「NOと言えなかった」byルーカス

Liverpool Echoより、夏に移籍が決定しているルーカスと、彼についてのラファやジャーナリストのコメントです。
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●ルーカス（Liverpool Echo）
「僕は、コパ･リベルタドーレスのタイトルをスーツケースに入れてイングランドへ旅立ちたいと思っている。コパ･リベルタドーレスが終るまでグレミオに残るチャンスを貰えたことを、僕は本当に喜んでいるし感謝しているよ。この大会でプレーして優勝するチャンスを得るっていうのは、子供の頃からずっと願っていたことなんだ。

こんなに早くブラジルを離れることになるとは本当に予想していなかったけど、あんなチームからあんなオファーを受けたら、僕はNOと言うのは不可能だった。リバプールは財政面でもプロとしての面でも、僕にすばらしい提案をしてくれた。そして、僕の移籍がグレミオの財政難を解決する大きな手助けになることも、僕はわかっている。だから僕はこの決断を喜んでいるし、冷静に移籍を受け入れる決断が出来たよ。」

●ラファ
「彼は現在もそしてこれからにおいても、すばらしい選手です。彼は中盤の底もできますが、ペナルティボックスに入っていくプレーを好みます。そしてゴールを決める、完璧な選手ですよ。来シーズンからファーストチームに加わる準備は出来ているでしょう。」

●Tim Vickery（BBC南米フットボール特派員）
「こういう移籍は常にギャンブルだが、私はこれは良い移籍だと思う。彼は、最近のブラジルフットボールが多くは生み出していないタイプの、刺激的な選手だよ。近頃では彼らのセントラルミッドフィールダーは、後方に留まってサイドバックを上がらせる、"ホルダー"の役割をする傾向にある。しかしルーカスは違う。彼は攻撃の能力を備えた、パワーとフィジカルの強さを持つ大きな金髪の選手だ。
彼は良いパスを出すことが出来るし、前に駆け上がって行くプレーを愛している。遠いレンジからの強烈なシュートと、ストライカーを追い越して放つシュート、両方で得点を決められる。例えば、ハビエル･マスチェラーノと彼が並んでプレーするのははっきりと想像できる。

私は、パレッタに対して抱いたのと同じ危惧は彼に対しては抱いていない。彼には2度フルシーズンを過ごしたという実績がある･･･1年目はグレミオを2部から昇格させるのに貢献し、それから昨年はPlayer of the championshipに選ばれるという成功を収めている。世界が完璧ならば、彼が移籍するまでもう1シーズン留まって欲しいと思うかもしれないが、まず第一にグレミオは収支バランスのために彼を売る必要があり、第二にリバプールの中盤の力の豊富さを考えれば、彼の最初の1年は土台作りのシーズンとなるように思える。」

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ルーカス楽しみですね。ひょっとしたらアッガーのように、後で振り返って見ればこの夏の最も成功した補強になるかもしれません。
記事によると、グレミオは残念ながらコパのファーストレグでボカにアウェイで3-0で敗戦、勝ち残るためには水曜の2戦目に奇跡が必要だそうです。コパは早く終ってしまうかもしれませんが、その後に6月30日からカナダでのU-20ワールドカップを控えており、彼はブラジル代表のキャプテンマークを巻くことになりそうです。日本と対戦してくれないですかね･･･そのためにはまず、日本がグループリーグを勝ち上がらなくては！