「選手は理解している」byラファ

PSV戦前日会見でのラファのコメントです。
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●ラファ（タイムズ紙）
「私たちは愚かではありませんし、自分たちが決勝に近づいていることもわかっていますが、準決勝のことを考える前にまずはこの1戦に勝たなくてはなりません。私がPSVなら、非常に早い時間に得点をしなくてはならないことを強調し、それから何が起こるか見るでしょう。それは私がイスタンブールのドレッシングルームで言ったことです。早い時間に得点しろ、そして流れを見てさらに得点しろ、そうすれば試合は変えられる。私たち自身にそういう経験がありますから、しっかりと集中することが大切なんです。新しく加入した選手たちほど勝ち進んだことに興奮しているでしょうが、2005年に決勝を戦った経験のある選手たちにとっては今が重要なんです。彼らは誰一人として、遠い先のことを考えたりはしていないでしょう。

これは奇妙な試合になるでしょうね、私たちは自分が本命だということを知っています。しかし、2005年にユベントスやチェルシー、ACミランと当たったときに穴馬だった我々がいかにそういうチームを破ったか、私たちは忘れていません。どんなことでも可能です。私は選手たちに、まずはプレミアシップのトップ4を確実にするためにリーグのこれからの2、3試合を勝ちたい、それからヨーロッパ戦に集中して準備をし、選手たちを休ませることができると話しているんです。彼らは私のやりたいことを十分に理解していますよ。
しかしまずはPSVに勝つことが最優先で、それからリーグの3試合です。我々は今誰もが我々のことだけを話しているという状況下にあり、PSVには全くプレッシャーがかかっていません。プレッシャー下にないチームというのは非常に危険な存在になり得ます。

（ローテーション策について）自分は正しかった、この策を非難した人間は間違っていた、などと私は言いたくはありません。しかし、選手のほとんど全員がフィットし、彼らのピークがちょうど良いときに来ている今のチームに、私は自信を持っています。
私は選手たちに慢心しないようにと言っています。しかし彼らはわかっていますし、準備はできており、先取点をあげればこの対戦がよりたやすいものなることを理解しています。

肝心なのは、早いテンポでスタートし、先取点を決めてPSVに彼らのプレーをさせてはならないということです。私はもちろんこの状況を歓迎していますが、しかしそれは『慢心するな』といい続けなくてはならないことでもあります。選手たちがそれを理解するのは本当に重要なことです。普通、こういうポジションから負けてしまうようなことがあれば、どんな言い訳もできません。

私はこの状況を好んでいますが、これは普通とは言えません。ファーストレグが終った段階で3-0でリードしているというのはよくあることではありませんが、しっかりと集中して仕事は終ったなどという考えを許さないことがどれほど重要かわかっています。慎重にならなくてはなりません。これはまだ我々にとって重大な、ミスの許されない試合なんです。

（Liverpool Echoより）私はまだどんなチーム編成で行くか決めていませんが、選択肢はいろいろあります。ベストの考えは試合に勝ちに行くことですが、ハーフタイムには状況を見て、選手を変えられるかどうか決めることができるでしょう。
私は選手たちと話し、彼らにはまだハードワークが残っていることをしっかりと気づかせなくてはなりません。私たちは試合に自信を持って挑めますが、イスタンブールで起こったことも忘れてはいませんよ。3-0でのビハインドからチームが勝つのは不可能ではありません。もちろん、普通の状況でそれをするのは非常に難しいでしょうが、私たちは慎重に、そしてプロフェッショナルにならなくてはなりません。

（Liverpool Daily Postより、シソコについて）モモは土曜にあまりにも相手にボールを与えすぎましたが、あれはレディングが中盤で厳しいプレッシャーをかけてきた難しい試合でした。しかしモモの運動量はすばらしく、それはいつも同じです。実際、私は彼とマスチェラーノがマン･オブ･ザ･マッチだと思いました。
モモはまだ若い選手ですが、監督というのは彼のような選手をチームに欲しがるものです。モモのような選手が後ろにいてくれてこそ、ジェラードやアロンソや、フォワードの選手たちがその能力を発揮できますからね。」