マージーサイドダービー後の、両監督のコメントです。
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●ラファ
(公式HP)「エバートンを相手にダブルを達成したことを、私たちはサポーターのために本当に嬉しく思っています。チームとクラブにとって、本当に重要な勝利でした。
前半には多くのチャンスがありましたが、2点目のゴールを決められませんでしたね。1-0では、たった一つのコーナーやフリーキックで失点してしまう可能性があることを、私たちは認識しています。
先週の落胆の後で、チームは強い精神力を見せてくれたと思います。特に前半は、私たちは大きな能力を見せ付けました。私たちに力があることはわかっていますが、それを毎試合見せることが重要なんです。
トーレスは、多かれ少なかれ皆を驚かせていると私は思います。彼がすばらしい選手であることは知っていましたし、ゴールできることもわかっていましたが、最初のシーズンで28ゴールを決めるというのは決して簡単なことではありません。ましてや彼は外国人選手ですからね。
彼はヨーロッパ最高のストライカーの一人であり、スティーブン・ジェラードとの相互理解が私たちの鍵となっています。そして、カイトとバベルも前に出ることによって、チームはよりバランスが取れ、チャンスを生み出しています。
私たちは今はより良い位置にいますが、トップ4の位置を確実にするためには、勝利を続けなくてはなりません。来週私たちはアウェイでアーセナルと対戦し、彼らはダービーと対戦します。そこで再び状況が変わるかもしれません。ですから、私たちはシーズン終了まで努力しなくてはなりません。
この勝利は、チャンピオンズリーグのアーセナル戦に向けて、私たちに自信を与えてくれるでしょう。
(
タイムズ紙より、試合中エバートンのサポーターから、キャプテンの私生活に関する根拠のないうわさをからかうチャントが歌われていたことについて)スタジアムで私が聞いたことのために、私はこの勝利をファンのため、そして特に一部の選手たちのために本当に嬉しく思います。ああいうことは試合中に聞きたくはありませんし、非常にがっかりしました。敬意を欠いた行為です。」
●モイーズ監督
(SKY Sports)「ペナルティエリア付近で良いポジションに入れた時に、我々には突破力が欠けていた。そして彼らに早い時間にアドバンテージを渡してしまったよ。彼らに先取点を与えてしまい、落胆する出だしになった。ボールを渡してしまった責任はヤクブにある。しかし、トーレスを捕まえていなかったことも問題だ。
だが、後半は我々は良いプレーをしたし、良く盛り返したと思う。
これからまだまだ試合は残されているんだし、この敗戦で何かが変わったわけではない。シーズンの残りを我々はまだポジティブに捉えているよ。5ポイントは大きなギャップだが、我々はあきらめはしない。」
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試合内容は、相手にほとんど決定機を作らせない、力の差を見せた試合だったと思います。だからこそもう1点取って、楽な展開にして欲しかったですね。ああいう内容でぽろっと失点して引き分けに終る、そういう試合を今シーズンに何度も見てきたので・・・。しかしなんと言っても、ダービーをダブルで5ポイント差は大きい!これでリーグのアーセナル戦は、少し余裕を持って戦えることになります。もちろん両監督が言っているとおり、まだまだ決して安全圏ではありませんが。
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