チャンピオンズリーグ決勝に向けて、ミランの選手や監督のコメントです。
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●カカ
(SKY Sports)「2005年に起こったことはもう終ったことで、僕はこの試合を、自分の名前を歴史に刻み、ミランの名前を歴史に刻むチャンスが再び来たと思っているよ。マンチェスター戦と同じプレーが出来れば、僕たちはこの試合に勝てる。
僕は自分に何ができるかわかっているし、このチームに対する自分の責任もわかっている。僕が世界最高の選手だという意見は、ジャーナリストとサポーターから来ているものだ。
リバプールはイングランドスタイルのチームだと思う。彼らは戦術的に優れた、強いチームだ。マンチェスターとは違っている。マンチェスター戦よりもスペースのない試合になると、僕たちは予想しているよ。
僕はジェラードが好きだ。プレーヤーとしても、ひとりの人間としても好きだよ。彼は試合を変えられる選手だ。」
●ガットゥーゾ
(SKY Sports)「リベンジなんかになりようがないさ。俺が何度決勝まで到達しようと、あの試合はずっと残るんだからな。あのネガティブな記憶はこれからも決して消えないだろう。狂気の6分間。しかし俺たちはラッキーだよ。同じチームを相手に、こんなに早くあの事を正すチャンスを手に入れた。2年前のあの思いと感情は、俺たちにとって刺激になる。」
●アンチェロッティ監督
(TEAM Talk)「まだ前線をどうするか決断していない。両選手(インザーギとジラルディーノ)のフィジカルコンディションを見なくてはならないだろう。おそらくこれは最も難しい選択だ。インザーギとジラルディーノは、決勝でそれぞれの良さがある。
心理的な面から言えば、インザーギの方が有利だ。彼はジラルディーノよりも決勝を戦った経験が豊富だからね。しかし一方でジラルディーノは、素早いカウンターアタックと1対1に非常に優れている。インザーギはフィニッシュの精度が高い。私は、選手たちが私の選択を理解する知性を持っていることを願うよ。二人とも、この選択をする私の責任をわかっていると思う。
試合の展開によって一つの可能性は、ジラルディーノをスタートから使って、試合の中でインザーギと交代させることだ。またはその逆もある。」
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アンチェロッティ監督、選手に気を使ってますね。スター選手を大勢擁し、選手起用については経営陣のプレッシャーも受けながら最適のバランスを作り出す監督と、まず戦術からそこに最適な選手を選びアンタッチャブルは作らない監督、その違いがコメントにも出ているように思います。ミランの前線にどちらを起用するかは、「どちらのFWの方がカカが生きるか」で決まるんじゃないでしょうか。
カカの写真と言えば両手で天を指すポーズなんですが、出来れば水曜にはゴールは決めて欲しくないので、彼の人柄がにじみ出ている普段のものを一枚。
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