試合ではなく3試合270分を一つのくくりとして見られる、こんな対戦なかなか見られません。総力戦になりますし、前の試合の展開から短期間でどう変えていくか監督の力量が試されますし、選手たちのメンタリティの強さも試されるでしょう。何と言っても相手は世界中で絶賛されているフットボールを体現している、恐るべき小僧っ子たちです。相手に不足なし!彼らを倒してこそヨーロッパチャンピオンです。
PR