「間違いです」byアッガー

昨日ご紹介したアッガーのデンマークメディアへのコメントについて、彼が公式で否定のコメントをしています。また、そのデンマークメディアに話した映像が、英語字幕つきで動画サイトに出ていますので、訳してみました。デンマーク語がわかるレッズファンによると、「訳は正確」とのことです。
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●アッガー（公式HP）
「この話に関して、デンマーク紙の報道の仕方に僕はとても落胆している。僕は試合後にデンマークのTVに話をし、質問に答えたんだ。新聞には何も話していない。
問題なのは、質問内容はTVには決して流されず、答えだけが流れたことだ。そして、新聞はそれに彼ら独自の質問を付け加えた。そうやって出来上がったものは100%間違いで、それで僕は落胆しているんだ。

例えば、僕がロングボールは蹴らないという発言だ。TV記者は僕に、チームのスタメンに戻るためには僕に何が必要かとたずね、もっとロングボールを蹴り始めるべきだろうかと示唆した。僕は、自分はそういうタイプの選手ではないから、そうするつもりはないと答えたんだ。そこから来た発言だよ。

僕は実際、僕たちは良いフットボールをしていると思っているし、それをマンチェスター･ユナイテッド戦とアーセナル戦で見せた。僕が理解できないのは、ほんのわずか数日前、ステアウア･ブカレスト戦前の会見に出席した時、新監督、新加入選手、新しい方式の元で、今はクラブの皆がもっと幸せだと僕が発言したことなんだ。そのたった数日後にこれを読むのはおかしなことだけど、それがメディアのやり方だよ。デンマークでは特にね。彼らはあんまり書くことがないから、それであらゆる小さなことを探し出し、そこから大きなセンセーションを作ろうとするんだ。

僕は今シーズン、全試合に出場している。もちろんスターティングメンバーにいない時はがっかりするけど、僕はもうここに5年間在籍し、本当にここが好きなんだ。好きじゃなかったら、不満だったら、こんなに長くは在籍しなかったよ。僕は今も幸せだし、自分のポジションをつかむために戦い続けるつもりだ。」

●YOUTUBEより、デンマークのTVでのアッガーのコメント

左サイドバックはもちろん、最善とは言えない。僕は前からそれをはっきり言って来たと思う。

－では最善ではないとしたら、ベンチに座っているのはどうです？

そうだね、もちろんそれは全く最善とは言えないね･･･それなら左サイドバックでプレーする方がまだいいだろう？
でも監督は、前の選手たちがフットボールをプレーし、最終ラインは違うスタイルでやるという哲学を持っているんだ。それは僕のスタイルじゃない。僕はそういうタイプのフットボーラーじゃない。僕は足元にボールをキープするのが好きなんだ。そしてそれを続けるつもりだよ。時が経てば、彼が僕を起用するか、そうでないかがわかるだろう。

－それではあなたは、チームのプレースタイルと自分のフットボーラーのタイプとの間で、葛藤を起こしているんですか？

そうだね･･･適応するために努力しなきゃならない。僕はそれでも、ボールを受けるたびに毎回それをただ前に蹴るだけの選手ではないけどね。でも僕は自分のチャンスのために戦うつもりだし、チャンスを掴むつもりだ。僕は自分が何を代表しているかわかっているし、それは彼も同じだと思う。でも･･･もちろん苛立たしいよ。ベンチに座っているのが好きな人間は誰もいない。
フットボールについての見方が違うというのがまず一つ。そのためにベンチに座っていなければならないというのがもう一つ。でもまあ、そういうことさ。決めるのは監督だし、選手はそれを受け入れなければならない。そういうことだ。

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デンマーク紙はおいしそうなところをつまんで報道したのかもしれませんが、インタビューを見ると彼の言わんとしているところは、そう変わらないように思えます。記者の質問に能弁に答えているところに、彼の不満と決意を感じます。まあ、今の状況で満足しているとしたら、それではフットボーラーとして失格でしょう。彼には、ホジソンをうならせて有無を言わせないようなプレーを見せてもらいたいですね。それは監督の「哲学」さえ変えさせるかもしれません。

今日のリーグカップでは、アッガーをCBで起用することをホジソンは明言しています。その他にも何人か、スタメンで起用することをコメントしています。さらに負傷者の状況についても語っています。それから、今日公式戦デビューを果たすことが確実なウィルソンのコメントです。
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●ホジソン（公式HP）
「ダニー･ウィルソンは水曜の夜にプレーする。ソト･キルギアコスとダニエル･アッガーが2枚のセンターバックを勤め、ダニーは左サイドバックでプレーするだろう。彼はセンターバックとしてここへ来たんだが、マーティン･ケリーがサイドバックでプレーできるのと同じように、彼もこのポジションでプレーできる能力がある。彼はすばらしいポテンシャルを持った選手であり、ボール扱いがとてもうまい。

