ファイナルに向けて、Daily Mailよりマスチェラーノのコメントです。
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●マスチェラーノ
(Daily Mail)「多くの人が言うように、カカは現時点で世界最高の選手だ。決勝での彼は僕たちにとって非常に危険な存在になるだろう。彼は間違いなくミランで最も重要な選手だよ。ユナイテッド戦で彼はそれを証明したし、今シーズンのチャンピオンズリーグで彼は現在得点王だからね。そのことは、彼に注意を払うことがどれだけ重要かを物語っている。
彼がミランの唯一のすばらしい選手というわけではなく、僕たちは彼らを封じ込めると同時に、どうやって彼らにダメージを与えるかを考えなくてはならない。事前に対策を立てて、ミランに何か心配事を与えなくてはね。でももし僕の仕事がカカを止めることなら、その責任を引き受けられるのがとても嬉しいよ。世界中の選手が、こういう機会とチャレンジを待ち望んでいるんだ。
クラブとして世界最高の大舞台をあと数日に控えて今この時を迎えている、それは小さな子供のときから夢見ていたことだ。今シーズンの僕のキャリアに起こったことを振り返ってみれば、ほとんど信じられない感じだね。まさか自分のシーズンがこんな風に終るなんて、想像すらできなかった。チャンピオンズリーグの決勝でプレーすることなんか心をよぎりもしなかった。全くできなかったよ。
このシーズンは、僕にとって本当に不思議な経験だったよ。シーズンの初めには、僕は残留争いにもがくチームに所属していた。それだけでなく、試合のメンバーにさえ選ばれなかったんだ。それから出し抜けにこのチャンスがやって来て、ここで僕はヨーロピアンカップの決勝に加わるための準備をしている。超現実的っていうのがもっともふさわしい言葉なんじゃないかな。
僕は、僕にヨーロッパでプレーするチャンスのドアを開けてくれたウェスト・ハムに常に感謝の気持ちを持っているよ。もしウェスト・ハムがそうしてくれなかったら、今ここでリバプールにいて特別な瞬間を楽しんでいることはなかっただろう。でも3ヶ月間ここにいて、僕はアップトン・パークでの5ヶ月間よりもずっと多くフットボールをしたよ。だからあそこを去るという僕の決断が正しかったことに、疑問の余地はない。リバプールは僕が着いたとたんにホームにいるような気持ちにさせてくれたし、今はチャンピオンズリーグの決勝でプレーするチャンスを与えてくれているなんて、信じられないようなすごい展開だ。
彼(ラファ)は今シーズンの僕の復活にとって決定的だったよ。まさに決定的だった。僕はウェスト・ハムで悶々とした日を過ごしていて、何ヶ月も試合に出ていなかった。そんな中で彼がやって来て、僕にとても大きな信頼を示してくれた。彼は既に僕にすばらしい影響を及ぼしてくれたし、自分への自信を取り戻させてくれたんだ。
監督が自分を信頼してくれているのを知るというのは、本当に価値あることだよ。僕はそのおかげで今はずっと自信を増している・・・そして、6度目のヨーロピアンカップを獲得寸前のチームにいるんだからね。その一端が担えてすごくラッキーだし、僕たちがそれに挑戦するための自分の責任を喜んで引き受ける。
アテネは僕にとって特別な場所なんだ。2004年のオリンピックで、アルゼンチンがパラグアイを1-0で下して、僕が初めて金メダルを獲得した場所なんだよ。その時の金メダルは、アルゼンチンの両親の家に保管してある。彼らは僕が今までキャリアの中で獲得したものを全て保管しているんだけど、この試合の後で、そのコレクションの中にもう一つ優勝メダルを加えられることだけを僕は願っているよ。」
●アラン・カービッシュリー(ウェスト・ハム監督/
Liverpool Echo)
「私がクリスマスに監督としてやって来た時、マスチェラーノは床にうずくまっていた。テベスの方は試合に出始めていてちょっと光が差していたから、もう少し元気だったね。マスチェラーノはそうではなかった。
移籍のチャンスが彼に訪れ、それは誰にとっても最大の利益となったよ。彼はものすごい期待と共にこのクラブにやって来て、それはうまく働かなかった。フットボールというのはそういうものだ。そういうことは常に起こっており、彼ら二人にとってなじむのが難しかった。
彼は出て行って今チャンスを握っており、おそらく彼はいつの日か振り返ってありがとうと言うだろう。」
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もうありがとうと言っていますよ、カービッシュリーさん。辛かったシーズンを最高の喜びで締めくくれるように、マスチェラーノ頑張れ!そしてアテネを彼にとって最高に縁起のいい場所にしてください。
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