テレグラフ紙より、ラファのシーズンに向けてのコメントです。
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●ラファ
(テレグラフ紙)「ある意味では、(1年目のCL優勝が)期待が高まることになって物事をより難しくしましたね。その後、翌シーズンに私たちはヨーロッパ・スーパーカップとFAカップを獲得し、突然誰もがこう言い始めました。「よし、次のステップはプレミアリーグタイトルだ。」しかしその後、私たちがそれを獲れないと、人々は「ああ、お前たちは次のステップに進めていない。」と言います。私たちはおそらく次のレベルに進んでいたんですが、周囲の他のチームも同じように進歩していたために、そうは見えなかったんでしょう。
ある点では、おそらく私たちの最大の敵は私たち自身だったんでしょうが、もちろん、チャンピオンズリーグ勝者としていられるなら、私はそういう問題がある方を望みます。
世間の人々は今、私たちがもう18年間もリーグタイトルを獲っていないと言います。しかし、このクラブが最後にヨーロピアンカップを獲得してからは21年が経っていたんですよ。
私たちが正しい方向に進み、進歩を続けていることは明らかです。若手の優れた選手たちが上がって来ており、彼らは重要な存在になるでしょう。一方で経験ある選手たちはしっかりとチームに溶け込んでいますから、非常にいいシーズンになるかも知れません。
鍵となるのは、自分たちがリーグタイトルを獲れるんだとは言わないことです。世界で最も勝ち取るのが困難なタイトルですからね。昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝を見れば、それはチェルシーとユナイテッドという、イングランドの順位表のトップにいるチーム間で争われました。
チームと選手層が毎年強化されており、私たちがはるかに進歩していることは誰もがわかります。しかしそれでも、タイトルを勝ち取るのには十分か?それは大きな問題です。他のチームが関わってくることですからね。
私はユナイテッドやチェルシー、アーセナルがやることをコントロールはできません。毎年私は適切なことをやろうとしていますが、それは彼らも同様です。これで十分だろうか?私にはわかりません。
私がここに来てからずっとファンは驚くべき存在で、自分を100%サポートしてくれるのを見ることができます。他のクラブも似てはいるかもしれませんが、ここは非常に特別で、他とは違っています。
昨シーズン、私が問題を抱えて人々がそれを話題にしていた時、サポーターは私にとってまさに驚くべき存在でした。ですから私は毎日全力を尽くさなくてはなりません。彼らに何かを返す責任が私にはあるんです。」
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昨シーズンの11月ごろのあの騒動、思い出します。あの時のKOPたちのデモ行進、そしてスタジアムの中でのサポートはラファの心に深く刻まれているようです。バリーの資金調達をめぐってまたオーナーとの確執が報道されたりなんかしていますが、サポーターのためにぜひ頑張って欲しいです。
昨シーズンのスタートと違って今年は「リーグタイトル奪取」を言わないなあと思っていたら、彼は敢えて言わないようにしているんですね。しかし内心では、もちろんまず一番のターゲットとして狙っているでしょう。
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