Liverpool Daily Postより、来季に向けてのルーカスのコメントです。
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●ルーカス
(Liverpool Daily Post)「今シーズンは僕はいくらか体重が増えたよ。そのことは、イングランドで要求されるプレーに備えるための力になった。ここに来た時から4キロ増えたんだ。それは大きいよ。
正直に告白すると、最初のシーズンには、僕はフィジカルな試合に関して問題を抱えていたんだ。このシーズンに体重が増えたことで、僕は誰が相手でもフィジカルなチャレンジができると感じているし、ブラジルでやっていたように、ボックスからボックスへ走るようなプレーができると感じているよ。
イングランドで最高のプレーが出来るような体が作れるまで、おそらく18ヶ月がかかったね。でも今はそれが出来あがったと感じているし、リバプールでの自分のこれからの展望にワクワクしているんだ。
昨シーズンはブラジル代表でオリンピックに出場していたから、僕はリバプールでのプレシーズンのかなりの部分に加われなかった。僕はプレシーズンをスタートし、それからオリンピックに出て、クラブに戻って来た時には追いつくのは厳しかった。仲間たちみんなが一緒にやっていた重要なトレーニングのかなりの部分を、僕は逃してしまった。
来シーズンはプレシーズンのプログラムを全部ここでやれるだろうし、僕たちが8月にまた戦いを始める時に、それが僕の能力を最大限に発揮する助けになると信じているよ。夏の休暇を楽しむつもりだけど、僕はもう、自分が戻って来て次のシーズンはもっと良い選手になることを考えているんだ。
選手個人として、僕は自分が今シーズンはさらに成長できたと感じているよ。はっきりとね。やれるはずの100%の力を発揮できなかったかもしれないと感じるような、そういう悪い日は仕事をしていれば誰にでもある。僕にもそういう日はあったよ。もちろん、僕たち誰でもそういう時はあるんだ。でも、それを経験することで、僕は精神的に、肉体的に成長した。
今シーズンは自分自身のことを教えてくれたシーズンだったと思う。1年間に渡って、僕は観客に非難されて来た。それは、自分の周りで起こっている雑音に惑わされずに、自分のフットボールに集中することの重要性を教えてくれたよ。厳しい時もあったけど、長い目で見ればそういうこと全てが僕の力になるだろう。
僕は、このチームの中でプレーしている自分の能力をわかっていた。最も困難な時であってもね。監督と選手たちの信頼を得ていたし、一部のサポーターは信頼してくれなくても、他のサポーターたちは僕を支持してくれていることも知っていたよ。
精神的に、僕はさらに強い選手になった。厳しい時を経験し、それに良く対処して反対側にくぐり抜けた。
人々を沈黙させてやろうと頭を悩ませることはなかったよ。フットボールでは批判というのはつきものだけど、そういう時もとにかくひたすら努力を続けるだけだ。そして上手くいけば、良いプレーをして、一生懸命努力をして常にベストを尽くしている姿を見て、人はこっち側に味方してくれるようになるんだ。
僕の思うところでは、来シーズンはリバプールでの僕のベストシーズンになるだろう。今は、フィジカル的にも精神的にも、自分がリバプールで今まで感じて来たよりもさらに成長したと思う。」
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アンフィールドで受けたブーイングには彼は相当こたえていたと思うので、この前向きなコメントは本当にうれしいし、気持ちの強い選手だなと思います。プレミアのCMFは要求されることが大きいですからね・・・増してや比較されるのはワールドクラスばかり。その中で今季は本当によくやっていたと思うし、来季はもっと彼らしいカラーを見せてくれることを期待しています。ピッチ中をカバーし、ボールの出し手になるだけではなく、機を見て積極的にボックス内に走りこんで受け手にもなれるというプレーが見たいです。
フィジカルに自信が増したというのはいいことです。しかし危ない位置での不用意なファールには時々ひやっとさせられるので、そこは改善して欲しいですね。まあキャプテンの若かりし頃はもっとひやひやしましたからねえ(笑)。来季の彼の飛躍に期待しましょう。
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