チューリッヒで開催された、FIFA年間最優秀選手の表彰式に出席していたトーレスが語ったコメントです。
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●トーレス
(FIFA.com)「昨年はすばらしい年だったけど、正直言って予想外でもあったね。新しいクラブ、新しい国に移ったばかりで、1年目はそこに慣れる期間になるだろうと思っていたんだ。でも、僕はゴールを決め始めて重要な役割を担うことが出来た。そしてクラブではタイトルを獲得できなかったけど、おそらくは最も困難な課題とも言えたEURO2008では、代表チームで大成功を収めた。それは埋め合わせになったよ。
準々決勝という壁を乗り越えられたことが、僕たちにとって決定的だった。その相手が、いつも僕たちを破っていたイタリアだったから余計にだったね。その後のもう一つの最強チームが相手だった決勝、それは忘れられない試合だ。でも準々決勝を勝ち抜いたことが、僕たちに必要な自信を与えてくれたんだ。
(スペインの成功の理由を問われて)最も重要なことは、一つのグループとして作り上げられていたことだ。チームの中では、ドレッシングルームの中に問題を抱えていたり、スターティングイレブンに入らなければ不満だと感じる選手がいることがよくある。このチームに関しては全く正反対だったよ。僕たち全員が自分たちの役割を理解していて、それが基礎となっていた。さらに言えば、それは新監督のデル・ボスケの元でも変わっていない。
(
テレグラフ紙より、現在のリーグ戦について)第一に、ユナイテッドは未消化試合を二つ残している。もしも彼らがその両方に勝ったら、リーグの首位に上がることになる。彼らのチームの能力を持ってすれば、それは十分に可能だ。
彼らの擁する選手たちのその能力に、僕たちは完全に敬意を持っている。彼らの大勢が世界最高クラスだ。彼らは明らかにリーグタイトルの有力候補だよ。僕たちは彼らと競い合い、彼らを上回ってフィニッシュするために懸命に努力をしている。そしてそれを達成するために順調に進んでいるよ。
僕たちはチャンスだとわかっている。これから僕たちにはオールド・トラフォードでの試合があり、アーセナルとチェルシーとはホームで対戦することになる。この間のようなポイントを落とすことはもうできない。ユナイテッドは、チェルシーとリバプールと同じようにチャンスがあると思う。僕たちは最後まで戦わなくてはならないし、どうなるか見守るつもりだ。プレミアリーグ優勝の可能性のあるチームはわずかで、僕たちは今年チャンピオンになれる。
オールド・トラフォードでの試合がタイトルを決めると思う。僕たちが期待しているように全てが進めば、今と同じようなポジションでその試合に挑めるだろう。ここ数年リバプールがうまくうやれていないグラウンドで、僕たちは自分たちのプレーをして結果を出さなくてはならない。
監督たちの発言については、ピッチの外で彼らが演じているリーグだよ。それは彼ら自身のことで、その真意は僕にはわからない。だから言えることはあまりないね。
リーグタイトルから19年も遠ざかっていて、町とファンにとってそれがどれほど重要なものか、僕はわかっているよ。着いたその日から、リーグ優勝が最も重要な戦いで、それがチャンピオンズリーグさえ上回っているというのははっきりとしていた。僕たちがすばらしいチャンスを迎えているというのはわかっている。今年優勝を果たすために、僕たちはマンチェスター(ユナイテッド)とチェルシーと戦っている。その2チームと同じように僕たちにはチャンスがある。最後までファイトし、これまで長い間遠ざかっていたこのタイトルを最終的にはクラブにもたらすために、そしてイングランドで最多優勝のチームであり続けるために、僕たちは戦うつもりだ。」
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FIFA年間最優秀選手に選ばれたのは、予想通りロナウドでした。トーレスは3位、2位はメッシで、
カカとシャビは同数で4位。4位がカカ、5位がチャビでした。3位まではバロンドールと同じ、これも大方の予想通りでしょう。
トーレスにはこれからの活躍に大いに期待したいですね!「一番ゴールしたい相手はユナイテッド」と以前に答えていましたから、オールド・トラフォードの試合ではぜひ、彼に決勝点を挙げてもらいたいと思います。
(追記)正式な獲得ポイント数です。
ロナウド・・・935pt メッシ・・・678pt トーレス・・・203pt
カカ・・・183pt チャビ・・・155pt
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