「忘れたよ」byホジソン

今日のELトラブゾンスポル戦に、マスチェラーノとアッガーは負傷の影響で出場できないそうです。また、カバリエリは試合後セリエAのチェゼーナへメディカルチェックに向かいます。プレマッチ･カンファレンスでのホジソン監督のコメントです。また、シュクルテルが2014年まで契約を延長したことが発表されました。
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●ホジソン（公式HP）
「ハビエルがこのクラブを去る日までは、彼は常に私のプランの中に入っている。そして私の願い通りにできるなら、それは遠い将来のことになるだろう。しかし今の時点で彼は負傷しており、明日はプレーしない。彼は日曜に少しふくらはぎの筋肉を傷めて80分に交代し、今日ジョギングを始めたばかりだ。私たちにとっての懸念は、月曜に彼が間に合わないかもしれないということだよ。

ダニエルは脳震盪を起こし、あまり良い状態とは言えない。あの出来事から3日が経過して、彼はまだ脳震盪に悩まされており、あの試合の記憶がないんだ。私たちは、月曜のマンチェスター･シティ戦までにはそれが落ち着くことを願うのみだよ。彼が明日には間に合わないということについては疑問はなかった。
彼は今は休んでいる。今朝はクラブに来て、私は彼と話をしたんだが、今は頭痛に苦しんでいてあまり何も出来ない状態だ。新聞を読んだりTVを見るような簡単なことでも頭痛を引き起こしており、彼には安静が必要だ。こういうプレス･カンファレンスをやったら彼がどう感じるか、私にはわかるよ！

彼（ポウルセン）はスカッドに入っている。私は彼をまだチーム入りはさせなかったが、彼はスカッドに入っており、明日出場するチャンスはある。彼がフィットしていれば、いつプレーさせるかを見極めるだけだ。ユベントスで彼がプレーしたのは、親善試合の中でわずか20～25分だけだ。今はフィジカルトレーニングに多くの時間を割いており、その点に関しては他の選手たちと変わらないんだが、あまりフットボールをプレーしていないのでマッチフィットが足りないんだよ。
しかし、彼は能力のある選手だ。シャルケ、セビージャ、ユベントスでプレーし、今はリバプールだ。ここの選手たちは彼がこれまで一緒にプレーしてきたような選手たちで、彼の能力はリバプールのレベルだよ。

（カバリエリについて）これまで3年間、ディエゴはすばらしい仕事をしてくれた。彼は非常に優れたゴールキーパーであり、非常に優れた人物だ。しかし彼は、3年間毎週ぺぺのプレーを見て来て、気をつけなければ自分はゴールキープ能力を失ってしまうか、あるいはファーストチームのゴールキーパーとしてやれなくなるという危機感を抱いていることを、今シーズン私にはっきりと告げた。レギュラーでやれるクラブを見つけてここを離れたいんだと、はっきりと言ったよ。そのため、我々はカバリエリがそうだったように、ぺぺ･レイナのバックアップとなれる選手を探す仕事に着手した。
ブラッド･ジョーンズの獲得はそれが理由だよ。彼は我々がレイナのバックアップとして選んだ選手で、彼にプレッシャーを与え、そして最も重要なことは、プレーに備えていることだ。ディエゴは明日の夜の試合後、メディカルチェックのためにチェゼーナに飛ぶ。

我々はまだヨーロッパリーグのグループステージまでたどり着いていないが、もしそれに成功したら、ブラッドのような選手がある程度定期的に試合に出場できるチャンスが生まれるだろう。それはぺぺに必要な休みを与えるチャンスにもなる。しかし、まずはそこまでたどり着く必要があるね。

（バベルのヴォルフスブルク行きのうわさについて聞かれて）いや、何もない。申し訳ないが我々はうわさの領域にいるようだね。毎日どれだけ多くのストーリーが出て来て、その多くが根拠のないもので、多くが自分の選手たちに注目を集めようとする人間から出ていることは、私よりも君たちの方がよく知っている。
ライアン･バベルに関して、私たちは文書も正式なオファーも受け取っていない。彼は、ここでプレーして欲しいと私が期待している選手だよ。

（パースローがBBCに「ジョーンズ以外にも1人か2人の獲得があり得る」と発言したことについて）ブラッド･ジョーンズの件はしばらくの間管理下に置かれていたので、彼は今のスカッドにもう1人か2人加えると発言したんだと思う。我々は他のチーム同様、25人のスカッドが必要だ。プレミアリーグ、ヨーロッパリーグ、FAカップ、カーリングカップで戦うためには、25人の選手が必要だ。恐らくあと数人欲しいね。
誰かこのクラブを去る選手がいるなら、その代わりが必要だろう。我々は、代わりなしに選手を放出できるような状況にはない。もしもその選手が25人のスカッドのプランに入っているならばね。

