バリーの移籍について、オニール監督がコメントをしています。
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●オニール監督
(Birmingham Mail)「ファンはもちろん非常に不安に思っているし、我々全員が心配している。我々は彼を残留させたいし、有利な材料も持っている。
我々は誰もが満足する解決を望んでおり、このフットボールクラブに不満な選手をキープするというのは、最もやりたくないことだ。しかしその反面、ギャレス・バリーはアストン・ヴィラでの不満を表明したことはない。
物事は全く宙に浮いている状態で、会長と私の一番の目的は、彼をこのフットボールクラブに残留させることだ。私たちがやろうとしているのはそれだよ。人にその契約を全うさせることもできるが、基本的には我々はこのこと全てに円満な解決を望んでいるし、アストン・ヴィラにとって良い解決が出来るとまだ期待している。
もちろん、何事もあっという間に変わり得るし、私は決して自信過剰にはなっていない。しかしファンに向かって言いたいのは、我々は全力を尽くしているし、それを続けるということだ。私たちが真剣だということをギャレスに示したい。
私はギャレスト話をしたが、状況は同じままだ・・・アストン・ヴィラの全員が、彼が留まることを非常に強く願っている。もちろん、彼は自分のキャリアの大きな段階にいる。彼は27歳であり、ここにほとんど10年間在籍している。彼は功労者であり、彼がクラブは成長を続けていると思っているなら、我々は当然彼を引き止めたい。
彼にはまだ2年間の契約が残っており、リバプールはそこにオファーを申し込んで来た。そう、オファーと呼べるものかどうかも議論の余地がある。
ギャリーはこのクラブが進歩しているのを見ていると思う・・・それを毎日のようにね。彼は、自分がクラブにどれだけ評価されているかを知っている。それは重要なものであり、見逃せないものだ。
私は、キャリアというものが限られた時間であり、その中で出来る限りのものを得たいという気持ちは理解している。
ギャレスはアストン・ビラでのレギュラーなプレーでイングランド代表に選ばれ、現時点で彼がアストン・ヴィラでプレーしていることは、彼のイングランド代表の位置を危険にさらしてはいない。率直に言って、ファビオ・カペッロは彼を信頼するためにチャンピオンズリーグでのプレーを見る必要はないんだ。
彼は2年前にもほとんど移籍ということがあったが、留ったし、過去を振り返ってはいない。それは忘れ去られるべきではないものだ。あの時彼は岐路に立っており、起きたことに幻滅を感じていた。しかしランディ(※オーナー)がこのフットボールクラブに来たことが大いに元気づけたよ。
私が最初に片付けなくてはならなかったのは、ギャレスの将来だった。彼はこのフットボールクラブにコミットしており、彼がこれまでプレーしてきた最高のフットボールを見せてくれたよ。それは彼の功績であり、私はそれを続けていけると思っている。もし彼が同じ調子を持続してくれれば、アストン・ヴィラに何が起ころうと、ギャレスはこれからの2シーズンでとにかく最高のレベルでのプレーが出来るだろう。だから、例え我々が望んだような種類の進歩ができないとしても、彼は将来に別の選択肢があるかもしれない。
ここで約束されていることは非常に明確だ。我々は16位から11位になり、そして6位だ。リーグの中で最も小さな選手団だが、それを改善しようと必死になっている。
我々は、自分たちの最高の選手を失ってスタートすることは全く望んでいない。我々にとって進歩して行く唯一の道は、彼を残留させるために全力を尽くすことで始まる。
ギャレスは、新聞で報道されていることにも関わらず、アストン・ヴィラで不満を表明したことは決してない。観客は彼を愛しており、それは彼のパフォーマンスが培ったものだよ。」
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こういうコメントを読むにつれ、ますます複雑な気持ちになります・・・。以前にも移籍かという話はあったんですね。オニール監督は「ヴィラでプレーしていることとイングランド代表選出に関係はない」と言っていますが、キャプテンよりも早くA代表に選出されていた彼が、ここまで代表から遠ざかっていたのは、ビッグクラブに在籍していなかったことと全く関係がないとは思いません。難しいですね・・・。
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