「30ゴールは考えない」byトーレス

エコー紙より、トーレスのコメントです。
------------------------------------------------
●トーレス（Liverpool Echo）「1試合で3ゴールというのは、監督とチームメートの助けがなければ出来ないよ。だから、僕は彼らに感謝したい。監督が僕をリバプールとサインさせてくれたんだから、そのことを本当に感謝しているよ。そして、彼は僕がもっと成長して優れた選手になるように、常に一緒に仕事をしてくれている。僕は、自分のプレーは既に成長していると思うし、ラファ･ベニテスのもとでこれからも成長し続けるだろう。

一番大事なのは、チームが成功することだ。それが唯一重要なことだよ。僕がいくつかゴールを上げることで僕たちが何かを勝ち取る力になれたら、すごく嬉しいだろう。しかしチームが全てなんだ。

僕はここに優勝をするためにやって来た。僕はシニアの選手としては今まで優勝を経験したことがないんだよ。U-16とU-19ではメダルを獲得したけど、それはもう随分前のことだ。うまく行けば今シーズン僕たちは何かを勝ち取れるかもしれないけど、それが出来なくても次のシーズンだ。僕は6年契約を交わしているから、ここに長い間在籍する。もしも物事がうまく進めば、もっと長くここにいられることになるだろうね。

僕は今シーズン21ゴールを決めて、その数は今のところ僕のシーズンベストだから嬉しいよ。でも30得点を上げることについては僕は考えていない。僕を一番幸福にしてくれるのはチームが勝利した時で、得点した時ではないからね。

（ハットトリックをKOPの目の前で決めて）僕にとってはなおさら特別なことだったよ。KOPはああいう特別な場所だし、リバプールフットボールクラブに関わる全ての人々にとって大きな意味を持つ所だからね。
ファンは僕が初めてこのクラブに来て以来、ずっとファンタスティックだ。彼らのサポートが大きな力になっていることに、僕は感謝の言葉を送りたい。

今はクラブにいる全員が、トップ4でフィニッシュすることに集中しなくてはならない。だからミドルズブラ戦に勝利できたことは、僕たちにとって大きな結果だった。」

--------------------------------------------------
公式HPによると、トーレスは現在31試合出場で21ゴールで、1.48試合に1ゴール。これは、歴代レッズ選手のファーストシーズン記録、ジョン･オルドリッジ（1.55)、イアン･ラッシュ(1.63)、ロジャー･ハント(1.65)、ロビー･ファウラー(1.83)、マイケル･オーウェン(1.91)、ケニー･ダルグリーシュ(2)を上回るそうです。
リーグ戦は残すところあと12試合、チャンピオンズリーグを決勝まで勝ち進めば6試合。30ゴール、本当に夢ではなさそうですね。PKを蹴っていないことも考えればすごい数字です。アトレティコとの契約がありますから、彼がPKを蹴ることはおそらくないんでしょう。