DAILY MAILより、レイナのコメントです。
--------------------------------------------------------------------------
●レイナ
(DAILY MAIL)「僕の父がヨーロッパの決勝でプレーしたということが、僕にとっての特別なモチベーションになっていたし、僕たちがもし勝ってトロフィーを掲げることが出来れば、それは大きな意味を持つ。彼は世界で一番誇らしげな父親になるだろうけど、まずは僕は、彼にあそこ(アテネ)にいるように説得しなくてはならないね。彼は僕をライブで見るのが辛いんだよ。彼は健康にちょっと問題があるんだけど、それよりも神経的にきついらしい。
彼は僕のキャリア全体で、まだ6つか7つしか僕の試合を見ていない。PSVアイントホーフェン戦はアンフィールドに見に来たけど、それはファーストレグを既に3-0で勝っていて、既に終わった試合だったからなんだ。アテネに来るように彼に言ってみるよ。生涯たた一度のチャンスかもしれないんだから、彼はあそこに行くべきだ。
僕は、僕たちがバイエルン戦のリプレイ(1974年、ペペの父はアトレティコ・マドリーでバイエルンと決勝を戦って敗戦)よりもいい結果が出せることだけを望んでいるよ。あれは僕が生まれる前の出来事だけど、試合はビデオで見た。僕たちは、これから3週間はそのことをかなり話すことになるだろうと思う。ある意味では、彼にとって難しいことの一つだね。僕のパパであることを別として、彼は一人のゴールキーパーでもある。彼は一つのミスがどういう意味を持つか、そういう状況を知っているから、僕をライブで見たがらないんだよ。
彼は僕が子供の時、これ以上ないくらいあらゆる激励をしてくれた。強制することは決してしなかったけど、いったん僕がキーパーに興味を示したら、彼は大いに僕を助けてくれた。僕には5人の兄弟がいるけど、ゴールキーパーになったのは僕だけだ。でも父がやっていたことを見れば、生まれつきのものだったのかもしれないね。
偉大なゴールキーパーになるために、それこそが僕が目指しているものだけど、そのためには信じられないくらいの強さが必要だ。ミスを犯せばそれは大ごとになり、リバプールのようなクラブではそれがもっと大きい。全ての失敗が世界の終わりのように見られ、そういうことを無視して自分を信じ続けるためには、精神的にかなりの強さが必要なんだ。
キャリアを通じて、僕はその強さを示し続けなくてはならなかった。今シーズンのスタートから僕にはその強さが必要で、バルセロナを去る時も同じだったよ。再び前に進むためには、いったん下がることも必要なんだとわかっていた。
リバプールで僕たちが達成したことに、自分が役割を担えたことをとても誇りに思うよ。僕はこういう夜を経験するためにアンフィールドに来た。でも、まだ決勝でやるべき仕事が残っている。リバプールはトロフィーを勝ち取ることが全てで、アテネで僕たちは必ずそれを成し遂げて、歴史にもう1ページを重ねなくてはならない。」
------------------------------------------------------------------------
強いキーパーだったお父さんも、息子の試合となると見ていられないようです。その気持ちはなんとなく想像できます。どんなにいいセーブを連発しても、一つ大きなミスをすれば戦犯扱いされるポジションですからね・・・しかし火曜のヒーローはペペでした。
気の毒なことに祝勝会から深夜に帰宅したら彼の家が泥棒に入られており、貴重品とポルシェが盗まれていて、ポルシェは焼かれて発見されたそうです。
PR