「2点目を奪いに行った」byラファ

チェルシー戦後の、両監督とキャラガーのコメントです。
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●ラファ（公式HP）
「トップチームと我々の対戦成績と数字については皆さん話題にしていましたし、私たちは彼らが長い間ホームで無敗であることを知っていました。ですから、私たちにとって非常に大きな一戦でした。
私たちは、トップチームと戦うために必要な、正しいメンタリティを持っています。そして、勝利して順位表のトップに留まり無敗をキープした、これは非常に大きなメッセージです。選手たちは今日、勝利するためのメンタリティと強い意志を持ってここにやって来ました。シーズンのこれからにとって大きな弾みになりましたね。私たちには、信念、能力、そして強い精神力があります。それは順位表のトップに位置するのに十分なもので、私たちはこれから、ポーツマス戦でもう3ポイントを獲得することについて考え始めることになるでしょう。

私たちは今日、チェルシーのホームに赴いて試合に勝てるだけの力があることを証明しました。非常に攻撃的なチームを相手に、私たちが試合をコントロールしたと感じました。私たちは他にもチャンスがありましたし、ただ1-0を守るために引くばかりではありませんでした。攻撃的なメンタリティをキープし、2点目を奪いに行きました。

チームは非常にハードワークをし、選手たちはやるべきことをわかっていました。後半には相手は更に前に押し上げてきましたから、私たちには前に出て行くスペースが増えましたね。私たちは本当に良く守り、彼らに多くのチャンスを与えませんでした。

選手たちを称賛したいと思います。彼らは本当に良くやりました。私にとって鍵は、能力のある選手たちがハードワークをしてくれれば、それは勝利するチームであるということです。
私たちのサポーターは、常に我々を支えてくれました。そして彼らにとって、私たちにとって、クラブに関わる全ての人々にとって、すばらしい日でした。

もちろん、私たちはこの勝利は過去のものとして、ポーツマス戦のことを考え始めなくてはなりません。マンチェスター･ユナイテッドを倒したことは重要でしたし、今度はチェルシーを倒しました。しかし当然、順位表のトップに長い間留まりたいと思うならば、ほとんど全てのチームを倒さなくてはなりません。

誰もが、トーレスを欠いてチェルシー戦のアウェイを戦うのがどれほど困難かを話題にしていました。フェルナンドは私たちにとって、試合を変えることができ、常に相手ディフェンダーの脅威となるキープレーヤーです。しかし、チームが一体となって機能すれば、今日私たちが見せたような対応ができます。フェルナンドを欠いてもう1、2試合戦わなくてはならないとしても、私たちはチームの中に十分な力があると思います。

私たちは自信を持っており、それをキープして行かなくてはなりません。毎年、私たちはこのチームを成長させようと努力しています。選手獲得に失敗をしたこともありますが、非常に良い獲得もして来ました。私が選手について話し合いをする時は、その能力だけではなく、とても優れたメンタリティを持ち合わせていることも必要です。アッガー、マスチェラーノ、ジェラード、キャラガー、レイナのような選手たち、彼らがそういうメンタリティを持ち、それが他の選手たちを鼓舞しているのがおわかりになるでしょう。

私たちは、良い競争をしている優れた選手の集団を擁しています。ディエゴ･カバリエリはあまりプレーをしていませんが、彼はぺぺ･レイナにプレッシャーをかけ、ドッセーナはファビオ･アウレリオにプレッシャーをかけています。それは私たちにとって本当にポジティブなことで、新加入の選手たちは非常に良いメンタリティを持っています。ルーカス･レイバはあらゆるトレーニングセッションで本当に懸命に頑張っていますし、誰もが常に気構えていなくてはなりません。

（SKY SPORTSより）私たちはいくつかの試合で逆転をすることで精神力を見せ、今度は非常に優れたチームを相手に精神力を見せました。全てを完璧にやろうと努力しました。
しかし、私は同じことを言い続けるつもりです･･･一度に一試合、です。私たちは良い位置につけており、このまま前進を続け、冷静さを維持し続けなくてはなりません。