ブラッド･ジョーンズはオーストラリアの代表キーパーであり、彼はミドルズブラで数多くの試合にプレーしていた。私は、彼と彼の能力に関して何の疑問も抱いていない。
ぺぺ･レイナは全ての試合でプレーしたいと思う、すばらしい精神力の持ち主だ。それがトレーニングでの7対7のミニゲームであろうと、リバプール･フットボールクラブのどんな試合であろうとね。しかし、ブラッドにチャンスを与えることは重要だよ。
ゴールキーパーというのは、非常に特殊なタイプでなければならないんだ。プレミアリーグに十分にふさわしいだけの精神力が必要だが、クラブにいる別のゴールキーパーがおそらく彼よりも優れているということも、理解できる精神力がなければならない。そういうまれな人物を探し求め、その後でやれることは、彼らを可能な限り確保しておくことだけだ。トレーニングで適切なリスペクトを持って彼らを扱うことでそれをやり、そしてこれは非常に重要なことなんだが、機会がある時にはプレーチャンスを与えることでそれをやるんだよ。

私はダニにも強い関心を抱いている。彼はU-19ヨーロッパ･チャンピオンシップの一員を勤め、少し遅れてチームに戻って来た選手だ。彼はトレーニングで印象づけており、非常に興味深い将来性を感じるよ。プレシーズンにスイスにいなかったためにファーストチームでのチャンスは限られていたが、彼がいたら間違いなくプレーしていただろう。
彼が水曜の夜にプレーするのを、私は本当に楽しみにしているんだ。ライアン･バベルとダビド･エンゴグにとっても、チームの自分たちの場所を主張するためのすばらしいチャンスだ。

ある意味、我々にとっては奇妙な試合だね。これだけ多くの試合をして来て、インターナショナルブレークに入る前にさらに多くの試合がある中で、スカッドをローテーションさせることが間違いなく必要な試合だ。しかしその一方で、これは私が非常に真剣に受け止めている大会であり、この大会で快進撃をしたいと思っている。我々は悩まされているよ。
4人を例に挙げれば、スティーブン･ジェラード、フェルナンド･トーレス、ぺぺ･レイナ、ジェイミー･キャラガーのようなビッグネームたちの代わりを務める選手には責任がある。そして公平に言って、ヨーロッパの試合でそういう選手たちはすでに、自分たちがその重荷を背負えるだけの能力があることを証明している。

我々が前回のステアウア･ブカレスト戦で見たように、ジェイ･スピーリングはおそらく、ピッチ上でのベストプレーヤーの一人だった。もし彼にチャンスを与えなかったら、どうやってそれを見ることができるかな？

（公式HPより、負傷者について）ディルクはこの2日間、すでにトレーニングに加わっている。我々はほんのちょっと彼を保護しようとしているんだが、彼はめざましい回復ぶりを見せており、土曜の試合と次の木曜の試合に向けて、水曜、木曜、金曜と彼がどれだけ回復するかを見るのは興味深いだろう。我々は3から5週間と考えていたんだが、もうその最終段階まで来ている。
ファビオに関しては、もうちょっとやっかいだ。スポーツサイエンス部門のスタッフたちは、彼を復帰させる時には100%の状態になっているよう、非常に気を配っている。彼が再び離脱するような状況を、彼らは望んでいないからね。しかし彼は非常に良好な回復を見せており、いざという時には彼を起用できるだろう。」

●ウィルソン（公式HP）
「初めてスタメンで出場するのは特別な瞬間になるだろうし、監督が僕は準備ができていると考えてくれることを、とにかく願っているよ。もしそうでないなら僕はさらに懸命に努力して、それが起こるようにがんばるつもりだ。
僕たちのシーズン最初のホームゲーム、ロボトニツキ戦では、僕はサブに入って起用はされなかった。観客は興奮していて、すばらしい雰囲気だったよ。だから、初めてプレーするというのは、僕が本当に心待ちにしていることなんだ。
ぼくはそれまでアンフィールドへ行ったことは一度もなくて、メンバーの一員になって本当に楽しかったよ。観客がどう反応し、チームをどう支えるかを見たのは楽しかった。

（スコットランドのリーグカップで彼はデビューを果たし、レンジャーズが決勝まで勝ち進む一員となったことについて）僕にとっては、複雑な思い出が混じっているんだ。決勝で退場になったからね。でも少なくとも僕たちは1－0で勝利したんだし、あの日はとにかくそれが肝心なことだった。僕はこの大会でデビューを果たし、それから続いてファーストチームでさらに出場した。それは、最初の試合で監督が僕を信頼してくれたからだ。うまく行けば、水曜の夜に出場して良いプレーをできて、リバプールでも同じようなことが起こるかもしれない。
僕はレンジャーズではリーグカップの後でリーグデビューをし、それからチャンピオンズリーグでもプレーした。もしリーグカップでプレーしていなかったら、そういうチャンスも得られなかっただろう。だから、僕にとって本当に良い出発点になったんだよ。

