Liverpool Echo紙に掲載されたルイス・ガルシアのコメントと、ガーディアン紙に掲載された、彼についてのラファのコメントです。
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●ルイス・ガルシア
(Liverpool Echo)僕は自分が大舞台に強い人間なのがうれしいよ。僕はとてもラッキーだ。大きな試合に選ばれて、そこでたくさんのチャンスが転がり込んでくる。大きな試合で重要なゴールを決めたときには、いつでもゴールできるんだって気になるよ。
それはいつでも、重要な試合でいいゴールをあげるためには役に立つ感覚なんだ。何かにトライするための自信が満ちてくる。そしてうれしいことに、それは僕たちにとってうまく働いたよ。チェルシー戦のゴールは、僕が今まで決めた中でもベストの一つだ。
土曜日のゴールは特にうれしかったよ。その前に二つくらいチャンスを外したことを意識していたんだ。
最も満足しているのは、試合全体でチームがプレーしていたやり方だった。70分までは、僕たちは試合を支配していた。後半の最後の方はそれが変わった。チェルシーは本当にいい試合運びを始めて、ピッチの高い位置でプレスをかけてきた。でも、僕たちの守備陣はすごくいい仕事をしたよ。
ああいう種類の試合は、接戦になって勝つのが難しい。僕たちは、彼らがどんなに多くのすばらしい選手を擁しているか良くわかっている。
でも、僕たちは試合の前にたくさんの事を話し合い、きっちりと仕事をしてミスを犯さない限り、彼らを破ることができると感じていた。
あの試合は、以前僕たちがやってきたどのチェルシー戦よりも、多くのチャンスを作った。僕たちは2ゴールを決めたけど、90分を見渡してみれば、もっと得点をあげられたとわかるだろう。
チェルシー戦は大きな試合だった。でも、僕たちが決勝に出るときには、それは選手たちとサポータにとってもっと重大なものになるだろう。
僕たちは今、トロフィーを勝ち取れる大きなチャンスを迎えている。FAカップは僕たちにとって、シーズンを占う非常に重要なものだ。特に、プレミアシップとチャンピオンズリーグを勝つチャンスがなくなってしまった今はね。もし僕たちがこのカップを勝ち取ってリーグを3位で終えたら、皆、僕たちがとてもいいシーズンを送ったことに同意するだろうね。
●ラファ
(The Guardian)彼はあの通りの選手ですから、それを受け入れなくてはなりません。テネリフェで私は彼を変えようとしました。しかし、他の選手にはインサイドで良いシンプルなパスをしろと言えますが、彼はそれとは違うことが好きなんです。時々、彼は簡単にボールを失ったりしますが、ファンタスティックなゴールも決めます。監督として、彼のような選手は必要なんです。試合の流れを変えたいと思うとき、同じようなタイプの選手ばかりがいては、それはできません。彼は何かいつもと違うことをやろうとするんですよ。
彼は契約中であり、いいプレーをしていていいゴールを決めています。彼はここで幸せだと思いますよ。彼がボールを失ってサポーターたちをがっかりさせたという話を時々耳にするかもしれませんが、彼は変化をつけようとし続けているんです。
かれは挑戦することを決して恐れません。何かがうまくいかないとしても、彼は再び挑戦をするんです。
大舞台であるほど調子を上げるというガルシアの才能は、すでにリバプールにとって満足のいくように証明されてきました。昨年は、チャンピオンズリーグ準々決勝でユベントスを破る助けとなった目の覚めるようなボレー、そして準決勝チェルシー戦でのウィニングゴールがありました。今シーズンは、彼はリバプールですでに11ゴールをあげています。
彼はテネリフェで私の元で左のウィンガーとしてプレーし、16ゴールをあげ、その後、アトレティコ・マドリーでも同じ事をしました。彼はいつでもゴールを決め、そして昨年はイングランドで13点を記録しました。彼は時々非常にいい試合をする。ボールを失わずにね。しかし、もしある選手がなにか試合に変化をつけようとするならば、そこに少々のリスクがあっても、それを受け入れなくてはなりません。
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「大舞台に強い」いうのは、チーム中が認めていることなんでしょうか。自分できっぱりと言い切っているところがらしいです。ラファのコメントは「まあルイガルだから」という感じですね。
キャプテンも数日前に似たようなことを言ってました(笑)。
おそらくラファは、事前に綿密なゲームプランを立て、きっちりと決まりごとを作って試合に挑む監督でしょう。そんな彼が、ある意味何をするかわからない意外性を持つルイガルを、貴重な選手と考えて認めているところがおもしろい。そんなルイガルの特徴が最も強烈に出ていたのは、リバプールの試合ではなく、昨年のスペイン代表でのプレーオフ、対スロバキア戦でした。ルイガルは5得点中4点に絡んだばかりでなく、失点にも絡むというものすごいパフォーマンスを見せました。
それにしても、もうお子さんは2歳にはなっていると思うのですが、彼はいつまであの指しゃぶりパフォーマンスを続けるんだろう。
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