CLセカンドレグ、アーセナル戦後の両監督のコメントです。
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●ラファ
(公式HP)「私は、鍵は選手たちの信念だったと思います。
後半は前半よりもはるかに良くなったと思います。前半の私たちの出来は非常に悪かったですが、得点してからは信念を持ち、自分たちの能力を見せ始めました。相手の中には何人か2年前の決勝を戦った選手たちがいましたので、彼らは経験を持っていたと思います。しかし私たちにも経験のある選手たちがいました。私にとっては、その違いは信念でした。
彼らの得点の仕方には私は落胆しましたが、その後の選手たちの精神力、そして彼らの巻き返し方には、非常に、非常に嬉しかったですね。
時には、ほんの小さな事が試合を変えます。そしてスティーブン・ジェラードはいいPKを蹴り、私たちにとって本当にポジティブなものでした。
私たちにはもっとパワーと攻撃的な選手が必要でしたので、私はボロニンの投入を考えていました。しかしそれからPKを得たので、代わりにアルベロアを投入したんです。
バベルが違いを作ってくれましたね。私たちには速さと能力が必要で、トーレスが疲れてきていましたので、前線でバベルの速さを使いました。
(準決勝について)今日はまず何はともあれこの勝利を楽しみ、それからチェルシーのことを考えますよ。タフな、タフな対戦になるのは間違いありません。
アーセナルが前半に良いプレーをしていたのは、みなさんご覧になったでしょう。6ゴールが生まれ、こういうすばらしい試合に勝利できたのはファンタスティックでした。誰もが本当に喜んでいますし、私はファンのためにも嬉しいですよ。
私たちのサポーターの目の前でプレーするというのはいつでも重要なことですし、みなさん試合のスタートから彼らの声をお聞きになったでしょう。彼らは選手たちにとって、驚くべき大きな存在です。
(クラウチの起用について)私は、彼がアーセナル戦でハットトリックを決めていることを知っていました。彼が得点を決めて非常に良いプレーをした先日から脅威となっていましたので、空中戦にクラウチ、その後ろにトーレスを置いて、さらにジェラードとカイトがいることで、チームの力強さでアドバンテージを取ろうと試みました。彼らは私たちのために得点できる、4人の攻撃的な選手たちです。
(SKY Sportsより)スティーブン・ジェラードがお粗末な試合だったと発言したことは聞きましたが、私は満足しましたよ。彼は本当に肝心な時に、私たちのために決定的に重要なペナルティキックを決めてくれました。彼があれだけすばらしく決めてくれたのは、ポジティブなものでした。
今度はチェルシーと再び準決勝で対戦します。今度もすばらしいチームが相手の、非常に、非常にタフな試合になるでしょう。しかし今夜のように、私たちはそういう試合について十分な経験を持っていますし、再び成功するという信念をはっきりと持っています。
そして、試合終了近くに2-2にされた時、私の選手たちは、グラウンドに立ち上がってこの試合に勝つんだという、とてつもない精神力と野望を見せてくれました。」
●ベンゲル監督
(SKY SPorts)「私はこれ(火曜の敗戦)は、レフェリーの狡い判定と、2-2での集中の欠如のためだと信じている。この結果を飲み込むのは難しい。全ての大きな判定が我々に不利に働いた上、勝ち上がるまであと3分だったのだから、これは二重の落胆だ。
私にとっては非常に理解しがたいことだ。私に言わせればあれはPKではなかったからね。もう一度はっきりと見直したよ。先週は本当にPKだった。しかし私たちはそれも受け入れなくてはならない。
私たちはあまりにも未経験で、ディフェンスに関して少し成熟を欠いていた。試合はあれほどコントロールしていたんだがね。
今夜のチームのメンタルの強さはすばらしかったよ。敗戦は経験不足のためだ。このチームには多くの才能とポテンシャルがあるが、ほんの少しだけ余分の自信を欠いていた。今夜の我々は、落胆と不公平を感じている。」
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ベンゲル監督、怒ってます。前半はあれだけアーセナルが良いプレーをしていましたから、気持ちもわかります。リーグはぜひ取って欲しいと思う、と言ったらかえって失礼でしょうか。
この対戦の前にベンゲル監督は「気持ちの強い方が勝つ」と言っていましたが、まさしくそういう結果になったと思います。アーセナルはリーグ戦もあり、選手は若く疲労があり、レッズにはスタジアムの後押しがあった、そういうところがぎりぎりで試合を決めました。
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無題
今はしばし、体を癒して、次への戦いに備えて欲しいものです。。
無題
てか、いちいち真に受けてたらキリないよ
そもそも監督なんていうのは、自分を正当化したがる生き物だしね
無題
狂心臓(笑)。ぴったりです。ラファの心臓は何か違うもので出来ているのに違いありません。そうでなければ、あのゴールが決まった時ににこりともせずガッツポーズも見せず、黙っていられるわけがないです。すごい人です。2-2の段階でボロニンって、どこにどう入れるつもりだったんでしょうか?
長い長い270分の最後の最後、土壇場の10分足らずにあれほどの濃ゆいドラマが待っているとは、誰も予想できなかったでしょうね~。アデバイヨルのゴールの時は、ウォルコットの走りを見て「死ぬ気で止めろおぉぉぉ!」と朝っぱらから絶叫をしてしまいました。あの小柄な体が自陣深くから突っ走り、その軌跡に転々と赤いシャツが転がっている姿はそりゃもう・・・悪夢のようでした・・・。本当に最後は気持ちが勝った、そうとしか言いようがないですね。ミッドウィークにあれだけテンションの高い試合をした選手たちが週末にしっかり集中を取り戻せるか、ここもラファの腕の見せ所です。
>トラック野郎さん
確かにおっしゃるとおりですね。ベンゲルさんは2-1の段階でウォルコットとファン・ペルシーを投入しましたが、ファン・ペルシーはほとんど消えていたし。彼、何回ボールに触ったんだろう?