（シュクルテルの契約延長について）とても嬉しいよ。その点に関しては、現時点では全てが非常にポジティブなようだ。私は非常に優れた選手の一団を得ている。数人を失うのではないかという恐れを抱いていたが、今ははるかに良い見通しだよ。このクラブでこれまで良い仕事をしてきた選手たちが、今もここにいてくれるのはとても嬉しいね。

（エンゴグついて）私は彼が私を驚かせたとは言わないよ。彼は、私が彼にはできると思った、やってくれるはずだと思ったようなパフォーマンスをしている。
前線の選手を判断することに関しては、二つの異なる判断があるんだ･･･コーチや選手はその選手のプレー自体を評価して判断するが、もしもその選手がゴールを決めていなければ、ファンやマスメディアなどの外部の人間は評価しない。
私はフルハムにいた時に、彼をローンで獲得しようとしたんだよ。しかしリバプールは彼をローンに出したがらず、それは実現しなかった。最終的にはステファノ・オカカを獲得したんだが、前線で力になれる選手を探していた時、われわれはダビド･エンゴグについて照会し、彼は出せないと言われたんだ。だからもちろん、私はいつも彼のことを考えていたんだよ。

今のところ彼はゴールを決めているから、庭中がバラ色に染まっている。しかし、彼がゴールを決めていなかったら庭中がバラ色というわけにはいかないかというと、そうでもないんだ･･･それでも彼は、他のいろいろなことで貢献しているかもしれない。
しかし前線の選手というのはゴールが必要で、それについて疑問の余地はない。そしてそれが出来ていれば彼らの意気は上がり、誰からも高評価を得て、自分に対して大きく自信が増すんだよ。
今の時点では、彼の状況は非常にポジティブなものだ。彼は良いプレーをして私たちのためにラインをリードする良い仕事をしてくれているばかりでなく、ゴールも決めているんだからね。

（エンゴグのゴール目標数について）1シーズンに20～25ゴールを決めるためには、50～60試合はプレーする必要がある。現時点では、私は彼にそこまで望んではいないんだ。それは、トーレスがあまりプレーしないということを意味する可能性があるからね。
ゴール数に関しては、私は彼に目標を設定していない。私が彼について設定している目標は、リバプールのファーストチームの中で、十分に良いプレーをしてくれることだ。そうなれば、もし私がフォワード1枚で行こうと思えば、彼はここまでやって来たようなプレーをしてくれるだろう。

（トーレスに関して）スポーツサイエンス部門のスタッフは、我々が彼の復帰を急ぎすぎたり、彼のフィットネスやワールドカップで負った怪我の状況を悪化させないようにと気をくだいている。我々は、彼を急いで戦いに戻して損害をこうむりたくはないんだ。しかし彼は、復帰したくてじりじりしているよ。
彼はアーセナル戦で15分間プレーし、上手く対処したと思ったよ。だから、明日の夜の試合でまたいくらかプレーし、マンチェスター･シティ戦では万全になることを私は願っているんだ。

（ジョー･コールの退場について）理想の世界では、あれを見た人間は彼を退場させるというジャッジは厳しかったという私の意見に賛同し、それに基づいてアピールがされただろうね。しかしもちろん、ルールが設定されて懲罰委員会がそういう事例を取り扱っており、アピールをするためには厳格な規約が適用される。もし我々がアピールすれば出場停止がさらに延びることを考慮し、それではさらに事態を悪化させることになるために、アピールはしないことにしたんだ。
落胆しているよ。誰でも好スタートを切りたいし、シーズンの初めには選手全員がフィットし、好調で、準備ができており、チームに起用できる状態でいて欲しいと思っている。しかしフットボールではこういうことは起きるものだ。我々は彼に関しては非常に落胆しているが、また一方で、あれは勇敢で多少無謀なチャレンジだった。彼が無理に止めにいかなくてもボールはライン際にあったのだし、彼があの選手とぶつかり合う危険を冒す必要はなかっただろう。

ぺぺは元気だよ。ゴールキーパーが自分の犯したミスに耐えられなければ、どのレベルでも決してキャリアを積むことはできない。フットボールには絶対確実なことがひとつある。もし自分がゴールキーパーならば、いつかはミスをし、チームがポイントを失うようなゴールに繋がることは起こるんだ。グローブを身に着けた者なら、それはわかっている。
優れたゴールキーパーならばそういうことはしょっちゅうは起こらないだろうし、それよりも好セーブを何度もして、チームが勝利ポイントを獲得し、人々におめでとうと言われながらフィールドを去ることの方が多いだろう。しかし、ミスを犯す日は来るんだ。
あれはもちろんミスだったが、彼はそれを良くわかっている。我々全員が彼をとても気の毒に思っているんだ。彼とチームがあれだけ良いパフォーマンスをした後で、彼は自分のミスを非常に受け入れ難く感じているからね。
しかし彼は強い精神力の持ち主であり、私に関する限り、私は彼に何も言わなかったし、彼は私に何も言わなかった。今日のトレーニングでは彼は非常に良くやっていたから、彼ができるだけ早くあのことは忘れることを願おう。私はもう忘れたよ。」