後半には、相手はもっとダイレクトに攻撃をして来ましたので難しかったですが、しかしほんの少しやり易くもなりました。前半は彼らは前に出来て、彼らが脅威であることを私たちはわかっていましたが、選手たちはしっかりと組織され、良いカウンターアタックを仕掛けました。
今、選手間の相互理解は良くなっており、信念は増していると思います。私たちには能力があり、私たちは一つのチームです。

（チェルシー戦とユナイテッド戦の勝利のどちらがより嬉しいかと問われて）私はユナイテッドを倒すのが好きですから、今シーズンは本当に喜ばされていますよ！」

●スコラーリ監督（チェルシー公式HP）
「ベニテスは賢い。彼は私たちに身長2メートルのセンターフォワードがいないことを知っている。我々にとって唯一のチャンスはクロスボールで、我々がそれを入れた時には、彼らには最終ラインでジャンプしてクリアできる非常に優れた選手たちがいる。私が欲しくはないものだ。
私は試合で負けたくはないが、我々は終始ペナルティボックスにボールを放り込むのではなく、ボールを持ってプレーする必要がある。

我々は、チェルシーが他の試合でやっていたようなプレーが出来なかった。スペースがなかったからね。彼らは8人の選手で守り、ボールを動かすスペースはクロスしかなかった。これは我々のプレーするフットボールではない。ハイボールではなく、グラウンダーで繋ぐプレーを試みなくてはならないんだ。我々には身長の高いストライカーがいないからね。

前半には、我々が試合を支配していた。後半は更にポゼッションを上げ、ペナルティエリア付近でボールを動かすことができた。我々はクロスボールを多用したが、彼らは優れたサイドバックとディフェンスラインを有し、クロスを全てクリアしていたよ。

（ドログバ、J･コール、バラックの不在について）我々は、これが現時点で私が擁する選手たちであることを理解する必要がある。その選手たちを信じ、信頼しなくてはならない。前線に2人選手を置くシステムに変更をしたが、それが私の手持ちの選手たちだ。
おそらくこれから一人か二人、あるいは三人の選手が怪我から復帰して来るだろうし、そうなればシステムや選手を変えるチャンスがもっと増えるだろう。我々は今日負けた、それはこの試合でリバプールが我々よりも優れていたからだ。そういうものだよ。」

●キャラガー（Liverpool Daily Post）
「俺たちはこれでリーグ首位に立った。それは自信を大きく高めるはずだ。先は長いが、心理的に俺たちを大きく押し上げてくれるよ。今日の前までは俺は多分、今シーズンのプレーぶりを見れば、チェルシーはヨーロッパでどこにも引けを取らないぐらい強いと言っていただろう。

（チェルシーが4年間ホーム無敗というのは）すばらしい記録だが、もちろんそれが永遠に続くわけじゃない。いつかは負けなくてはならなかったんだし、それをやったのが俺たちだというのが嬉しいね。
俺たちは今リーグ首位にいて、まだ先は長い。チェルシーとマンチェスター･ユナイテッドがここ4、5年その位置にいたが、願わくは今シーズンはその差を埋めたいね。」

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試合前のコメントでラファが言っていたように、これからは周囲が「リーグ優勝！」と騒ぐでしょう。その中で、この自信を維持しつつチームをどう冷静に保っておくか、ラファにはまた新しい難題が増えますね。しかし喜んでそれに対処してくれることと思います。
この勝利の余韻に浸る間もなく、すぐにミッドウィークのポンペイ戦です。クラウチがアンフィールドに戻って来る楽しみにしていた一戦ですが、よりにもよってちょうどこの時期に、という･･･。彼の獲得を熱望した監督が出て行ってしまい、そのモチベーションが心配です。いやもちろん水曜に活躍してもらったら困るんですが、それでも元気な姿は見せて欲しいので･･･。