もし水曜のメンバーに選ばれたら、僕はチームの力になって良いプレーができるよう、やれることは全てやるつもりだ。でも、とにかく一度に一ステップずつ踏んで行くことが必要だ。監督が僕にプレーの準備ができていると思うなら、それはすばらしいことだし、彼に自分のできることを見せるつもりだよ。

決勝のウェンブリーまで行けたらすばらしいだろうね。僕たちはとにかく、一つずつ段階を踏んで行かなければならない。カップ戦は一度きりの勝負だから、簡単な対戦はない。下部リーグからのチームと対戦が、タフな試合になる時もある。彼らにとってこれはカップ戦決勝のようなもので、印象づけてやろうとピッチに出てくるからね。彼らがこの試合に全力を出してくることはわかっている。
時にひとりよがりがしっぺ返しを受けることを僕たちは知っているから、アクセルを緩めるようなことはしないだろう。

（2回戦でノーサンプトンはレディングを相手に延長ロスタイムで同点弾を決め、PK戦の末に破っていることについて）彼らが最後の最後まであきらめないすばらしい精神力を持つチームだということの証明で、僕たちはそれに対して警戒しなければならないだろう。アンフィールドという場所はどんな選手たちにとっても、ものすごく大きな舞台なんだ。リーグ2のチームであろうと、チャンピオンズリーグのチームであろうとね。彼らは立ち向かって来るだろうし、僕たちはしっかりと良いプレーをして、この試合に勝利しなければならない。

ジョンジョはすばらしい選手だよ。うまく行けば、僕たち2人とも水曜にチャンスをもらえるだろう。先週のリザーブマッチで一緒にプレーした時の彼はすばらしかった。彼がチャンスをもらえるなら、僕は十分それに値すると思う。それだけすばらしい試合を彼はしたからね。ジョンジョは能力のある若手選手で、もし彼がチャンスをもらえれば、絶対に誰もがっかりとはさせないと思うよ。
彼は僕と同じ時期に加入して、僕たちは本当にウマが合うんだよ。ここには何人かいい奴らがいて、彼らととても仲良くやっているんだ。」

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アウレリオはもう起用可能な状態まで回復しているようですね。カイトは･･･彼ですねえ（笑）。やっぱり双子なのかそれともロボットなのか？「ユトレヒト戦に出たい」という願いはどうやらかないそうで、彼のために良かったです。インターナショナルブレークがあるのであんまり無理をして欲しくないんですが、彼の場合は体の構造が常人では図り難いところがあるので、大丈夫でしょう！

今日のリーグカップ3回戦、4部のノーサンプトンとのホームでの試合は、非常に興味深いメンバーになりそうです。ウィルソンと仲良しのシェルベイもスタメンに入りそうですね。予想メンバーは下記の通りです。

　　　　ジョーンズ
ケリー　キルギアコス　アッガー　ウィルソン
　　　　ルーカス　シェルベイ
パチェコ　バベル　ヨバノビッチ
　　　　エンゴグ

面白そうな面子ですね～。みんな少しでも監督に印象づけようと、全力でイキの良いプレーを見せてくれると思います！ホジソンによればウィルソンは左サイドバックをやれるとのことで、ケリーともども、将来はサイドバックをカバーできる若手センターバックが揃うとチーム的には非常に大きいですね。それからシェルベイがどう前線の選手たちとリンクできるかも、ものすごく楽しみです。大きい画面でちゃんと見たいなあ･･･せめてLivrpoolfc.tvでやってくれればいいのに･･･。

それから、クラブ買収のニュースについて少しだけ。ヒックスは投資グループから￡280mの資金を調達してRBSに負債を返済し、クラブオーナーとして居座り続けることを画策していると報じられました。2年間の返済期限で借り入れをし、その間に売却先をゆっくり探そうという、レッズファンにとっては悪夢のシナリオです。直近の報道では、その投資グループの一つであるGSOが、最終的に出資を見送ったことが報じられました。ちょっと一安心ですが、名前の挙がっている投資会社は他にも十社存在します。
サポーターズユニオンSpirit of Shanklyは、土曜のサンダーランド戦で反オーナーのアピールを計画しています。これまで試合中の抗議行動はチームのサポートに反するということで自粛していましたが、「もうそういう時ではなくなった」ということで、サポーターたちに結束を呼びかけています