「目標はまだある」byラファ

ウェストブロム戦後の、両監督とラファのコメントです。
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●ラファ（公式HP）
「キャラガーとアルベロアについでですが、私たちはクリーンシートを取りたいと思っており、彼らは少し神経質になっていましたね。アルベロアは前線に上がっており、それから私たちのディフェンスに少し問題がありました。私たちはペペ･レイナを援護したいと思っていました。確か彼は今クリーンシートの数が20だと思います･･･そしてファンデルサールは21です。

チームのメンタリティに関しては、それはポジティブなメッセージです。私たちは精神力と勝利のメンタリティを見せたいと思っていました。
私たちは、いくつかの目標を定めています。プレミアリーグでのクラブ記録である83ポイント、そしてアウェイでの13勝、これもクラブ記録です。ゴールを複数決め、クリーンシートをキープしたいとも思っていました。これで2位は保証されたと思います。さらに、ユナイテッドに可能な限り迫っていたいとも思っていました。

（83ポイントがタイトル獲得に十分ではなかったのはなぜかと聞かれて）小さなことです。引き分けについてはこれまでも話して来ました。ストーク戦で私たちは開始直後に得点しましたが、それは認められませんでした。シーズン終盤の私たちの調子を思えば、違う結果もありましたね。

ユナイテッドには能力があります･･･特にベンチにです。私たちとの対戦では、彼らのベンチにはスコールズ、ギグス、ベルバトフがいました。たやすく選手を2、3人代えることができます。私たちにはそういう選手が少なく、それでも私の選手たちには本当に満足していますし、今シーズンに私たちがやって来たことを本当に誇りに思っています。
マンチェスター･ユナイテッドにはおめでとうと言いますよ･･･優れたクラブであり、ビッグクラブです。

シーズンを通してのチームのパフォーマンスに関しては、非常にポジティブなものです。私たちはおそらく1ヶ月間ほど問題を抱えていましたが、シーズンの終盤は特にで、トーレスとジェラードを欠くこともしばしばでした。（それでこれだけやれたのは）非常にポジティブなことです。
状況を正確に分析すれば、83ポイントというのは非常に大きなものです。ユナイテッドは厚い選手層を抱えた非常に強力なチームです。彼らは多くの試合を1-0で勝利しました。それは違う結果もあり得た試合でした。
しかし、9ヶ月間を戦えば、通常はいるべき場所で終わるものです。

（SKY SPORTSより）難しい試合でした･･･相手は非常にハードワークをしていましたから、彼らを称えたいと思います。彼らは私たちにプレッシャーをかけていましたが、能力がある選手がいるチームを相手にしている時には、一つミスを犯すとそれが命取りになります･･･ジェラードの先取点がそうでした･･･そしてその後はオープンな試合になりましたが、彼らは非常に、非常にハードワークをし、とても困難な試合になりました。

（キャラとアルベロアについて）彼らは無失点勝利を望んでいましたから、そのことを話していたんです。（そういう気持ちを）別のやり方で見せた方が良かったですね。

私たちは今シーズン、（首位に）さらに迫っています。ユナイテッドにホームとアウェイで勝利し、トップチームとの差はわずかです。しかし私たちはさらに成長できます。ジェラードとトーレスが負傷することなく常にピッチの上にいたら、おそらくもうちょっと良い結果を出せたでしょう。ですから私はこれからさらに良くなるだろうという自信があります。

（夏の補強に関して）移籍市場しだいではありますが、現時点で私たちは誰も売却したいとは思っていません。ですから本当に必要とするものは何か、状況を見守らなくてはなりません･･･市場の動きしだいです。

（テベス獲得のうわさについて）私にはわかりません･･･彼は私たちの選手ではありませんから、今のところは私たちは次の試合のことに集中しなくてはなりませんね。

（テレグラフ紙より）経済的なレベルで言えば、私たちは少なくとも今は他のビッグクラブとは戦えません。特にスタジアムの規模ですね。オールド･トラフォードは76,000の収容人数があり、エミレーツは60,000、そしてチェルシーはアブラモビッチをあてにできます。
私たちが新スタジアムを手に入れるまで、経済的に競い合うことはできないでしょう。当面の間は、彼らと競い合うためには物事を非常に上手くやらなくてはなりません。

