アーセナル戦に向けて、ラファとアーセナルの選手たちのコメントです。
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●ラファ
(Daily Mail)「(アーセナル対ウェスト・ハムの監督同士のトラブルについて)私は何が起こったのは正確に知りませんが、私たちはダッグアウトでの自分の振る舞いをコントロールしなくてはならないことは明らかです。プレミアシップは非常に情熱にあふれていますが、それは言い訳にはなりません。
多くの人々が見ていますし、私たちは正しい例を見せなくてはなりません。とりわけ多くの子供たちが見ているのですから、私たちには責任があります。
スペインで教えていた時、私は子供たちがどれだけ選手の振舞いを真似るか経験しました。プロの選手というのは時にゴールを決め、ピッチのコーナーに走っていき、フラッグをグランドの外に蹴り飛ばしたりします。その後子供たちが全く同じ事をやり始めるんですよ。それは、テレビや試合で見たことを彼らがいかに真似るかということを表しています。私たちはそのことをしっかりと認識していなくてはなりません。できるだけ冷静でいることが大切です。先週の日曜日の振舞いが悪い例であったと私が思うのは、そのためです。
私はアーセン・ベンゲルと何の問題もありませんよ。実際、私は彼を非常に尊敬しています。私がスペインにいたとき彼がトロフィーを勝ち取るのを常に見ていましたし、それは外国人監督にとって決して容易なことではありません。
しかし、サイドラインに立つ監督として、私たちは常に自分の感情を抑えておかなくてはなりません。多くの人々がプレミアシップを見ており、特に小さな児童たちは彼らの見たことを真似しやすいんです。
私たちは、彼らがあのように振舞うのを見たくはありません。ですから私たちは自分の責任をしっかりと覚えていなくてはなりません。
おそらく私は珍しい人間なんでしょう。あまりそういう類のことに関わりませんからね。スペインでは決してそういうことはありませんでしたし、イングランドでもそうでありたいと願っています。監督の間でこういう問題が起こっているのを見るのは残念です。
我々はかかしのように黙って立っているべきだと言っているわけではありませんが、出来るだけ自分の動きをコントロールしなくてはなりません。相手チームに敬意を表し、できるだけプロフェッショナルとして振舞わなくてはなりません。
ビデオの証拠は重要な役割を果たし得ます。しょっちゅうダイビングをする選手が一部におり、試合をしている誰もが、そういうことをしている人間をわかっています。外国人選手だけではなく、どちらもです。イングランド人選手も何人かいます。実際、一部の選手は非常に悪質で、彼らに必要なのはその動作を完璧にするスイミングトランクスですね。
そういう事が起こったときにビデオで確認すればどうでしょう。そして明らかにダイビングをしていることがわかれば、3試合ではなく6試合の出場停止にすべきです。おそらくその次には、彼はそれが2倍になったことについてよく考えるでしょう。
判定はしっかりと一律に行われなくてはなりません。選手がゴールを決めた後に喜びのあまりシャツを脱いだら、それは大問題とみなされ即イエローカードです。しかし、先週私たちが見た振舞いや、いくつかのダイビングが大問題とみなされないのはおかしな話ではありませんか?
(シソコの負傷について)モモを3ヶ月も欠く今、スティービーが代わりを務めるのは明らかです。彼は真ん中での起用が増えるでしょう。どの試合でそうするか、そしてチームの中でしっかりと正しいバランスを取ることが課題ですね。
カップ戦ではトップチーム相手の成績はいいんですが、プレミアシップではそうではありません。そこを改善していかなくてはなりませんね。トップとの埋めるべき差は大きいですし、アーセナルは多くのチャンスを作ることのできるチームですから、この試合は大事なテストになります。しかし私は、2シーズン前にチャンピオンズリーグで優勝したことで、自分のリバプールでのキャリアのハイライトが既に終わってしまったかもしれないなどとは思っていませんよ。
私は、全てのファン、選手たち、スタッフがプレミアリーグで優勝したいと思っていることをよく知っています。そして、我々がそれを狙うのは当然のことです。11ポイントは追い上げるには大きいですが、このクラブには勝者のメンタリティがあり、それが私たちを最後まで戦わせるでしょう。」
●セスク・ファブレガス
(ITV)「僕はここの人々、全ての選手とスタッフを愛している。僕たちはアーセン・ベンゲル監督のもとですばらしいフットボールをしていて、そのフットボールは僕に本当に合っていると思う。僕たちのプレーのやり方が好きだから、試合も練習も全部が本当に楽しいよ。僕が望む全てがここアーセナルにある。自分がアーセナルで重要な役割を果たしていると感じている。僕は8年の契約延長を新たに交わした。プレミアシップの歴史の中で最も長いんだってね。
僕の今までのプレミアリーグでの経験から言うと、(とにかく守るような)プレーは絶対にしたくない。試合に勝って、なおかついいフットボールができたときが僕は本当にうれしいんだ。10人で守るようなネガティブな試合をして引き分けても、満足できない。
守って守って守り倒して、ただ時間を使ってくるようなチームがあるよね。審判がそれを黙っているのは変だよ。
僕はそれを“アンチフットボール”と呼んでいる・・・でも、そういうこともあるっていうことを僕たちは受け入れて、そういうチームを打ち負かさなくちゃならない。
僕は、アーセナルに来た最初の日から多くの希望とゴールを持っていた。フットボーラーとして可能な限り努力して、試合に出られなくても頑張ったよ。僕は自分を早く順応させて、それは重要なことだった。今は僕はここに家も車も持っていて、恋人もここにいる。全てがすごくうまく行っているよ。彼女は大学で心理学を勉強しているんだ・・・彼女は僕が何を考えているか読み取ろうとするんだけど、僕は心を読むのがすごく難しい人間らしいよ。」
●ジウベルト・シウバ
(TEAM Talk)「タイトルを狙うなら、勝たなくてはならない試合だ。今シーズン僕たちはすでにずいぶんポイントを落としてしまった。1位からは程遠いポジションにいる。
しかし、タイトル争いに残りたいなら、今は僕たちにとって正念場なんだ。
リバプールを迎え撃つのは僕たちに有利だと思う・・・簡単ではないけど・・・彼らは引いて守ってはこないだろうからね。彼らは前に出てプレーしようとするだろう・・・彼らは勝利を欲している。でも、僕たちはこの試合に自信がある。
もうここのところの数試合のことは忘れたよ。僕たちはそこから学んだと思う。今度の試合は、もしも勝てたらすごく自信がつくね。いい選手たちがいるすばらしいチームと対戦するんだから。
僕たちはスタートからしっかりと集中する必要がある。ああいうチームと対戦してひとつ大きなミスをしてしまったら、彼らは息の根を止めに来る。だからこそ、得点のチャンスが来たときにあまり多くのミスをする余裕はない。
僕たちに必要なのは、ネットの中にボールを蹴りこんで、もっと自信をつけることだ。僕たちは何度もチャンスは作っているんだけど、フィニッシュを決められないことが時々ある。決していいシュートじゃないのに、誰かに当たってネットに入ることもあるんだけどね。
一度僕たちが得点し始めたら、ゴールは立て続けに来るだろう。」
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ジウベルト・シウバの発言はそのままリバプールにもあてはまりそうですね・・・。
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