今日はチャンピオンズリーグ最終戦、2年前のファイナルのスタジアムでの対戦です。ラファとデュデクのコメントです。
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●ラファ
「
(BBCより)あのスタジアムはすばらしい思い出をよみがえらせてくれるでしょう。周囲を見回して起こったことを思い出すのはいいでしょうね。
しかし、感慨や思い出に浸っているばかりではいけません。私たちはこの試合の勝利をめざして集中しなくてはなりません。ヨーロッパでの勢いを持続することが重要です。私たちはグループ突破を決めていますから、今は楽しんで挑めます。
私たちは既にアンフィールドでガラタサライを破っています。3-0でリードし、ピーター・クラウチがすばらしい得点を決めてくれた特別な試合でした。しかし彼らはそこから挽回し、2得点をあげて試合の終盤には非常に難しいものになりました。私たちにはプレッシャーがかかり、彼らは優秀な選手たちを擁していることを見せました。
もしも私たちがグループ突破にポイントが必要という状態でここに来ていたら、非常に難しいものになったでしょう。しかし今は、この夜を楽しむことができます。
(icLiverpoolより)私にとって、イスタンブールはすばらしい思い出の地ですし、おそらく私のフットボール人生の中で最高のことでした。たぶんここに戻ってくることは、他の選手たちや若い選手にもインスピレーションを与えるでしょう。何か新しいもの始まりになるかもしれません。
私はチームが決勝で勝ったことを本当に嬉しく思いました。選手たちのモチベーションと献身はすばらしいものでした。しかし私にとっては、今が良いチームです。今シーズン、何かを成し遂げるだけの力を持っていると思います。
私たちは能力のあるチームですし、しっかりとしたメンタリティも備えていますから、これから何か大きなことができますよ。クラブのためにもっとトロフィーを勝ち取れるよう、努力を続けていきます。
ここ6~8試合、アーセナル戦を除いて、チームは全てをコントロールし、チャンスを生み出し、ディフェンスにも問題はありませんでした。挑戦者としてヨーロッパでそれをキープしていかなくてはなりません。選手たちには飢えが感じられます。チームには飢えている選手たちがたくさんいるんです。
(ジェラードの不在について)私たちには、試合に勝つのに十分な良い選手たちがここにいますよ。ベンチには若手がいることになりますが、11人の先発メンバーはいいチームになるでしょう。
(デュデクとの契約について)私たちはこの状況について話し合い、イェルジーにとって何がベストかを検討する必要があります。私たちは彼に契約の延長について話し、今は彼からの返答を待っているところです。」
●デュデク
「
(Liverpool Echoより)ボスから自分が先発だと聞いて以来、ペナルティスポットや、芝やポストにキスするべきだろうかとずっと考えているよ。僕はリバプールの選手全員がそうすべきだと思う。
イスタンブールに戻るのは、すばらしい気持ちにさせてくれるだろう。僕たちは何かのためにプレーするのではないけど、僕にとっては多くの意味がある。
僕はこのスタジアムのことをこれからもずっと思い出すだろう。あの夜プレーした僕たち全てにとって、それだけ重要なものだった。僕は毎週でもここでプレーしたいよ。あの思い出がよみがえって来るから、サポーターたちにとっても大きな意味がある。
いったんピッチに立てば、その時の試合に集中して他のことは全く考えないものだ。この試合でも同じだろうと僕は確信しているけど、試合前にはあの感動がよみがえるだろうね。
ああいう試合をもう一度経験できるかどうかはわからない。あれはクレイジーだったよ。僕は世界一ラッキーなゴールキーパーだった。人生では、成長するためにはああいうチャンスを掴まなくてはならない。
僕は自分を常に成功者だと思うだろう。フットボールをして何かを成し遂げる、その望んでいたことができたからね。リバプールでプレーするというのは、想像もしなかったことだった。それができて、僕は幸せだしラッキーだよ。
僕はあの決勝のフルDVDは見ていないんだけど、PK戦の場面は見ている。父は僕にこう尋ね続けているよ。『お前はどうやってこんなセーブをしたんだ?』とね。僕はわからないと答え続けているんだ。
僕は、親しい友人たちにここ2年に渡ってこう言っていた。あの感動と思い出と、あの夜のすばらしい快挙を忘れないために自分はリバプールに残った方がいいんだとね。もちろん、自分の将来についても考えなくてはならない。1年間はOKだったけど、今僕はプレーしなくてはならない年齢にいる。
この試合の後、僕は自分のこれからについてラファ・ベニテスと話すつもりだ。今のこの状況の中に長くいられるとは思わないからね。フットボールで最も楽しいのはプレーすることで、ベンチに座って試合を見ていることじゃない。
僕はプロのフットボーラーでいたいのであって、プロのフットボールサポーターでいたいわけじゃない。僕の契約期間は間もなく終わるから、1月には決断をしなくてはならないだろう。
(Daily Postより)ラファ・ベニテスは僕に、もう1年契約を延長する気持ちはあるかと尋ねて来た。しかし僕は、それが自分の将来にとってベターかどうかを考えなくてはならない。チャンピオンズリーグ決勝の後は、僕にとってすごくタフな時だった。ケガをして、それからチームでのポジションを失ってしまった。
しかし、リバプールでプレーして毎日すばらしい選手たちと練習し、すばらしい町で暮らしているのは幸せだよ。僕は自分の契約が今シーズンいっぱいで、これからについて考えなくてはならないということをわかっている。ここ数週間のうちに、座って自分のこれからのことを監督と話し合う時がやってくるだろう。
ゴールキーパーにとって、とりわけ僕の年齢の選手にとって、プレーしていないというのは難しい。自分があと何年プレーできるかはわからないけど、僕たちはそれを確かめるよ。何にでも可能性はあるけど、僕が決断をするまであと7ヶ月残されている。
これは重要な決断だ。リバプールはトップクラブであり、リバプールよりいいクラブがこれから見つけられるとは思えないから、僕はもっと小さなクラブを探さなくてはならないだろう。」
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デュデクはチームを去るんでしょうか・・・。たった1年半前のことなのに、あのファイナルを経験した選手たちがどんどんいなくなって行くのは仕方のないことでもあるんでしょうが、さびしい気がします。
今日のガラタサライ戦には、キャプテン、レイナ、ヒーピア、フィナンはチーム帯同していません。ガスリーやアンダーソン、パレッタなどの若手が代わりに帯同しているので、いつもは出場機会のない選手たちのプレーが見られそうです。相手はホームで真剣に勝ちを狙ってくるでしょうから、チャンピオンズリーグのアウェイを戦うことができれば、若い選手たちにとって貴重な経験になるでしょう。
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