「値段はつけた」byオニール監督

ヴィラはバリーの移籍についての発言について2週間の罰金（およそ8万ポンド）を課し、なおかつトレーニングとクラブ施設への出入りを禁止したと報じられています。これによって、来週からのチームのスイス合宿にも彼は帯同しないと言われています。この件でオニール監督がヴィラの公式サイトにコメントをしています。
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●オニール監督（ヴィラ公式HP）
「我々は、彼が我々と共にやるつもりがなく、リバプールに行くと気持ちを決めていることに本当に落胆している。
話して話して話し合うことはできるが、肝心だったのは、トリニダード･トバゴでのイングランド代表戦から彼が帰って来た時に、私に自分は去りたいと言ったことだった。
誰かがフットボールクラブを去りたいと言ったら、それについてできることはそう多くはない。我々はその数週間前にもランディ（ラーナー）、私、ギャレス、彼の代理人で会合を持ち、彼は、チャンピオンズリーグでのフットボールが彼の望むものだと語った。

我々が彼を引き止めるために最大限の努力をしていないという認識については、私は残念ながら、完全に、徹底的に同意できない。一体全体どういうわけで、我々がこのフットボールクラブを成長させようとしている時に、その最高の選手をキープしたくない理由があるというんだ？
我々は着実に成長を続けて来たと思うし、リーグで16位から11位、6位へと順位を上げて来た。今シーズンはそこからさらに上げて行くつもりだ。だから望んでいるのは、最高の選手たちをキープしたいということだ。

しかしギャレスは自分の立場をはっきりとさせており、それならば話は単純だ。我々は彼に評価額をつけ、リバプールは現時点で彼に違う値段をつけている。それはつまり手詰まりということで、それ以外の何物でもない。

ギャレスは自分が移籍したいということを強調しているし、もしもリバプールが来て値段が合えば、彼は移籍するだろう。ギャレスが自分はリバプールに行きたいとはっきり言った6月の初めから、そういう状況だ。
我々は彼に評価額を設定した。この値段は多くの単純な事実、特に彼が実際に一流の選手であるという事実にに基づいたものだ。」

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ヴィラが生え抜きのキャプテンを手放すということがクラブやファンにとってどれほど辛いか、それを思うと複雑な気持ちでしたが、ことここまで来るに及んで気持ちが変わりました。オニール監督、一体何をやっているんだと。バリーを引き止めたいと必死なのか、もう単に鬱憤晴らしをしたいだけなのか、わからなくなりました。クラブがバリーに背を向け、ファンも彼に背を向け、ずっとあのクラブのために戦ってキャプテンの重圧を負って来た選手をここまで追い込んで、彼は一体何がしたいんでしょうか･･･。￡18mという法外な値段をつけてどうしても売りたくないなら、最初から公にぺらぺら発言するようなことは止めて、ただ断ればいいだけの話です。
アロンソの移籍の話もきっと水面下ではクラブ間や選手間でいろいろな交渉がされているんでしょうが、少なくともリバプール側からは全く話が漏れていません。それが当たり前です。どんな風に結果が出ても、それが一番選手を守る方法だからです。オニールさんは好きな監督でしたし、とても良いチームを作っていると思っていましたが、見損ないました。罰金はともかく選手を練習させないって、それがフットボーラーにとってどれほど苦しいことか、彼は分かっているはずだと思うんですが。本当に合宿にも参加させない気なんでしょうか、だとしたら信じられない。
うーん、あんまり腹が立ったので長々書いてしまいました。