●シュクルテル（Liverpool Echo）
「すごく嬉しいよ。リバプールに来てからもう3年近くが経ち、本当にここが好きなんだ。この町が好きだし、クラブについても同じだ。これまで全てを楽しんできたから、ここにもう4年いられるというのはすばらしいね。
契約延長の話し合いを始めたのは、3ヶ月か4ヶ月前だったと思う。その時から僕は、自分がいつ実際にサインできるかということだけを考えていたよ。だからサインできて本当に嬉しい。これからは将来に目を向けられるね。

ここ2ヶ月で、クラブではたくさんのことが変わった･･･新しい監督、新しいメディカルスタッフ、新しいフィジオ･･･しかし今は、僕たちは前に目を向けなくてはならない。全員が自分たちのやれるベストの仕事をしようと努力するつもりだし、このクラブにふさわしい成功をもたらすために頑張っている。個人的には、僕はその力になれるように、出来ることは全てやるつもりだ。
選手なら誰でも、リバプールのようなクラブでプレーすることを夢見る。そして僕は、このチームの一員であることを誇りに思っている。それを長く、長く続けたい。ラファが僕をここへ連れて来て、イングランドでプレーするチャンスを与えてくれた。そのことに感謝を言わなければならない。しかし、今は僕たちには新しい監督がいる。
僕は彼と仕事をするのを楽しみにしているんだ。彼は経験豊富で、非常にプロフェッショナルな人だ。上手くいけば、僕たちはこれから成功できるだろう。全員がトロフィーを勝ち取りたいと思っているよ。」

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カバリエリは移籍がほぼ確定的のようです。ジョーンズの登録が間に合わずこの試合には出られないので、彼がベンチ入りします。今日の試合は彼のアンフィールドのラストゲームになりそうです。ピッチに立ってもらいたい気持ちはありますが、レイナの先日のミスを見て3ヶ月間実戦から遠ざかっていた影響も感じたので、来週のことを考えるとレイナでしょうか。大量得点をして試合に余裕が出来て、カバリエリが交代でピッチに立てれば拍手を受けられて最高ですが、マッチフィットネスを上げたい選手は他にもたくさんいるんですよね、うーん。

マスチェラーノの負傷欠場はカップタイド対策のような気がしないでもないですが、アッガーはちょっと大変そうです。私事ですが私も去年スキーをしていて派手にぶっ転んで、脳震盪を起こして記憶が飛びました。友人と少し話してちゃんとゲレンデを滑って降りたのに、全く記憶がありませんでした。私はその後フニャフニャになってロッジで休んでましたが、彼はピッチに立ってチェイスしたりしてましたからね、スゲー。シティ戦までには回復してもらいたいです。

今日のスタメンをこう予想してみました。

　　　　レイナ
ケリー　キャラ　キルギアコス　アウレリオ
　　　ポウルセン　ルーカス
　　マキシ　ジョー　ヨバ
　　　　バベル

そろそろバベルやアウレリオも見たいし、ジョーはリーグが休みなのでここで頑張ってもらって、アクイラーニとトーレスとパチェコを交代で。

それから移籍のニュースを一つ。ギリシャの複数のメディアが、ネメトがオリンピアコス移籍でクラブ間合意と報じています。パナシナイコスと話が進んでいたのを横からさらったそうで、ローンではなく完全移籍で、後はオリンピアコスとネメトの条件合意を残すのみと言っています。彼はリザーブにも全く使われていませんし、仕方ないのかなあ･･･非常に残念ですが、決まったら頑張ってもらいたいです。

買収のニュースも少しだけ。各紙が、話題の黄氏がブロートンの引き伸ばしに業を煮やして、「決めるか手を引くかどちらか選べ」とプレッシャーをかけていると伝えています。ブロートンはもっと高値で入札してくれるところが現れるまで待ちたい様子で、黄氏は移籍市場に資金を投入したくて急いでいると記事は伝えてます。タイムズ紙によれば、現オーナーズが4月に負債を借り替えた時の条件として、クラブ売却が1週間遅れるごとに￡2.5mの罰金が発生すると報じています。年利に直すと50%以上という、闇金並みの暴利！1週間に1人ずつブラッド･ジェームズが消えていく計算で、4月から8月末まで、合計額は￡45mになるそうです。どひぇえええー。
負債￡237m＋45mでRBSへの借金は￡282mになりますが、それ以下の金額でしかクラブが売却できなければ、その差額はオーナーズが払う約束になっているとか。こんなきつい条件でしか借り換えできなかったんですね。それでもオーナーズが少しでも売却を遅らせようと画策しているということは、今もまだどこかから素敵な王子様が現れて湯水のように金を払ってくれて、大儲けできると思っているんでしょうか、不思議です。
ブロートンはどういう判断をするでしょうね。彼が成功すれば青でありながらREDSの恩人として語り継がれるでしょうし、失敗すれば永劫の敵になるでしょう。頼むよっ！