サム・アラダイス監督がZoo magazineで「リバプールはプレミアで優勝できない」とコメントしましたが、ラファがそれに公式HPで反論しています。
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●サム・アラダイス監督の問題のコメント
(Liverpool Echoより)「ラファはこの仕事で非常に運がいいんだろう。もし彼がチャンピオンズリーグで2度決勝まで行かなかったら、プレミアリーグでのとてもお粗末な結果しか残らない。彼らはチャンピンズリーグでは非常に良いチームである一方で、プレミアリーグで優勝するチームはないんだ。彼らにはまだ優勝するだけのメンタリティがない。
外国人であるラファは、プレミアリーグが第一で、チャンピオンズリーグが第二であることを理解していない。」
●ラファ
(公式HP)「私は2点言いたいと思います。まず第一点、彼(アラダイス監督)は、他の監督の事について時間を無駄にするよりももっと自分の問題を抱えているはずですから、自分の仕事の方を心配するべきだと私は思います。そして第二点、彼はリバプールがスーパーカップ、FAカップ、チャンピオンズリーグで優勝し、チャンピオンズリーグ決勝にもう一度勝ち進むと同時にカーリングカップ決勝まで行き、プレミアリーグで2度3位に入っていることを忘れています。彼はおそらく、すばらしい記憶力の持ち主とは言えないようですね。」
●ジョン・オルドリッジ(Liverpool Echo)
「アレックス・ファーガソンに、チャンピオンズリーグ決勝まで勝ち進むことがどれほど大変か、聞いてみるといい。彼は首にされるべきかい?
ラファはリバプールに初めてやってきた時、不振に陥っているチームを徹底的に見直すという重い役目を任され、驚くべき仕事をやってのけている。しかしそこには刈り払うべき無用の枯れ木がたくさんあり、彼はその仕事をやりながら同時にFAカップとチャンピオンズリーグで優勝したんだ。
もちろん、リバプールはまだプレミアリーグで優勝していないが、ラファは少なくともこれから2、3年の間にはそれを成し遂げるだろう。サムは自分の仕事にしっかりと集中すべきだ。彼はプレスがどんなコメントも強調して取り上げることを知っているし、自分をそんな状況に置くべきじゃない。
しかし、サムのダブル・スタンダードは今に始まったことじゃない。彼は自分がこの国で初めてワントップシステムを導入した監督で、そのフォーメーションがボルトンで非常に成功したと主張した。事実としては、私はトランメアでそのシステムを取り入れ、我々はリーグカップの決勝とFAカップ準々決勝まで進出し、その途中でボルトンを破ったよ。サムはそのシステムに対処出来ず、結局は自分自身がそのシステムを取り入れ、ギャレス・ファレリーがロングスローを受けるという風にして使ったんだ。」
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英国人の監督に「外国人はわかっとらん」と言われるのは、フットボール母国の誇りがありますから、ある程度は仕方のないことでしょうね。ラファもそのことは重々承知の上でのコメントでしょう。ラファは普段あまり当たり障りのないことしか言わないので、こういうコメントを読むと楽しくなります(笑)。
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