インテルのサネッティが、同じアルゼンチン代表仲間のマスチェラーノを賞賛するコメントをしています。
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●サネッティ
(Liverpool Daily Post)「マスチェラーノは、もっと賞賛されていい選手だ。リバプールにはビッグプレーヤーが何人かいて、彼らは非常にすばらしい選手たちだし、その評価に値する選手だ。トーレスが試合を決める選手だということを僕たちは知っているし、ジェラードはすばらしい選手で、僕は彼が大好きなんだ。どこであろうと彼を自分のチームに欲しがるだろう。彼は世界最高の選手の一人で、それに疑問の余地はないからね。しかし、リバプールは二人の選手のチームなんだろうか?そんなことはない。マスチェラーノはワールドクラスの選手だよ。アルゼンチン代表で彼のプレーを間近で見て僕はそれを知っているし、彼がどんなに優れているかを言える。彼はリバプールに多くのものをもたらしている。彼はリバプールを一つにまとめているし、彼がどんなに重要な存在かは、インテル戦の2試合を見ればわかるだろう。
あの対戦の終わりに、僕は彼を抱きしめて、お前がリバプールに勝利をもたらしたと言ったんだ。彼は彼らにとってのライオンだったよ。あらゆる場所に彼がいた。僕は、彼らがジェラードとトーレスだけのチームだと言われるのはアンフェアだと思う。彼らにはマスチェラーノもいるんだからね。頭が良くてチームを機能させることができる、彼のような選手は必要だ。
僕たちがアルゼンチン代表でプレーするときは、彼がどんな仕事をこなしているか、そして彼がどんなに重要な存在となれるかがわかるよ。ああいうポジションでは、本来なら与えられるべき賞賛を得られないこともある。栄誉を集めるような攻撃的なポジションではないからね。
チームの中に彼がいれば安全だし、プレーしやすい。アルゼンチン選手たちはそのことを知っているし、僕はリバプールも知っていると思うよ。トーレスとジェラードが自在にプレーできるのは、彼らがマスチェラーノを信頼しているからだ。彼らは、彼が自分たちのためにそこにいて、彼らにボールを供給し、後ろでカバーしてくれることを知っている。彼自身もプレーできるし、彼らにパスを渡して駆け上がることもできる。
リバプールとの対戦が決まったときは、難しい試合になるだろうとわかっていたよ。彼らにはジェラードとトーレスがいるが、ハブもいるんだからね。彼は抜くのが難しいし、彼らに強さをもたらしている。
人は僕たちが勝ち上がるのを有力と見ていたし、リバプールを破るチャンスもあった。しかし彼らに負けたことは恥じゃない。彼らが良くやったことを何で人が驚いているのか、僕には理解できないよ。
彼らは、重要なポジションにワールドクラスの選手たちを擁したチームだ。彼らのゴールキーパーは僕たちを相手に非常に重要な役割を果たしたし、ヨーロッパ中に知られるキャラガーがいて、トーレスとジェラードがいる。しかし、彼らと全く同じだけ重要な選手、マスチェラーノもいるんだ。こういう5人のビッグプレーヤーがいるんだから、リバプールは対戦するのが厳しいチームだし、彼らがチャンピオンズリーグのチームであることに何の驚きもない。」
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サネッティがいい人だという話は聞いていましたが、こんなにいい人だとは!試合中はずいぶんぶつかり合っていましたが、試合後にこんな暖かい言葉をかけてくれていたんですね。彼の言うことはまさにその通り、マスチェラーノがいてこそのリバプールです。あまり評価されていないとサネッティは言っていますが、レッズのファンたちは十分に彼のすごさを知っていますし、愛していますし、試合のたびに感謝していると思います。それに何と言っても、レッズには彼よりももっと「称えられない(Unsung)ヒーロー」がいますからね(笑)。彼の怪我の具合はどうなんでしょうか。
アルゼンチン仲間には、マスチェラーノは"ハブ(Jav)"と呼ばれているんですね。レッズでは"Masch(マッシュ?)"ですが、ハブの方が仕事人ぽくて彼に似合っているような気がします。
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