公式HPより、ラファのコメントです。
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●ラファ
(公式HP)「明らかに今は、私たちは将来のことを考え始めなくてはなりません。私たちは成長しなくてはなりませんし、選手たちの中に新たな力を加えることになるでしょう。
プレミアリーグではまだこれから2試合がありますし、シーズンを良い結末で迎えるために、もちろん私たちはそのどちらも勝利を狙って行きます。しかし、選手全体を見て、来シーズンに向けての準備をして行くつもりです。トップにさらに迫ることは出来ましたが、私たちにはまだ新しい選手たちが必要です。私たちは作業を続ける必要がありますし、我々のスカウティング部門はしっかりとそれをやっています。あと2試合を勝利を目指して戦い、それから翌シーズンに向けてチームを強化します。
(CL準決勝について)私たち全員が落胆しています。先制点を取られた後でさえ、私たちは非常に、非常に彼らに迫っていましたからね。そして試合の30分を残してフェルナンド・トーレスが同点にした時、私たちの選手の中には信念が見えました。そしてチェルシーは、その失点の仕方で不安を感じていたのがわかりました。
そして延長戦では私たちには2つの良いチャンスがありましたが、彼らが2点目を決め、さらにすぐに3点目を決めた時、試合はほとんど終りました。私たちはもう1点を決めてチャンスを作りましたが、この試合に勝つのに十分な強さはありませんでした。時間が足りませんでしたね。
あの早い時間にシュクルテルを失ったのは痛手でした。彼はドログバを相手に良いプレーをしていましたし、私たちは非常に早い時間に交代枠を一つ使わなくてはなりませんでした。それは延長戦に影響しましたね。私たちはフレッシュな選手を投入できませんでした。
私たちが試合をコントロールしていた時間帯があり、私たちは良く組織され、何をすべきかわかっていました。しかしそれからPKで失点し、その時から全てが変わりました。そしてハムストリングの負傷でフェルナンド・トーレスを欠いたのは、さらに大きな痛手でした。
私は自分のチームを誇りに思います。彼らはヨーロッパ戦を通じて目覚しいプレーを見せて来ました。再び準決勝まで勝ち上がったのはクラブにとってすばらしいことですが、私は将来のプランを立てなくてはなりません。
結局、私は自分たちの敗退の仕方に落胆しています。ホームで1-0で勝っていた時は、私は自分たちが決勝に行けると感じていました。
決勝は五分五分の対戦だと思います。両チームとも非常に優れていますからね。準決勝にイングランドのクラブが3チーム残ったのはすばらしいことですし、それはプレミアリーグの水準がどれだけ高いかの証明です。そして、来シーズンは準決勝にイングランドのクラブが4つ入っていることも可能だと思いますよ。
トップ4の強さは目覚しいものがあります。私たちはスペインとイタリアのトップチームを破り、そして私たちはさらに強くなるでしょう。」
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準々決勝の組み合わせが違っていれば、今シーズンもおそらくラファの言うように準決勝はイングランドの4チームが入っていたのではないかと思います。考えてみればそういうレベルの中でリーグを戦わなくてはならないんですから、恐ろしいことですね(苦笑)。しかも日程は厳しいしカップ戦は多いし、セカンドグループのチームも来シーズンに向けてさらに強化して来るでしょう。
振り返って見れば、準決勝で力を見せてくれたトーレス、バベル、シュクルテルは今年の補強、MOMの働きを見せてくれたマスチェラーノもこの冬に完全移籍と、新戦力は確実にチームの力になっていますね。ラファにはがんばってもらって、今年の夏もそれに匹敵する効果的な補強をしてもらいたいと思います。で、金はあるのか?という不安はつきまといますが、おそらくこれから数週間のうちに、クラブを悩ませ続けたオーナー問題も大きく進展するのではないかと思います。
ラファのコメントでひとつ非常~~~に気になるのが、「ホームで1-0で勝っていた時は・・・」という発言です。セカンドレグのリーセには本当に頑張ってもらいたかったんですが、彼の場所は結局一つのウィークポイントになってしまいました。考えすぎだといいんですが・・・。
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