まずは、私たちが到達したレベルを確固たるものにすることです。今は選手層は強化されており、大きな野望を抱いた能力ある人々によって、組織は上手く機能しています。それはこれから実を結ぶでしょう。
私には、物事を私がそうするべきだと思うやり方でやれる、決定権を強化した5年契約があります。イングランドのリーグは厳しいですが、それはタイトル争いの可能性を保証してくれるものです。」

●キャラガー（公式HP）
「俺たちにはもうリーグ優勝の可能性はないが、まだ狙える目標はいくつもある。クリーンシートをキープし、ペペに3シーズン続いたゴールデングローブ賞を取らせてやりたいんだ。今のところペペはファンデルサールよりも一つ少なく、ファンデルサールは来週はプレーしないだろうから、チャンスはある。だから俺たちは、今日は確実に彼にクリーンシートを取らせたかったんだ。

正直言って、俺たちはディフェンスに関しては試合を通して精彩を欠いていた。相手にチャンスを作らせ過ぎたよ。おそらく俺たちはちょっとばかり気を抜いて、相手に攻撃をさせ過ぎていた。しかし、今シーズンを通して俺がプレーした中で一番タフな試合の一つだった。俺たちはヨーロッパ中のトップチームと戦ったし、この国の最高のチームとも戦っているが、今回の試合はその中でも一番ハードな一つだったよ。

プレミアリーグで優勝するのはハードだ。俺たちのトップ4のチーム、プラスバルセロナがおそらくヨーロッパのベスト5のチームだろう。それが俺たちが直面している挑戦なんだ。
今シーズンの数字を見れば、俺たちが2試合しか落とさず、大量のゴールを決めているのは印象深いね。しかしユナイテッドは俺たちよりもポイントを稼いだ。それが最も肝心なことなんだから、彼らは賞賛に値するよ。
今は俺たちは、来週末のシーズン最終戦にきっちりと勝って、確実に2位で終わらなくてはならない。」

●トニー･モウブレイ監督（SKY SPORTS）
「（試合終了後のファンからのスタンディングオベーションについて）そう、今シーズンを表していたよ･･･チームのパフォーマンスのレベルを、今日は表していたと思う･･･サポーターは毎週それを良く見てくれているんだと思うよ。
今日はなぜ得点できなかったかわらからないぐらいだった。我々はチャンスを作り、それを毎週やっている･･･しかしそれでも、相手チームの方がチャンスを決めているようだね。
行き着くところは、選手の能力、プレミアシップでの経験値だ。しかしそれでも、我々はホームでもアウェイでもほとんどの週に、金額に見合うだけのものを見せて来たと感じている。

ここ7、8年に渡って、サポーターたちは常に我々のそばにいてくれたと思う･･･浮き渋みもあり、彼らは最も厳しい時を経験して来たが、彼らがチームを支え続けてくれたことに私は大きな賞賛を述べなくてはならない。そして願わくは、再び昇格することで彼らに報いたいと思う。常に厳しい戦いであることは承知しているが、我々はそれに狙いを定めなくてはならない･･･前進を続け、このチームを作り上げる努力を続けなくてはならない。

今日皆が見たように、ここには優れた選手たちが何人かおり、このフットボールチームを押し上げるためにはさらに優れた選手を加えることが必要だ。このチームと共に私は懸命な努力を続け、チームを成長させ、押し上げ、楽しませ、この選手たちと共に成功したいと思っているよ。他のフットボールの監督たちと同様、何かを告げられるまでは努力を続けるつもりだ。
我々は今シーズンに多くのことを学んだ。我々全員が成長したと思うし、それを来シーズンに繋げて行かなくてはならない。
（選手の残留について）私は忠誠心を求めている。来シーズンを上手く戦い、トップに復帰するためのものをね。」

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ユナイテッドが優勝を決めた後のこの試合はラファが少しメンバーを変えてくる可能性もありましたが、彼はベストメンバーで挑みました。これで2位はほぼ確定と言えますので、最終節はどういう選手の構成で挑むのかが楽しみになってきました。若手を起用するのか、それともあくまでベストメンバーで挑むのか。来季への望みが広がる最終節にして欲しいと思います。そしてヒーピアは必ずどこかでアンフィールドの最後のピッチに立つことになるでしょう。